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ずっと側にいて欲しい思い

またいなくなってしまった…
勝手に決めて連れて行ってしまった。
くーにる🐱…くーたんに似てるから「くーにぃ」と呼んでた。

もらい手が決まってない話を義姉にしていた。
その所為もあってか…実家に遊びに来た義母の友達が
“可愛い可愛い”と盛り上がりその場で話が進み
「連れて行っていいよ」となり本当に連れて行ってしまった。
私達に断り無く「チビ虎ちゃんもらわれていきました」だけのLINE。

くーにるは、然るべき信頼できる方にもらって欲しい
いないなら、私達の側にいて欲しいと思っていた。
お別れも出来ず、里親に伝えたいことも言えず…
こんな別れがあっていいのだろうか?

チャイが無事に出産できるように実家に迎え守ってきた
4/10に出産して10日後に見せてくれた。
私達を信じてくれたチャイが愛おしいと思った。
白い赤ちゃん(ハク)は、すぐに友達が欲しいと言ってくれたので
離乳食になったら迎えてもらうと決まってる。

キジトラのラオ(とら王)は、全てが美しくバランスの好い
多分1番お兄ちゃんだったであろう…
1番元気だったのに生後35日で逝ってしまった。
猫風邪ひいて環境もその時点では、悪かったのだ…

私達は、何もわかっていなかった。
良かれと思う最大の勘違いで生き物の命を粗末にしたのだ。
それを教えてくれたのは、いんやま動物病院の伊藤先生。
チャイの妊娠は、止められたはずなのに放置したことが根源。
何かしら病気を持って生まれてきたかも知れない子猫達…
ラオは、生き切れなかった…辛かったこともわからなかった。
「この仔は、そう云う仔かも知れない。」
先生は、判っていたのだろう…
診てもらった夕方に逝ってしまった。
大きく息を吸ってニャーンと云って…

話は、少しややこしい…
外猫に餌をあげてるのは、今に始まったことじゃ無い。
餌を与えても家屋には、入れないとしてる義母に反して
勝手なコトしてるのは自分達と云われるかも知れない。
「早く何処かに連れて行け」と義母は云う
そんな言葉は、心が傷む。

2019年暮れに近い時期
町が野良猫の矯正手術を行う為に集落の猫を捕獲した。
秋頃、産まれた3〜4ヶ月の猫達も手術された。
実家に来る外猫は、子猫も含めて7匹…

数日後、帰ってきた。
チャイが一番最初に帰ってきた。
見るとサクラ耳じゃない“小さすぎて手術出来なかった”
猫達が入れられてるゲージは、糞尿まみれで汚かった。
役場の方々だって好んでこの仕事をしてるわけじゃないだろう…
でも、こんなに汚いところに詰め込まれたら返って病気になってしまう。
その所為か…
チャイの姉妹のノアルは、12月末に風邪を拗らせ逝ってしまった。
縁側で「中に入れて…」と私達に助けを求めてる様な仕草、
弱っていく彼女に手を差し伸べなかった。
もうダメかも知れないと感じた日に家に入れて看病したって手遅れ
見送る事しか出来無い…深夜3時に逝ってしまった。
もっと早く家の中にいたら助けられたかもしれないのに…

私も夫も後悔に苛(サイナ)まれる。
だから…逝ったノアルの代わりに小さいチャイを
元気な成猫にしようと目をかけた。
嵐の日…強烈な豪風雨…寒暖激しい日…
家屋で安全にいて欲しいと思う様になった。

サクラ耳の猫については、複雑な気持ち…
一緒に暮らす4匹は、飼い猫として手術してる。
一代で生命を全うする…それが望ましいことなんだと分かった。
それでも血族共に一緒に暮らすって悪くないと思っていた…
がしかし、そう云うことでも無いようだ。
チャイの発情期は、妊娠が心配でハラハラしていた。
耳がサクラなら近づいてきても大丈夫だと安易に思っていた。
そして、やはり妊娠してしまった。
それなら一度は、出産することも子孫を残す生き物の使命と思い
…今現在に至るのだ。

大人になったチャイに去勢手術を施していれば
こんな悲しい思いはしなかったのだろう…
外猫には、家中に入って欲しいと思い願うばかり。

*タイトル写真は
愛猫くーたん🐱4歳
奄美大島ライフに於ける大切な家族

*追記

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