1228 2018まとめ。

2018年もそろそろ終わりですね。
毎年、「あっという間に」年の瀬だと口にしながら、以前一度ここでも書いたように、日々が気がつけば過ぎ去っていくことに安寧を感じている自分もいます。また1年をすり潰せたことにほっとしております。

さて。恒例ですが1年の振り返りを書こうと思います。もう何度目になるでしょうか。

ちょうど去年はfc2ブログにお別れし、ここ(note)を使い始めたばかりでした。記事一覧は2017年を思い返す文章から始まっていますね。

17年と同じようなことを書いてしまうだろうとは思いつつ、今回も自分の整理として、また後に読み返すためにも、創作関連に触れながら個人的なことをまとめるつもりです。


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なお、今回はこちらの文章、書き上げましたら #創作2018_19記事 とタグを添えてツイートさせていただく予定です。
これはフォローさせていただいている、ななさん(@nano1257)が運営されているこの年末年始の企画です。

創作家さんたちが1年を振り返る記事を書いた際、このタグを添えると企画一覧に加えていただけるというものです。
参加側としては非常に手軽なのに、取りまとめていただけることで沢山の方の記事を読めるというお得感、楽しさがあります。
私は創作をする人の思考(ツイートや日記)を見るのが大好きなので、このまとめはとても嬉しいです。フォローしていない人のものも合間合間でちらちら拝読しています。
モーメントにせよトゥギャッターにせよ、まとめるのが大変なのは身をもって知っているので、企画運営してくださっているななさんのご尽力へは有り難みを感じます。
ありがとうございます。
ここを読んでくださっている方も、興味があればツイッターのハッシュタグで覗いてみてください。既に沢山の記事が集まっているようです。


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それでは2018年、平成30年の創作、その他の個人的なことをつらつらと。

◎イベントと作ったものについて
◎短歌について
◎夏企画について
◎19年にやりたいこと

相変わらず秩序立てて書けるか分かりませんが、思考の整理に。

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◎イベントと作ったものについて

先程まで、去年同様「行った場所とやったこと」について書き連ねていたのですが、あまりに個人的な話で長くなってしまったので別に掲載することにしました。

ということで創作関連に絞り、イベント(同人誌即売会)と、手に取れる形で作ったものについて書こうと思います。

2018年は、5月のコミティアと文学フリマに一般参加。8月と11月のコミティアにサークル参加しました。

GW、5月5日と6日がコミティア、文フリだったと記憶しているのですが、この2日間とも仕事が休みだったというのは今考えるとびっくりです。
土日の方が忙しい職場なので、平日休みの可能性の方が圧倒的に高いのですが、GWという連日休日祝日の関係上、そういうスケジューリングになったようでした。
文学フリマには久しぶりに遊びに行きましたが、文芸に特化しているのもあってかコミティアとはまた雰囲気が異なるなあとしみじみ思います。
短歌サークルも沢山ありますし、行くたびに印象づけられるのはサークル参加者さんからの声がけの多さですね。ペーパーを差し出してくる人の多いこと。
別にそれが良い悪いなどと言いたい訳ではないのですが、私のここ最近のイベントスタンスがショートタイムショッピング、「お話はもちろん楽しいけれど、まずスペースに立ち寄ってもらうための努力は設営でする」なので、文フリの全体の雰囲気とは少し方向性が違うかなとも考えています。
やっぱりコミティアの方が気質が合っている気がしています。個人的に。

(↓8月ですがこんな文章を書いていました)

一般参加はついつい沢山買いすぎてしまいますね。それでも途中で気ままに休憩できるのが良いです。イベント後に友人とゆっくりごはんに行けたのも楽しかったです。


続いて夏、8月はコミティアにサークル参加しました。
こうあまさん(@kouama)とお隣同士で参加させていただきました。

この時の新刊は短歌集「どこにもない夏を探している」。自分でも気に入る本ができました。

どこにもない夏を探している
文庫54p、500円。夏や夜を題材にした短歌120首を収録。31音ばかりを携えて、どこにもない夏を探している。

短歌集も4冊目。今回は今までの製本で気になっていたこと、挑戦したかったことを全部昇華できたかなという思いがあります。
具体的には、

・完全に初対面のイラストレーターさんに表紙を依頼する
・擬似バーコード等を使用、裏表紙を商業に寄せる
・短歌集の文字サイズを小さめにする
・手元の商業歌集の組版を色々測る
・ここ最近で気に入っている歌を全部入れる(しっくり来ないものは一切含めない)

