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創作の占星術鑑定を受けましたレポ。後編


水煮さん(@mizuni_can)に占星術鑑定をしてもらった記録、【後編】です!
前編はこちらから↓

前編にも書きましたが、教えていただいた私の人生/創作のテーマは「世界を知るための『試行錯誤/思考実験』」でした。
細かいものをもっと細かく知りたい。
目の前にあるものを知りたい。
より面白い、より美しいものを求めていく。

社会的立ち位置としては「管理する人」。
こだわりが強い。
また、ちょっとした贅沢、「気取った生活」を提供する人だと教えてもらいました。


それを伺った上で、創作発表の方法について拝聴しました。
では以下、レポート後編です。


創作発表の方法①:同人誌メーカーになる

私の質問についてもう少し詳しく書くと、

(質問2)
 作品発表の方法、セルフブランディング、セルフプロモーションの方法
自分のつくるものができるだけ多くのひとに刺さってほしい、と思っているのですが、作品をどのように発表していくのがいいか、あるいはどのような心持ちでいるのがいいのか、占星術の観点からアドバイスがあればご教授いただきたいです。

メールからそのまま引用。こう書きました。読み返すと直球が過ぎる……。
セルフブランディング/プロモーションという言葉の選択については我ながらどうかと思いましたが、活動の方向性について、占星術ではどのように出るのか気になっていたのです。

私は短歌と小説をやっております。
比重としてはだいぶ短歌に偏っており、最近は「短歌という弾丸でひとを撃ち抜きたい」と思っています。
撃ち抜く精度を、撃ち抜ける数を、増やすにはどういった方法があるのか。
水煮さんの鑑定へのレポートを拝読していて、お聞きしてみたいなと思った内容でした。

あらためて見ると、そもそもどういう質問を提出するか、というところに人の個性や特質が出ますね。
「上達するにはどうしたら」といった質問もあったかなと。
他の方のレポートを読むと、その点ばらばらで面白いです。


水煮さんのお返事に移ります!

前編で書いたところにも被りますが、
「自分の美意識が強く、さらに人によく見せようとする。その人の所有欲、手に触れたい/味わいたいという気持ちに突っ込んでいく。ちょっとした贅沢、『気取った生活』を提供する」
……と、この辺の感性がゴリゴリであり、私の場合「ゴリゴリにやっていくしかない」そうです。
ほかに要素がなくてシンプルで、シンプルすぎてほかにやりようがない、との言葉を賜りました。

ゴリゴリ……(頭の中をゴリラが横切っていく🦍)

続けて、
これを作った私は特別だし持っているあなたも特別
「ちゃんと対価を得ますという色が強い。お金を出せばあなたも特別」
とすらすら仰るので、これもめちゃめちゃ笑いながら聴いてしまいました。
とてつもなく傲慢なのですが……全く否定できない……。


作品発表の方法としては、しっかりと管理運営をして見せていくこと。
勢いでコピー本をつくるというよりは企画書を書く。宣伝にも時間をとる。着々と告知を重ね、シェアをしてもらい、計画通りに発表するという感じがよいと教えてもらいました。

ここで先日、私が書いた企画書もどきをご覧ください。

……水煮さん全部見てきました??
私があまりにも星を体現しているのか、水煮さんの読みが凄まじいのか、星とはそもそもそういうものなのか、全部なのか分かりませんが驚嘆の思いでいっぱいです。

方向性としては、(業種としての)メーカー
お菓子メーカー、家電メーカーみたいな。
「同人誌メーカー」みたいな形で、しゃきっと活動する。
そうして社会的に恥ずかしくないものを出していくことだそうです。

公共交通機関で読める同人誌を目指してます!!と思わずお伝えしてしまいました。
日頃、自分の同人誌がJRでも新幹線でも飛行機でも、公共交通機関で堂々と読めるものであったら嬉しいなあと考えています。
(あくまで自分の、であって全ての同人誌がということではありません)
私自身、しれっとJRで開いていることもありますが……イラストレーターさんの表紙がとにかく素敵なので世に見せつけるような気持ちです。


