引きこもり主婦

自分は専業主婦である。

専業主婦といえば聞こえはいいし、羨ましがられる。ただし、夫の年収は400万である。これを聞いてもうらやましいと思えるなら、相当働きたくないんだろう。それから、毎月奨学金の支払いが三万強ある。よく生活できているなぁと自分でも思う。他の収入はない。

ひきこもりが常態化して五年が経つ。引き籠っている理由は簡単。お金がないからである。「お金がないなら働けば?」簡単な話である。それができないから、引きこもっているのである。

アイデンティティの一部になっているので「僕」と一人称を設定する。理由はない。性自認は女、バイセクシャルであるが、別に男になりたいわけではない、ごく普通のアラサー主婦である。同棲していた夫と結婚してから約二年半が経っている。子どもはいない。子どもがいない理由についてまたどこかで書けたらいいなと思う。お金がないこともあるけれど、それだけではない。

名前は夫にごろーと呼ばれているので、そのまま「ごろー」と名乗る。

再三、いうが、女子である。多少、おっさんくさいかもしれないが。

働かない理由については、おいおい話していこうかと思う。

僕、ごろーという「女」は自己承認欲求に飢えて、ここに自分が生きているという叫びを記して良ければそれでいい。

ただの掃き溜めのような、そんな話ばかりかもしれないが。

自分には何もない。ただ空っぽである。そんな自分が嫌なので、文章をしたためていこうと思う。

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