外面の話が多いですがこんなところです。
表紙絵の担当はイラストレーターのアグアス様(@agas1214)。鮮明な青色に惹かれ、一方的にフォロー、ハート連打をさせていただいたのですが、問い合わせのメールに快く応じてくださいました。
本の表紙を絵にしたいと思うとき、自分で描くという発想は無いのですが「こういう絵柄が良い」というイメージだけはあるので、それに妥協することなく素敵なイラストレーターさんにお願いすることができたのは今でも本当に嬉しく思っています。
勿論イラストレーターさんにも他の仕事の都合やその方の相場というものはあるかと思うのですが、今回ひとつ良い経験として積み上がったので、今後も素敵な絵を描かれる方を探していきたいし、尻込みせずにまずはご挨拶、お問い合わせだけでもさせていただきたいなと。
こちらの表紙絵、今もスマホの背景画像として私の目を楽しませてもらっています。

そしてこの短歌集、サークルのスペース配置が島端だったこともあってか、キャッチーな表紙絵だったからか、想定以上に初動が出ました。
次回イベントに参加するために増刷が必要になるという思わぬ事態でした(もちろん初版を少なめにしたのもありますが…)。
立ち読みされた方が「短歌なんですね」と仰ってくださったり、イベント後にはじめましての方が感想をお寄せくださったり、これまで以上に「遠くに」伝わった感があります。

短歌を詠むとき、小説以上に「自分」というものが投影される(落とし込んでいる、と自動で言った方が良いかもしれません)のを感じるので、それが私個人を知らない人まで届き、反応をいただけるというのはしみじみ不思議で浮き立つことだなと思います。

また、8月イベントでは、名刺も新調しました。
ツイッターをご覧くださっている方は見飽きたかもしれませんが…。

箔押しを専門とする、コスモテックさんという印刷会社さんのキャンペーンを利用しました。
名刺を新調したかったから発注した、というよりは、コスモテックさんのこのキャンペーンを利用したかったから申し込みました。
コスモテックさんと当キャンペーンは以前より存じ上げており、次に開催された時にはぜひお願いしたいと思っていましたので、参加できて良かったです。

図案は以前の名刺(ミランダ黒に銀インク)とほとんど変わらないのですが、縦置きにして最近のベスト短歌を入れてみました。
短歌は何にしようかなと迷って、ツイッターの投票機能でご意見を募らせていただきました。

あらためて見返したら50名以上の方にご協力をいただいていて有難い限りです。
票の入っていない歌がないのもじわじわ嬉しいですね。

届いた名刺はさすがの出来栄えで、ひたすら光にかざして眺めていました。
文字サイズなども「デザインのひきだし」に付属していたコスモテックさんの見本に定規をあてたりして真剣に考えたので、思惑通りに仕上がって満足です。
名刺本体と、受け取った箔押しの型の微細さを見てあらためて感嘆しました。職人さんの技術って凄いなと。

結果、こちらの名刺は80枚近くお嫁に行きました。当日、ふらりと立ち寄られた方々に「かわいい!」と言ってもらえたのが嬉しかったです。パチカ(紙)かわいいよね。


…と、ここまで語ったところでお気づきかと思うんですが、近年ますます紙が好きです。
もちろん本職の方に比べれば些細な知識しかないのですが、装丁ならびにファンシーペーパーへは確かにときめいており、もっとこだわりたいしもっと知りたいなあと思います。
新しいことを知りたい気持ちが枯れるとまずいという思いが薄々あるので、そうした好奇心が今の自分にあることにほっとしています。
先日も王子製紙さんのペーパーギャラリーと竹尾さんの見本紙帖をハシゴしてきましたが、素敵な紙がいっぱいでした。
アンソロや小説等、発注数を考えるとなかなか導入できないものもありますが、取り入れられる範囲で色々遊んでみたいですね。


