#17 181031 寒くなってきた。

朝起きると、だいぶ冷えてきた。午前中は佐賀で打ち合わせを行い、妻と昼ご飯を食べる。妻は風邪をひいたようで辛そうだ。この何日か熱が出たりひいたりを繰り返している。僕は風邪がうつる可能性があると不安になり、無下に長い運動をしたくなる。おそらく風邪のウイルス自体は仕方ないから、自分の免疫を上げる方向に持っていった方がいいんじゃないか?という考えだ。しっかり食べて、寝て、運動する。これにつきる。

日々、考えて決断しなければならないことは多い。でも、ギリギリまで決めたくないという欲求はある。でも、選択肢が出てきて、決めなければいけない状況になれば決める。選択肢から僕がつくらなければならない状況になれば、結構時間がかかる。それが最近はわかってきた。自分で選択肢をつくるのであれば、しっかりとリサーチをして、結論を出したい。できれば自分が締め切りまでは掘り下げ続けて、その中での答えを出したい。掘り下げることに対して限界はないので、そこが問題だ。

しかし、提案されたものに対してAですか?Bですか?ということに対しては、そのAもBも伝わるものになっていたら、どちらかに決めることはそこまで難しくない。問題は、AもBも、伝わらないという状態の時は、思考のところからまた議論をしなおさなければならないということだ。でも、その思考とリサーチの部分があって、はじめて議論が生まれて解釈が生まれる。

その解釈の独自性が、表現になり、社会に対して新鮮な提案になる。この思考の掘り下げの部分をおそろかにする人は多い。そして、議論を途中でやめてしまう人は多い。結論を急ぐことも多い。

もちろん、結論をパンパン出していくことは必要だが、それが有益かどうか?という思考は常にいると思っている。それが有益かどうか?は、思考の深さに裏付けられると僕は信じている。たまに感覚でパンと本質を居抜き、有益なものを出せる人もいるが、それは天才である。天才は天才で素晴らしい。しかし、僕らはそうではないから、思考し続けて、議論し続けて、泥臭くやるしかない。

今日は打ち合わせを4件。いい打ち合わせだった。社会労務士さんと会社のことを整える議論をして、いろんな規則を確定させる。うなぎメンバーと情報発信について、来年からやり方を変えようという議論をする。これもだいたい決まった。あとは法律的な保守について議論し、これも方向性が決まった。そして、来年度予算と、この久留米絣の産地の未来について、通りすがりのおじさんと議論。来年から産地にどれくらいコミットしていくのか?それぞれどういうマインドで取り組むべきか?という在り方にたいしての議論を行った。

どれも、地味な議論だ。仕事に華やかなことなんて1つもない。楽しいことも僕にとってはあまりない。でも、地域文化にとって、社会にとってはプラスになることが、僕にとっては与えられた仕事なんだろう。でも、これは慈善事業ではない。たまに行政の出先みたいに思われるけど、100パーセント自己資金の民間事業である。自分たちの利益も追求していくことが、産地の作り手の、利益にもなっていく。

そして、健全な競争関係にある必要がある。他者を認めながら、自分たちなりの道を探っていく必要がある。そこをつきつめて考え続けたいなと思った日だった。

考え事が増えると、ピザポテトとくるみを食べたくなるので、八女まで往復する道中で買ってしまう。そして、その食べた分は運動でしょうかせねばとなる。一年に何回かこういう僕にとっては負の循環が流れる。でも、仕方ないか。そういう時期もある。しっかり動いて寝てを行えば、解消されるであろう。

課題はもちろんたくさん。1日にやれることも限度がある。しっかり思考してやろう。週末は繊維会議。全国から繊維関係の方々が60名ほど集まって会議を行う。もうサミット状態だ。カオスで楽しみだな。おわり。白水

本質的な地域文化の継承を。