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【旧寺崎邸】 洗えない?いや洗わない「羊羊特集」

気負うことなく付き合える
ウールと過ごすあたたかな冬

冬に着てあったか楽しいウールのセーターやコート。
これからの季節に重宝する必需品の一つですが、お家で洗濯しづらかったりと、どこかウールと付き合っていくことは面倒なことと嫌遠されがちな気がします。

しかし!実はそんなことはないんだと声を大にして言いたい!そんな気持ちで特集を準備しました。洗濯しづらいとされるウールは、実際のところ「頻繁に洗わなくてもいい」素材なのです。今回は、そんなウールの"あたたかいだけじゃない"様々な特性について触れていこうと思います。

この期間、うなぎの寝床 旧寺崎邸には、生活にまつわるウール製品が大集合!
blanketの産地直送の「コート」や、新規取扱の南出メリヤスの「セーター」、堀田カーペットの通年使える「ラグ」など、多種多様、"羊羊(ようよう)”なラインナップをご紹介します。冬のご準備に、ぜひお立ち寄りください。

「ウール」のもの オンラインショップ商品一覧はこちら


洗えない?いや洗わない「羊羊特集」
2023年 11/3(金・祝)〜 11/13(月

うなぎの寝床 旧寺崎邸
営業 11:00〜17:00
休み 火、水(祝日営業)
住所 福岡県八女市本町327(会場アクセス


汚れにくくて、ニオイにくい
ウールのヒミツ3選

ウールを頻繁に洗わなくてもいい理由は、汚れにくく、ニオイがつきにくいためです。そしてその特徴は、ウール繊維の性質に由来します。

① 汚れは弾いて、臭いは吸着

ウール繊維には、「スケール」と呼ばれるウロコ状の表皮があります。このスケールの表面は疎水性があるため、水を弾き、汚れが付きにくいという性質があります。一方、スケール同士の隙間には水が通ることのできない小さな隙間があります。その隙間からより小さな水蒸気やニオイ分子を吸い取り、繊維内部に吸収する働きがあります。このとき、繊維に含まれるアミノ酸がアンモニア(尿)、アセトアルデヒド(タバコなど)の悪臭成分と結合し、臭いを中和します。

② 洗濯でニオイリセット

ウールが閉じ込めたニオイ分子は、洗濯の際に繊維内部から一気に排出することができます。そのため、洗濯後はコットンや合成繊維に比べてニオイが残りにくいです。

③ 高吸湿で菌の発生を抑制、汗や体臭もさっぱり

水を弾き、湿気は吸い取るというスケールの働きから、ウールは吸湿性に優れています(その吸湿力はコットンの約2倍、ポリエステルの約40倍と言われています)。そのため蒸れを素早く取り除き、菌が繁殖しづらくなり、汗臭さの原因物質の発生を防ぐことにつながります。

ーーー

以上の特性から、ウールは汚れにくくてニオイにくい素材と言え、何日も洗濯できない登山用のインナーやソックスなどとしてもウール製品は広く親しまれています。もちろん日頃のお手入れが全くいらないというわけではありませんが、思っている以上に気負うことなく向き合える素材なんだと思います。今回の特集を通して、適度に肩の力を抜きながら生活の中でウールと付き合ってもらえるきっかけになると嬉しいです。

<商品ラインナップ(一部)>

大鹿株式会社「blanket」
南出メリヤス「naru」(店頭販売)
堀田カーペット「WOOLTILE」(店頭受注販売)

<UNA PRODUCTSも”羊羊”あります>

MONPE 尾州(再生ウール)
KATA-KNIT
久留米絣のためのくくり糸帽子 モヘヤ混

洗えない?いや洗わない「羊羊特集」
2023年 11/3(金・祝)〜 11/13(月)
うなぎの寝床 旧寺崎邸
営業 11:00〜17:00
休み 火、水(祝日営業)
住所 福岡県八女市本町327(会場アクセス

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