さて話を戻して。
8月のコミティアでいわゆる(?)イベントドラッグを感じすぎてしまい、その勢いのまま、11月コミティアに申し込んでしまいました。
正直なところ休みをとれるかはらはらしましたが何とか休みにしてもらいました。

コミティアは年々サークル応募が増えているようで今回も抽選となりましたが、ありがたいことに席をいただけました。
ただ新刊はなし。代わりと言ってはなんですが「ほおずきの宿あやかし見聞録」と「アンソロジー水」を久しぶりに増刷。
「空みくじ」なるおみくじを持参しました。

「ほおずき〜」「アンソロジー水」は増刷する際に多少気になっているところを修正しました。第2版と言ってもいいかな。
「ほおずき」は冷静に読み返したところ、改段落の際の一字空けとダッシュのミスがあまりにも多く…、本文全体もページ数を変えない程度に修正しました。
ルビも振ったので前より読みやすいかなと思います。
それぞれわりと以前に発行したものなのでこれ以上は刷らない予定ですが、在庫が切れるまでは継続的に置きます。
特に「水」はやっぱり、たくさん思いを込めたので沢山の方に手にとっていただきたいです。

8月のイベントは、この2冊と、これまたご一緒させていただいたこうあまさんの御本をお預かりしたおかげで、机上が大変賑やかでした。

ついに棚を2つ導入してしまいました。見本誌を置いていくだけなので設営が楽です。
机上レイアウトを考えること、POPを作ること、人のレイアウトを眺めること、文化祭のような浮き立つ空気感と終わった後の打ち上げ…、どれもとても好きなので性格が同人誌即売会向き(?)ではと思います。
ビッグサイトで過ぎるあの時間の何もかもが好き。

また、新刊がないのは寂しいので、せめてと「空みくじ」なるおみくじを作りました。

これは去年からずっと作りたいと言っていたものだったので形にできてよかったです。
内職のように手を動かしていたら意外にも沢山出来上がってしまったので、こちらも無くなるまでイベントに持ち込み続けます。
ちまちました内職が苦手なので作り直しはおそらくしません。

以上、今年参加したイベントについてでした。
トータル、新刊1冊です。
短歌集はどこに出しても恥ずかしくない、堂々と公共交通機関で読んでほしい感じに仕上がったので、1冊の満足感は強いです。

他の方のレポを読むと製作ペースが早くて感嘆しますが、(小説本も作りたいな……)(ぼんやり)と思いながら原稿をしなかった私には土台無理な話でした。

そもそも今年小説書いたっけ…? 短編くらいは書いたはず…いや書いてない…?

…と、今慌ててサイトを確認しましたが、書きかけがメモアプリに放置されているだけでした。もしかしたら何も書いていなかったかもしれません。
今年は他の方が主催された企画にも参加していない(そもそも私の周りでは、去年一昨年ほど皆さん企画されていないように見受けられました)ので、つまりはそういうことなんだと思います。

なんかもう我ながら創作する人と名乗っていいのかなという感じですが、2017年の私も同じことを述べていました。

▽2017年、創作として振り返ってみるとあまりにも何もしていなくてかえって驚くほどです。
昔、創作こそが心の拠り所だと夢見がちに思おうとしたこともありましたが、創らなくても問題のないタイプであったようだとあらためてしみじみします。

…名刺やおみくじしか作っていなくても、創作記事のハッシュタグ付きでツイートして許されたいですね。

ただ、私の創作の根底っておそらく「逃避」なので……非実用品を必要としなくなる日は来ないとは思いますが、逃避ばかりをしていないという現状は多少は安定しているのかなとは思います。
まあそれでも2019年は、もう少し何か紹介できると良いかな。


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◎短歌について

短歌、今振り返れば、今年の試みは「数を詠むこと」だった気がします。
それから、新たに詠んだ歌をツイッターのモーメントにまとめるということを学んだので、その初出を月ごとにnoteにまとめるということもしていました。
(モーメント、結局スマホアプリから編集できなくなってしまったのでまた不便になってしまいました。残念)

