キングオブコント
今年は「ビスケットブラザーズ」の優勝で幕を閉じたキングオブコント。
当たり前だが、決勝に残った10組はどれも素晴らしかった。
テレビ画面越しでも、緊張感がヒシヒシと伝わってくる。
それもそのはず、優勝すれば人生が変わるのだ。
どれだけのお笑い芸人が、この日を目標に頑張ってきたことだろう。
その苦悩は、とうてい計り知ることはできない。
今回、始めてみるコンビもあったが、ネタの構成、間や道具の使い方、衣装にわたるまで感心しっぱなしであった。
「神は細部に宿る」とはよくいったもので、勝敗を分けたのはほんの小さなことであったのだろう。
審査員の面々もまた豪華で、一人一人がきちんと言葉を選んでコメントしているあたりもさすがだった。
(ダウンタウン松本人志の入場パフォーマンスは、凡人の私には理解できなかった。)
そもそもわたしは、根っからのお笑い好きというわけではない。
お笑いの番組をみるようになったのは、ここ2、3年の話である。
きっかけは、たぶんM-1だった。
年の瀬に、日本一の漫才師の称号をとりに全国のお笑い芸人がしのぎを削る様をみて、引き込まれていった。
でも特定の芸人を応援しているわけではない。
好きになったといっても、お笑いライブに行くわけでもなければ、なんばグランド花月に通っているわけでもない。
あの賞レースの空気感が好きなのだ。
だが、「那須川天心VS武尊」戦のように、キングオブコントやM-1がペーパービューになったとしたら、迷わず購入するだろう。
などと思いながら、キングオブコントのエンディングを見ていたお笑いの日の夜でした。
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