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アイドルホースぬいぐるみが出る条件の考察

 ターフィーショップが販売しているアイドルホースぬいぐるみ、いいですよね。
 うまい具合にデフォルメされていて、大変可愛くなっていますし、馬具や脚白など、随所にこだわりを感じます。最近では、アイドルホースオーディションや、各種コラボ商品などもあって、非常に人気のある商品かと思います。
 そんなアイドルホースぬいぐるみですが、発売される条件(開発される条件)が基本的には存在していて、巷では、G1級競走2勝が条件と言われています。最近の馬だと、G1級競走2勝でキャリアを終えたサートゥルナーリアやダノンスマッシュはアイドルホースぬいぐるみが出ましたが、1勝だったダノンキングリーやアカイトリノムスメ、ポタジェやアカイイトはぬいぐるみが出ませんでした。
 しかし、多少の例外が存在し、また、3勝、4勝としていった馬についてもいくつ出るのか、という点についてははっきりとしていません。そもそも、G1級競走2勝が条件というのも公式情報ではありません。ということで今回、アイドルホースぬいぐるみが出る条件について、自分なりに考察してみました。

 まず、巷で言われている、G1級競走2勝、という条件についてですが、基本的には正しいように思えます。先程述べた例でもそうですが、1勝馬では出ていない場合がほとんどです。しかし、例外が2つ存在します。
 まず1つ目、これはこれから先の全てにおいて例外なのですが、キャンペーン商品、記念商品、アイドルホースオーディションによる商品です。
 これらの商品は、G1級競走の勝利数に関係なく発売されます。例を上げると、アイドルホースオーディション1位で発売されたメイケイエール、中京競馬場70周年記念で発売されたキングヘイローなどですね。また、JRA_VANのキャンペーンで当選者に送られたミホノブルボン、マヤノトップガンであったり、恐らく種牡馬枠として発売されたと考えられるハーツクライ、キングカメハメハ、日本ダービー90回記念で制作されたシンボリルドルフ、トウカイテイオーなどの現役ではない馬についても例外のものとして扱います。この事例については、既にアイドルホースだった馬や、オーディションを経てアイドルホースとして認められた馬としての発売となるので、G1級競走の勝利数とは関係なく発売されると考えられます。
 2つ目は、レースによっては1勝でも発売されたり、2勝でも発売されないことがある、という点です。これはあまり言われていないものかと思われますが、恐らくこの法則はあります。
 そんな曖昧な基準では法則などないも同じじゃないか、と思われた方もいるかもしれませんが、この例外的なレースは主に4つと少ないので、考察のしようがあるのです。
 その例外的なレースというのが、日本ダービー、オークス、ジャパンカップ、有馬記念の4つ、それから地方G1やpart2国以下のG1含む、国際格付けでG1級と認められていない競走になります。
 例としては、日本ダービー勝ちのみのマカヒキやワグネリアン、有馬記念勝ちのみのブラストワンピース、オークス勝ちのみのユーバーレーベン、ジャパンカップ勝ちのみのヴェラアズールが、G1級1勝でもぬいぐるみになっています。そして、ウシュバテソーロやチュウワウィザード等の、地方含むG1複数勝利の馬が、ぬいぐるみにはなっていません。
 この、国際格付けという部分については、正直別の理由も考えられ、地方レースは中央の管轄外なため、中央競馬または海外競馬という枠組みである可能性があります。とはいえ、これはほぼ同義であるため、条件付けとしては、これでいいと思います。たまに、ダートの馬はぬいぐるみが出辛いと嘆いておられる方がいらっしゃいますが、これは国内ダートで国際格付けがG1として扱われているレースが中央ダートG1のフェブラリーSとチャンピオンズカップのみであるため、東京大賞典やかしわ記念を何勝しようと恐らく出ることはないのですが、中央ダートG1を複数勝利すれば発売されているため、ダートが軽視されている、というわけでは恐らくありません。実際、カフェファラオはぬいぐるみになっています。
 