ここまで伺って、今までのやり方は天体配置から見ても合っていたのだ……と思いました。自分にとってより楽しい、面白い手段を選んできた結果、自分に合った方向を向けていたのかなと、安心するような興味深いような気持ちです。
方向は間違えていないので、これからも突っ走って良いようです。


作品発表の方法②:楽天手法/ラーメン屋さんの看板

また、乙女座らしいやり方で作品を発表していくのが一番と教えていただきました。

どういうことかというと、「おもてなしの精神」。
相手/発表の場/媒体に合わせたおもてなしをしていき、相手とマッチングすること。

「手に取ってくれる人のペルソナを細かく作ってもいいのかもしれないです。特定の相手に届けるつもりでつくる感じがいいのかなと。
具体的なペルソナが、大衆の願ってること祈ってることと一致してしまうという天体配置。
もしかしたら、細かく細かくすればするほど色んなひとの琴線に触れてしまうかも?」

ペルソナ……「ターゲット」よりも深く詳細なユーザー像。

メールで水煮さんに質問を提出してから、多くの人に刺さってほしい、というときの“多くの人”って誰だ?とずっと考えていたんですね。
きっと誰でもいい訳ではない。“あなた”に刺したい。
そもそもターゲットを想定できていないよな……と思っていました。
なので水煮さんのこのアドバイスは、その疑問を掘り下げてくれた印象でした。

自分が老若男女誰にでも刺さるものを作っているとは思わないし、「大衆」という語が10割全部ではなく8割を指すのだとも知っています。
「こういう人に届けたい」と思ってつくったものが最終的に広く受け入れられたら最高に幸せだな、としみじみ考えた次第です。

また他にも、

● こだわり屋さんになる
● 細かいこだわりは人に言って宣伝した方がいい。隠さない。売りになるのは細かい部分
● 商品の紹介をしていくブログみたいに全部載せていく
● 大衆を見つめすぎてしまうと逆に要点がぶれぶれになる

私の性質である「細かさ」。
それがそのままセルフブランディングに繋がっていきそう、とのお話でした。


そうして、それを人にガンガン刷り込んでいく。

水煮さん曰く、目立ちたがり屋だが、意外と自分の宣伝はスタイリッシュに、見苦しくないようにしようという願望が強いとのこと。
スタイリッシュが過ぎると、宣伝がさらっと流れていってしまうというデメリットがあります。

「その辺『楽天手法』を、押し付けがましさも入れていきたいなと」

楽天手法……。
楽天さんの通販ページの、情報量過多なごちゃっっとした感じですね。
あそこまでで無くとも、とは補足されていましたが。
ぱっと見で何であるか分かるようにすることと、言葉を強くして、情報をただ流されるままにしないことが大切だと教えていただきました。

例えとしては、気取った感じのラーメン屋さんの看板より、「油たっぷり肉たっぷりモヤシたっぷり!」とある看板の方がお客さんが入る、その感じ。

たしかに、スタイリッシュ過ぎて何を売っているのかよく分からないお店には入らないですもんね……。
ここで私は最近のおしながき画像を思い出して遠い目をしていました。

画像1

画像2


もはやタイトルすら書く気がないです。(別に詳細記事を作っています)
雰囲気100%特化なので……。画像の中にあらすじをごちゃっとさせるのが好きではないのもあって。
伝わるかどうか、何をどれくらい伝えるか、目に留まるか、考えていかなければならないですね。

「綿津見さんがやっているのは780円のラーメンではなくて1500円のラーメンなので、流れていくタイムラインの中でそれがわかるようにした方がいいのかなと」

1500円のラーメンだそうです。
たっか……私だったらその額は出さんと思いましたが、「だしや具材にこだわった結果の金額」とフォローをいただきました。
先のお言葉を借りるなら
「これを作った私は特別だし食べてくれたあなたも特別」
という感じでしょうか。

創作を見てくださる方々、本を買ってくださる方々、ありがとうございますという思いであらためて満たされました。
いつもありがとうございます!!

