「ヒゲ剃り」と「経営」との関係について。

今年に入って、2ヶ月弱が経過しようとしている。生まれてこのかた33年間、僕は怠惰な生活をしている。夜更かしをして、朝は起きるのが遅い。多分、これはやめれない。やめれないことはわかっていた。だから、大学のころ「僕は絶対に社会人として成立しない」と判断し就職することをやめた。

もともと、身内親戚に会社員と呼ばれる人たちがほとんどいなかったので、会社員というものがどういうものかもよくわからなかった。というのももう一つの理由ではあるが。

そして、今日書きたいのは「ヒゲ」の話だ。どうでもいい「ヒゲ」の話。ヒゲが生え始めるのは何歳くらいだろうか?中学校くらいからか?あんまり覚えてない。しかし、高校生くらいからわりとヒゲを剃るということをやり出すのか。覚えていない。

僕は1ヶ月連続でヒゲを剃ったという経験を生まれて33年間したことがなかった。しかし、個人的には個人ギネスに位置付けていいだろう、今年は1月1日からこの2月21日まで欠かさずヒゲを剃った。不思議だ。こんな日々が訪れることであろうことを想像すらしておらず、夢にも思っていなかった。きたる2月21日、約50日ぶりに、今日はヒゲを剃らなかった。気持ちがわるい。

なぜヒゲを毎日剃るようになったのか?その理由をどうでもいいが探ってみようと思う。これは、仕事と大きく関係していると思われる。僕個人の主観的な出来事だが、なるべく客観的に考察してみようと思う。二重人格のようなもので、無意識的にそういう行為をした自分と、なんでそれをしたのか?問いている客観的なフワフワとんでいて、自分を見てる自分がいる。

僕は、仕事としてプレイヤーの第一線を退いた。残念なことに。うなぎの寝床においては。それが大きく影響している。うなぎの寝床は20人弱の体制になっていて、今いろんな業務を行っている。そして1月、2月は、佐賀県庁と一緒に取り組んだニューノーマルという、途方もなく工数がかかった事業の大詰めを迎えていた。大詰めを迎えていたにも関わらず、僕は仕事として入り込める状況ではなかった。リパブリック、そしてうなぎのなべさん、先崎さんが、ガンガンスパートをかけてやっていて、僕は本当はプレイヤー側なんだけど、担当レベルのものがそう多くなく、手持ち無沙汰な状況があった。不安にかられ、朝起きても、自分でどうすることもできない。みんなを信頼して、不安にかられながら寝て、起きたら、不安にかられるしかない。信じるしかない。信じるものは救われる。まさにそういう思いだ。

そこで、朝起きても、やることがないから「よし、身なりだけでもタダそう!」そういう気分になり、とりあえずヒゲを剃る。うん、結論に至った。そういうわけで50日間くらいヒゲを剃ることとなったのだ。

そして、ニューノーマルの事業がひと段落して、バイクの事業や新しい事業が進み始めた。そこでは、僕は全力のプレイヤーだ。経営側でありながら、新規事業に関しては、僕は全力でプレイヤー。ガンガンやろうぜタイプなので、作業をひたすらやりはじめる。そしたら、寝ても覚めても作業がたくさん出てくる。すると、ヒゲを剃らなくなる。そう、その多分切り替えポイントの日が今日だったのだろう。

昨日朝の5時くらいまで作業したり、いろいろリサーチしたりして11時に起きると、「やべ!作業しなきゃ!」とヨーグルトだけ食べて、作業に戻る。そして、今僕のヒゲは1日分綺麗に伸びている。

よく、テレビを見て大企業の社長なんかが、朝だったり、きちんと起きて、運動をして会社に出勤するなんていう場面を見る。この気持ちが半分わかったような気がした。でも、僕はまだまだプレイヤー。もちろんちゃんとヒゲは剃った方がいいし、運動もした方がいい。でも、まだまだガンガンプレーも続けないといけない。

判断は判断でしながら、30代はプレイヤーとしてやれることを全力でやってみる。うん、そうしよう。

今日は「ヒゲ剃り」と「経営者」と「プレイヤー」の関係について書いてみました。終わり。

本質的な地域文化の継承を。