2018年は238首。数としては去年よりだいぶ増えました。こうして見ると、初夏と秋に多く読む傾向があって面白いですね。季節柄かな。

また、途中から今までに詠んだ短歌の数を記録し始め、収集できた範囲で計算していたのですが、ちょうど12月でそれが1000を超えました。やった。

前述した通り、私の短歌ってほとんど内言(=思考)なので帰宅後の気分次第で一気に詠んだり、逆に期間がやたらと空いたりするのですが、結果として去年の3倍近く詠んでいたようです。

別に数が多いからどうなんだとも思いますが、日常的に短歌を詠む習慣づけというか。単純に数が増えると嬉しいです。
あとはだいぶ以前に詠んだ歌、

何度でも言うよあなたが呆れても下手な鉄砲数撃ちゃ(当たれ、)

おそらくこれですね。
歌の数が増えることを、装填する弾丸が増えると思っている節があります。
撃てば撃つほど当たる可能性が高いと思っている。
もちろん、引き続き弾丸に例えるならば、きちんと照準を絞り狙ってから撃った方が良いとは思うんですが、(当たれ、)と内心呟くほどに願いながら、という気持ちでやっていきたいなあとは漠然と考えています。

ただ去年言っていた公募を含め、外に発表する、気持ちを外に向ける行為は何ひとつしないで終わりました。
公募は未公開作を大体50首で提出するものと認識しているのですが、詠んだものを即座にツイートしてハート(いいね)をいただけることに多大な喜びを見出してしまう身としては、少なくとも50首を未公開でストックしておくのがなかなか辛いなと。笑

結果、春先のストックは50を迎えないまま、いまいちしっくり来ずに終わってしまいました。
何も考えずに詠むと、あとでわりと関連を見出せるものなのですが…難しいです。

つづいて今年詠んだ歌たち。

君のいない夜にわたしは眠れたし北極星も見つけてしまった  

何もかも爆破したくて人知れず台所にてレモンを割った

晴れ渡る空に霹靂、階段を踏み外すように恋に落ちたい

たとえ今、流星全部見逃したとしても生きていけるよ僕ら

あたりが特に気に入っています。

「君のいない夜にわたしは眠れたし北極星も見つけてしまった」と「たとえ今、流星全部見逃したとしても生きていけるよ僕ら」はわりと似ていると思っていて、「君」とか「流星」とか、輝かしいもの/期待していたもの/依存していたものがなくったって存外生きてしまえたのだ、という静かな発見というか、自覚の歌だと考えています。
その自覚に伴う感情が、失望なのか、はたまた喜びや希望の類なのか、それもどうかなと思うのですが、なんとなくこの歌のもつ響きが自分で好きです。


歌の解釈に関しては、受け取ってくれた人が好きに考えてくれたらと思っています。
有難くもリプライやお手紙で好きな歌を挙げてもらえたときに、自分の手元を離れた歌がまた違った趣を帯びてくるのを知るのがとても好きです。
好き、と言ってもらえた歌がきらきらした光を纏って、それまでそんなに思い入れがなかったはずなのに、好きな人に好きと言ってもらえたという喜びで眩しく見えてくるのも良いなあと思います。

…というわけで、今年も短歌(湖の底も含めて)に沢山、反応やあたたかいお言葉、本当にありがとうございました。

朝、目覚まし時計に起こされた瞬間に、スマホのトップ画面で見るいいねの通知。それに、毎日確かに元気をもらっています。


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◎夏企画について

夏企画、というのは主催したweb企画のことです。6月ころにページを公開し、つい先日閉会させました。

先日に閉会式と称してまとめを書いたばかりなので詳しくは割愛しますが、こちらも突発で始めたわりに、沢山の方に作品をお寄せいただけて嬉しかったです。

8月に出した短歌集でも夏を追い求めていたので、2018年は夏という概念への憧憬が深い年だったなあと思います。
自分では何か夏らしいことしたかな…夏休みに友人とドライブ旅行はしましたが…。
海とか花火とか一切触れられなかったのでちょっと悔しいです。
その分、企画作品たちで夏の概念を味わい尽くせましたが。