今までの方向性を緩めず、それを繰り返していく。そうすれば水煮さん曰く「勝てる」とのことです。
矢継ぎ早に「既に勝ちに行ってる感すごいんですけど」とも足されてしまいました。
どうせやるなら勝ちたいですよね!!!(多分こういうとこ)


目指すは「生活侵略」

そうした宣伝や活動を繰り返していくことで、ひとへ創作を刷り込んでいくのを目指します。無意識のうちに綿津見の本が思い浮かぶような状態がベスト。

ここで水煮さんから、とても印象に残るワードを頂戴しました。

生活に侵略したいんですよね

生活に侵略。
生活に侵略!!!

したいですね。
「短歌という弾丸で撃ち抜きたい」と同じような魅力を感じました。

水煮さん、続けて。

ヨックモックになりたいんですよ綿津見さんの場合」

わりとどこでも見かける洋菓子屋さんですね。

ヨックモック……? 私はヨックモックになりたかったのか……?
時間を追うほどにキレッキレになる水煮さんのお言葉を聞きながら、私は筒状の焼き菓子、シガールを思い浮かべていました。今食べたい。

どういうことかというと。
私の目指すところは、カップ焼きそばほどジャンキーなものではないし、とてつもなく特別な高級品でもない。
ヨックモックは全国どこにでもあり、もらうと嬉しいけれど被ることも。
それを日常にちまちま刻みつけていくと、贈り物の焼き菓子=ヨックモックという図式が出来上がる。
そして、お菓子を食べ切ったあとに缶が残り続けるように、綿津見の本が人の生活の中に残り続ける。
そういう状態が理想。

短歌集は厚み的にも手にとりやすくて生活侵略にぴったりだし、アンソロはオリジナル界のインフラになれたら面白い、という言葉を賜りました。

「狭い範囲で日常をハックしていってじわじわ広がっていく」。
ハックという言葉の響きが蠱惑的ですね。

積み重ねによって、日常に溶け込んでいく。

私の短歌をひとつ覚えていただけて、眠れない夜やよく晴れた日にふと思い出してもらえたら、これほど光栄なことはないなと考えています。

ふと思い出してほしい。
いつか諳んじてほしい。

私の胸にはそういう、ふとした時に呟ける、好きな歌人の歌がいくつかあります。

生活侵略、目指そうと思います。
がんばります。


おわりに

Skypeの通話時間は1時間でしたが、この記事は想定以上に長くなりました。
画像数ページや1000字程度でまとめられる方、凄いなあとしみじみ。
私は自分用の記録の意味合いもあり、全部書きたくて削れませんでした。
そういう意味でも細かい気質なんだろうな……。

話を伺って、あれやってみようかな、やってみたいな、と思えることもいくつか浮かんできました。
こいつ侵略して来ようとしてるな、と感じてもバリアせずにいてくれたら嬉しいです。
どうかあなたの生活の隅っこに置いてやってください。(しつこかったら遠慮なくチョップしていただけたらなと思うのですが…)

初めての占星術鑑定でしたが、お言葉ひとつひとつに心当たりがあり過ぎて、沢山笑った1時間でした。
前にnoteにも書いたのですが、これまでタイムラインの皆さんに創作自己肯定感を育てていただいたので、とてつもなく「偉そう」に育ってしまいました。(人のせいにしない)
水煮さんには筒抜けでしたね。
わかる……!と何度思ったことか。

この記事で水煮さんの鑑定に興味を持った方がいらしたら、ぜひ抽選チャレンジしてみてくださいね。

(再掲) 水煮さん
https://twitter.com/mizuni_can
スカイプ&対面で心理占星術の鑑定を行っております。創作関係を中心に、お仕事や恋愛、その他あんなことやこんなことも占わせていただいております。
http://hoshican.jp/consultation/monitor

あなたのレポもお待ちしております!
日記やレポ読むの大好きです。

私もいつかまた受けさせていただきたいです。
その頃には少しでも進歩していたいですね。
どうやって届けるか、の前に、そもそも届けようとするものを上達/洗練させる必要もあるなと。


長々とした感想記事は以上です。
水煮さん、ここまで読んでくださった方、あらためましてありがとうございました。

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