タイツとズボンと肌のあいだ、ピリッと静電気を感じる。ちいさな細い雷が、ふくらはぎ付近でぽつぽつ起きているのを想像する。

茶葉、水を火にかけて牛乳を入れる。あたためると茶葉と牛乳がぐるぐる回り始める。鍋のフチに気泡が現れて静かにしている。

オンラインのミーティング中、お布団の存在を忘れている自分。デスクワークにふいっと側に来てくれたらいいのに。

見えないやさしさと呼ばれるものたちが夜に集まって、見える悪意に傷ついた人を癒しているかもしれない。

ピザのチーズくらい融通のきかない人が来たよ