花火大会と手持ち花火、来年できればいいのですが、機会があるだろうか。
お誘いお待ちしています(?)。


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◎19年にやりたいこと

最後に、2019年にやりたいこと。

私は「先の楽しみ」というのを設定するのが個人的に重要だと考えていて、逆に言うと、その楽しみまでを乗り切る、消極的な表現では「やり過ごす」ことで日々を乗り切ろうとするタイプです。
先の楽しみは、誰かと遊びに行くでも漫画の発売日でも良いのですが、旅行やコミティアは楽しみの度合いが大きいので定期的な設定が必要だと感じています。

「先の楽しみ」は味わった瞬間に「過去」になってしまうので、そのような扱い方をすると途端に価値が薄くなるような、思い出に意味がないような気がしてしまいがちなのですが、「あの日のあれが充実していた」というような、これまで積み立ててきたもので自分を補填する方向にも向かわなければならないかな、とは薄々思っています。
…まあこの話はそのうち、もう少し何か考えたら別に書こうかなとは思うのですが。


それで、2019年の楽しみですが、やはり興味があるうちはイベントに参加したいなと。

2月のコミティアには申し込み済みです。
不備がなければ参加できるかと思います。

また、これは自戒を込めて書きますが、5月のコミティアは見送るつもりです。
仕事が休みだったら一般参加したい。
おそらく2月のコミティアに出た直後は「何としてでもイベント出る!出るのだ!」という精神状態になるかと思うので、未来の私に向けてここに書き残しておきます。

それで8月、11月に出られたら良いなと。


次いで、2019年ですが、アンソロ企画をやりたいなと考えています。

2017年11月に企画、発行した「アンソロジー空」(空アンソロ)のまとめが終わったのか、終わっていないのか、参加者さんにどのように捉えられているのか、正直なところ自分でも分かりません。

公開していませんが「空アンソロ 1人反省会」というメモがあり、いつ何をしたか何を考えていたか、自分なりの改善案を書き連ねた、この記事よりも長い文章を備忘録としてそっと保管しています。
当初は公開を前提にしていたので敬体で書いているのですが、冊子発行から1年以上経過した上、中身もあまりにも個人的かつ粗雑なため、公開しなくて良いかなと思うようになりました。

ただ、このメモは別にしても、参加作品の感想と、他の参加者さんからの感想は、どれだけ遅くなっても上げたいと考えています。
(イラスト作品は既に上げました)

それは正直なところ自分でも自己満足だなと思いますし、誰に求められたでもないものを勝手に「やらなきゃ」と義務のように思うのは変なのですが、自分の中での一区切りとして上げたいなと思います。
単純に感想を書くのは好きですし。

感想を書くこと自体は、好きながら得意ではなく…。秩序立てて書けずに、思ったことをぽんぽんと連ねるようなものになってしまいがちですが、それでも「お相手が読むかもしれない」と考えると何だかんだ時間が必要になってしまいます。
それはweb夏企画のあらすじ、感想を書く際にもあらためて感じましたが。
興味があるひとがいらしたら、気長に待っていただければ幸いです。

そして、その「感想による一区切り」が要ると自覚した上で、さらにやりたいことを語るなら、新しいアンソロ企画をやりたいです。

テーマは決まっております。

「光」です。

アンソロジー光、略称をアンソロ光にしようと考えています。

調べたところ以前(何年か前)にも「光」をテーマにした企画はあったようで、二番煎じで恐縮ですが、自分がやりたいと思ったテーマ、自分のモチベーションを保てそうなテーマを大切にさせていただくことにいたしました。
僭越ながら先の企画の完成品は見ておらず、ちらと告知ツイートを拝見しただけですので、中身や装丁が被ることはないかと考えています。

現時点で構想しているのは、

○光をテーマとした小説とイラストの作品集
○参加者さんは基本公募で決定
○A5サイズ
○分冊で作成。小説掲載本を「light」、イラスト掲載本を「photon」と呼ぶ
○ただ頒布は、lightとphotonセットで
○そのため参加人数は水、空より少なめに
○価格は未定。印刷所さん相見積中。空アンソロ1冊と、2冊の金額の間になりそう。要検討
○空アンソロに続き、参加者さんへの献本なし(ごめんなさい)。参加者さん購入時のディスカウント検討中
○基本イベント頒布予定。委託、通販想定なし
○装丁に関してはやりたいこと全部やる
○春までに告知サイトを作る
○執筆期間は約3ヶ月
○締切はつまり夏ごろ
○データチェックに1ヶ月以上を確保する

…といったところです。

自分での、現在のテーマ(コピー)は

光の速さで、きみに会いに行く。
See you later, at 299792458 m/s.