 さて、この2つのケースが例外だと考えられますが、今度は、G1の1勝目が特別なレース(ダービー含む4つの例外レース)でG12勝以上である場合、G13勝以上の場合について考えてみます。
 まずは、G1の1勝目が特別なレースである場合です。例としては、シャフリヤールやラヴズオンリーユーになります。シャフリヤールに関しては、G1初勝利が日本ダービーだったので、日本ダービーverのぬいぐるみが出ていますが、2勝目であるドバイSCverのぬいぐるみは出ていません。ラヴズオンリーユーについては、初勝利であったオークスverのぬいぐるみは出ていますが、2勝目のQE2世カップは出ておらず、BCF&Mターフverは出ていますが、香港カップverは出ていません。
 ここで、気付いたことがある人もいるかもしれませんが、一旦おいて、G13勝以上の場合も見ていきましょう。例として、イクイノックス、エフフォーリア、タイトルホルダー、ドウデュース、グランアレグリア、ソングラインを見ていきます。
 6頭も例を挙げましたが、これらの馬は、3つのグループに分けることができます。イクイノックスとグランアレグリア、エフフォーリアとドウデュース、そしてタイトルホルダーとソングラインです。
 まず、イクイノックスとグランアレグリアについては、出たぬいぐるみがそれぞれ、イクイノックスは有馬記念、ドバイSC、ジャパンカップ(発売予定)、グランアレグリアについては、安田記念、マイルCS、マイルCS(2回目)となっています。この2頭はG1勝利数が6なので、それぞれが3つづつぬいぐるみが出ているということで、2勝につき1個出ている計算になります。発売されたぬいぐるみの勝ち鞍に関しては、イクイノックスは2つ目、3つ目、6つ目で、グランアレグリアは2つ目、4つ目、6つ目という違いがありますが、これは恐らく、イクイノックスがドバイSCの勝利でロンジンのランキングトップになったからかと思います。これは、3冠馬にも見られる措置で、3冠馬は、オークス、ダービーでぬいぐるみが出たとしても、3冠verが出るという措置が取られますが、その類の例外措置かと思われます。その結果、イクイノックスは4勝目である宝塚記念verのぬいぐるみが出ていませんので、個数としてはグランアレグリアと同数のぬいぐるみが出たことになります。
 続いて、エフフォーリアとドウデュースのケースですが、2頭共に2つ発売されています。(ドウデュースは発売予定の段階ですが)この2頭は、ドウデュースに関しては増える可能性もありますが、G13勝で2つのぬいぐるみが出ています。しかし、これには理由があり、どちらも特別な4つのレースのうちの1つ以上を勝利しています。エフフォーリアに関しては、1つ目のG1である皐月賞verは出ませんでしたが、続く天皇賞・秋、有馬記念と連続して発売されています。ドウデュースも同様です。そして、ここで3つ目のケースのタイトルホルダーを見てみると、G1勝利は3ですが、ぬいぐるみは、天皇賞・春verのみの発売で、宝塚記念verは出ていません。ここから分かるのは、特別な4つのレース、または、先程の例のような(レーティング1位や三冠)例外は、タイミングや勝利数に優先し、その後の勝利数次第で調整する、という法則です
この法則から、恐らく、ドウデュースが次に勝つG1が、有馬記念かジャパンカップ、凱旋門賞等の快挙的レース以外の場合、恐らく1つ飛ばされると思われます。逆に、ソングラインに関しては、特別な4つのレースを含まずに3勝にも関わらずぬいぐるみが2種類出ていますが、これは引退に際しての特別措置かと思われます。タイトルホルダーは、宝塚記念を勝利したタイミングで、その後もまだまだ勝つと思われてぬいぐるみを制作しなかったようにも思えます。勝利のタイミングが悪かったのかもしれませんね。
 
 さて、ここまでの考察をまとめてみます。まず、基本的にはG1級競走を2勝するとぬいぐるみが発売されますが、勝利レースが日本ダービー、オークス、有馬記念、ジャパンカップの4つのレース及び快挙的なレースまたは快挙を達成したレースであれば、G11つ目ないしは3つ目でも発売され、その場合は4つ目及び2つ目のレースでのぬいぐるみが飛ばされ、結果的に、G1級競走2勝につき1つ、ぬいぐるみが発売されることになります。そして、キャンペーン商品や、記念商品、アイドルホースオーディションによる商品は例外的に発売されます。

 これが、私の考察になります。もちろん、これはあくまで考察ですので、この法則通りにいかない場合もあるとは思いますが、概ねこの法則に則っていることは間違いないと思います。この法則から、次に推し馬のぬいぐるみが出るのはいつか、といったことを予測できるようになるのではないかと思います。また、「あの馬のぬいぐるみはたくさん出ているのに、この馬のぬいぐるみが少ないのはおかしい!贔屓だ!」というような疑問にもある程度の回答が出せるかと思います。例えば、シャフリヤールのドバイSCが出ていないのは、日本ダービーを勝った時にぬいぐるみが出たからですね。次にG1を勝つことがあればそのG1verのぬいぐるみが発売されると思います。
 ただ、これが適用されないぬいぐるみシリーズや競走馬もいるにはいます。例えばくっつきマスコットシリーズの発売条件は不明ですし、ソダシに関してはメイクデビューverの発売もあります。まあ、これらは本当に例外中の例外かと思いますので、基本的には考察どおりだと思います。

以上、雑考察でした。




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