2021総括 ~社会人入試の難しさについて~

 明けましておめでとうございます。去年11月28日、東京都立大学人文社会学部人文学科を受験し、見事不合格となりました。

落ちた原因

1.勉強不足

 馬鹿正直に告白すると、1年の準備期間があったのに勉強をサボってしまった。

 試験科目は英語試験スコア提出(TOEFL)・小論文・プレゼン(即興)・面接で、これらの科目は暗記で点が取れるタイプの科目ではないことが共通している。

 今まで自分は授業さえ聞いていれば点が取れるような勉強・資格試験ばかり受けており、内申点だけは良かったため身を削るほどの勉強をしなくても就職できたので、コツコツと基礎を身に着けて実力を測るタイプの勉強に不慣れで目標設定や勉強の始め方が分からず、本腰を入れたのは残り半年頃になった頃だった。

 TOEFLは出願条件から外れた事や、去年の受験予定時点(9月)の基礎文法が中学生レベルすら怪しい状態であることや、コロナワクチンが県外の受験時期に間に合わず中止した。

 小論文は去年1月ごろから2~3週に1度、職場の教授と勉強していた。が、その時しか書いておらず、最も勉強していたのは試験前の1週間前に毎時ぐらいかと。試験時に3分の2まで書いてて「あれ?自分はいったい何書いてんだ?」と焦り初めて書き直してた時点でもうダメですね。

2.進路像の甘さ

 自分の大学進学の動機が「現状を何とか変えて新しい生活がしたい」感情一点で論理武装をしていなかったのが良くなかった。

 30代になり、仕事を辞めて縁もゆかりもない県外の大学まで来るとなると相当な理由がないと厳しいと思うのに、とにかく学びたい気持ちが伝えられればワンチャンあるのではないかと思ってしまい、その先を考えていなかった。結果は面接で緊張して話が広がらず、それを伝える事ができなかった。

 また、この土地・この学校しかないという一種の執着状態になってしまい受験先や他校の資料や見学をしなかった。他校との比較が出来ていないので、「なぜ貴校を選んだのか?」という問いに対する答えが不十分だった。

 また、これらの準備不足に加え、志望動機に発達障害の事をぼかして書いたので、躁状態の人と疑われた可能性もある。

 プレゼンではテーマが「学校での勉強がどう役立つか」に関する事だったが、その辺を読み間違えて自分の楽しみと個人的な学問の話をしてしまったので完全に論点がずれた。学校の勉強をサボっていてろくに考えた事のない事だったのもあるが、そもそも練習を全くしていなかったのですごく支離滅裂な形になってしまい、思い出すだけで恥ずかしい。

 受験者は3人いたが、おそらく自分がその中で最も酷い成績だったろうと感じた。

今後

 1年(本腰入れる前の貯金期間も入れると2年ぐらいか)色々我慢してきたこともあり、ここで引き下がることは絶対にしたくないので、今のところは来年も同じ学校の入試を受けるつもりだ。それに、年齢を考えると残された時間も少ない。今年は模試をやったようなもので、あと一年の猶予ができたとポジティブに考えないと、メンタルが持たないだろう。

対策

1.勉強する

 これに尽きるが、試験後に自己分析した結果、自分の部屋が勉強に適さない環境であり、そこを改善し、勉強の習慣を身に着けないことには二の舞になるであろうと考えた。

 自分の部屋にはPC用机と別にプラモ作業机があり、スペースの広い後者を勉強机として使っていたが、場を二つに分けたことが返って生活上のタスクを増やし、勉強への切り替えを阻害しているのではないかと考え、そこで、二つを統一するとともに、プラモ用品や不要物を机から片付た。

 勉強環境を整えたらあとは実践するのみ。小論文は指導書を一からやり直し、TOEFLは今年8月受験をめどに、避けていた過去問や止まりがちな基礎文法・単語の勉強を実践する。

2.他を知る

 西田幾多郎の講演集にて”自と他を知る”重要さを説いていたことに感銘を受けたのに、今回の受験で出来ていなかった。

 試験に落ちたことで、自分が執着状態で周りが見えていなかったと自覚できた。今年は、他の学校の資料取り寄せや、オープンキャンパスの参加をして様々な”他”を知り、そのうえで「なぜ貴校を選んだのか?」という問いを出せるようになりたい。無論、その過程で進路が変わることもあるだろう。また、そこに執着しないよう気を付けなければいけない。

2021年総括

 ほとんど県外へ遊びに行かなかったし曲も作らず、かといって勉強も進まないうちにいつの間にか終わってた。試験落ちてからはゲッターロボサーガにハマった。1年通して虚無っていた・・・


 

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