特に英語の方、あまりにも「ニュアンス」(文法とは…)といった感じなのでどうなるか分かりませんが、そんなイメージで諸々検討を始めました。

「光の速さで」と言ったわりに、製作には少なくとも半年以上を想定しています。
せいいっぱいの「速さ」ですね。笑
これは個人的な事情ですが、

○様々な遅れ(提出物、返信、自身の作業を含む)
○私が毎日作業をしないこと(基本は休日)
○参加者さんの人数如何で単純に作業量が等倍になること
○異動転勤の可能性(十分に有り。いつ出るか分からない)
○データチェックをすること
○頒布のひと月前には入稿したい

こういった理由からです。
空アンソロを入稿頒布した2018年10-11月も引越し、転勤をしていました。

以前の「アンソロジー水」「アンソロジー空」の時もそうでしたが、原稿執筆、完成から発行までに間が空きすぎるという、気にかかる点はあります。
ただやはり上記の関係上、締切は早め早めに設定をせざるを得ないなという思いがあります。

…というわけで、アンソロ光、春までにあらためて告知ができたら良いなと思っています。

正直なところ、先のweb夏企画同様に、応募者さん参加者さんが集まってくれるかな、という不安はあります。
自分で言うのもなんですが、私の企画は参加者さんへの要求(お手伝いやRTのご協力など)が多く、面倒なものだという自覚はあるので…。
なんだかもう、過去にアンソロジ水、空に参加してくださった方が、私の知らないところでこっそり心境をリーク(リーク?)してくれたら判断材料になるのかなとか思ったりもするのですが、それはそれで自分の企画というものを大きく捉えすぎな気がしますね…。笑

何はともあれ、空アンソロの締めくくりと、アンソロ光の立案。その二本柱でいけたらなと思います。

アンソロ水のときには参加者さんから事後アンケートを頂戴したのですが、空は実施していないので、もしこの長い記事をご覧になった方で、ご意見ある方いらしたら忌憚なく教えていただけたら幸いです。
これは仕事でないので、中身によっては「ゔっ…」って詰まりながら拝読するかもしれませんが。笑

アンソロのテーマを発表したのはここが初めてです。
「光かー!」って思ってくださる方がいらしたらとても嬉しいなと。

水、空、光とそろったら、生命の条件でしっけ…? 何となくシリーズな気がしませんか。
そう言えば18年のエイプリルフールに、「陸アンソロやります!大地讃頌オフします!」みたいに嘯いていましたが、アンソロ光も似たようなものだなと思いました。

現状、大地にはあまり興味がなく、興味がないものを取り上げてもやる意味がないですし作業モチベーションが保ちません、なので光をテーマにします。笑

ここまで構想を語りましたが、現状まだロゴや印刷所など確定しておらず、どこにも打診もしておりませんし予算も立てておりません。
春ごろまでにどうにか出来ればなあと思っておりますので、捕らぬ狸の皮算用ですが、また何かやるんだなあくらいに捉えていただければ嬉しいです。


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こんなところでしょうか。

相変わらず長々書いてしまいました。
2019年の暮れに見返したときに、そういえばこんなこと考えてたな、自分。としみじみ思えたら良いなと思います。

2018年も主に、仕事の愚痴とどうでも良い話とイベントの宣伝ばかりのツイッターでしたが、お付き合いありがとうございました。ツイッターというツールのおかげで、転勤して周りに友人のいない環境でも1年、変わらず楽しく過ごせました。
2019年も仲良く、あるいは程よい距離感でお付き合いできれば幸いです。

それでは、仕事を納めた方も納められない方も、良いお年をお過ごしくださいませ。



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