花を添えて

疲れ果てた空を仰ぎ、手を広げ、心を広げて笑う
君の寂しさや苦しみ、痛みをただ僕の幸せや楽しみで埋めたい

溺れそうな不安、潰れそうな重み、
重なる中で僕たちは笑う
ただ笑っているその瞳は暑く、
涙で覆われ夢に水を差す

君の手は冷たく、氷みたいで
人生を見ることのできなかった
貴方を慰めれず
泣くこともできず抱きかかえた


あなたが変えてくれた人生を生きる
あなたへの恩返しを望むが
あなたは目を閉じ、眠りについた

細くなり、骨ばった顔はまるで別人
もう動かない
早すぎる終わりに、花を添える

夢のようだ
まだどこかで生きているのではないかと思う

ありがとうがいっぱい
大好きがいっぱい

あなたと貴方へ、花を添えて

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