駄目日記【12】
途切れつつボチボチ、続けます。
出張中は記録としての写真撮影も業務、SNS発信や報告書ベースになる言葉を考えたり、デザインを整えて印刷物の作成やアイキャッチ画像、映像編集することも。
今の仕事に漂着したのは、学生時代のブライダルビデオカメラ撮影バイトが思えばはじまりで、デザインの大学にいながら特別授業の写真とモノクロ現像にハマり、大学の図書室で貸出禁止だったロバート・メイプルソープ写真集や『LIFE』より戦場カメラマンのロバート・キャパに夢中になりました、という学生でした。カメラは当時父が所有していたMINOLTAの一眼レフを借りて。そのまま、札幌の映像プロダクションでADしながら週末はホテル専属ブライダルビデオカメラマン、上司より「デザインの大学出ているならCMコンテや素材も作れるだろう」の指令に始まりイラストも描き、転職先が印刷会社で紙媒体のデータ概念なども独学しながら、、つまらない過去なので以下省略。
最近の悩み。
私個人が行方不明かもしれない。
マルチタスクと言えば聞こえ良しだけど、強み一本の刀で勝負ができない。仕事中の写真は仕事のもの、私は何を求めている?耳の近くでショウジョウバエが五月蝿く羽音を立て「映え」を考慮した自分のInstagramに並んだ写真が嫌らしくて、嫌いだったり。でもそれすら止めてしまったら、気持ちの記録すら残らない。文字にしたい。しかし浮遊した心は掴めず、ガンジス川に流れる犬の糞よりも形にならない。
今回の出張中で、写真タイムラインに仕事以外で残しているもの。
一枚だけ、仕事じゃない時に一眼レフで撮影したもの
Instagramに並べた時、これまでの一線の記憶と感性が示す線引きは、明確にあった。人から見たら駄目写真かもしれない、でも、編集者今野氏が達する「脳の海馬」として映えを狙う心を抹消して記憶のみが感性と一致する日を、いつか、得たい。
写真の本は、絶対に買い求めたい。
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