見出し画像

梅毒になった風俗嬢は風俗の店長になりました。

こんばんは、梅な内勤です。

タイトルからしてネタバレなのですが、実はそうなんです。

契約的に6月からの始動だったのでこれまでは恥ずかしくて「内勤さん」と名乗っていました。

✱✱✱

梅毒が発覚した時、私は在籍する予定だったお店にすぐ連絡をしました。

たまたまその日、事務所に行く予定があったので事務所へ行き店長へ事の顛末を話しました。

ひとしきり話し終えると、店長は私に言いました。

「内勤さん。店長やらない?」

?????

スタッフ、ではなく?

て、店長?

実は私が在籍を決めていた店舗は次に新しいお店をオープンすることが決まっており、私をそこの店長として働いてみないかというお申し出でした。

「私はキャストの経験しかないし、おまけにオープンする店のジャンルではありませんでした。私に勤まるでしょうか。」

私の不安はその一点でした。

「業務におけるマニュアルはこっちで用意するから大丈夫。それよりも大事なのは、キャストやお客様の事を考え、一緒にお店を作っていこうとその人が思える人かどうかが大事だから。」

そう、店長は私に向かって言いました。

お恥ずかしい話ではありますが、私はお店の面接時に事務所に6時間ほど居座ったのです。

居座った、といえば聞こえは悪いのですが、まだまだ小さいお店なのでスタッフも少なく、店長も仕事をこなしながらの面接だったのと、何よりも私の今までの経歴や体験して来たこと、このお店に惹かれた理由や自分はこうしたいという想いを話し、また店長も、将来の展望やキャストやお客様への想いを話し合ってるうちに気がつけば時間が経っていたのでした。

それから入店を決め、写真を撮り、プロフィールも作り、入店3日前に発覚した梅毒事件。

そんな短い期間の中で私という人間を、「風俗嬢」という枠を越えて評価してくれた店長。



その日、私は店長になることに決めました。



幸いなことに、特技が色々とあったのと、持ち前の好奇心を生かして、まだまだ未熟ではありますが、キャストさんの写真撮影やレタッチをこなしつつ、ゆくゆくは技術面では講師としても通常業務の他にもお店の役に立つ予定です。他にもやりたいことはつきません。(今はマーケティングについての勉強がマイブームです)

私は複業を色々としてるのですがそれも、店長をはじめスタッフの方がサポートをしてくれた上で出来得る限り続けて構わないと言ってくださいました。

私は、ずっと「私らしく」働ける場所を探していました。

「私らしく」とは一概に言葉にしづらいのですが、私にとっては「楽しく働ける」場所のことなんだと思います。

勿論、大変なことや辛いこと上手くいかないこともあるでしょう。今までやった事のないこと、結果の出ないこと、非難されたりトラブルもたくさんあると思います。

でも、そんな時に乗り越えられて来た時の私の原動力は「好き」という気持ちでした。

私は私が好き。だから私に関わるキャストさんもスタッフさんもお客さんもお店も好きになりたい。好きな人達のために頑張りたい。

色んな理想や、綺麗事をたくさん言って、叶わないこともあるかもしれないけど叶えられることも実現していきたい。

自分が、長い長い人生の中で得たいことは何なのか。

その答えは、日々の私の「楽しそう」の気持ちからくる選択肢の末にあると思ってます。

それが「今」に繋がっている。
そう信じてきたしこれからも信じます。



今日から新しい道がはじまります。



初めましてこんにちは。梅な店長さんです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?