ヤーコンカメポチャケルディオ、3神を添えて
初めまして、カメックス使いのUUUと申します。
東京CLが終了、Aマークのレギュ落ち、ルール変更と色々な変化…話題が尽きない1日となりましたね。
今回抽選で漏れて参戦できなかったものの、僕のデッキを原案に戦った人たちが結果を出してくたみたいです。
どういう経緯でこのデッキの雛形が出来上がったのかアウトプットして、次環境でも良いデッキを構築できるように思考整理のためにnoteを書いてみました。
僕自身はカジュアル勢ですし、僕が結果を出したわけでもないです。
なんで偉そうなこと言えた立場ではないですが、「こういう考え方もあるのか〜」くらいに参考にしていただけたら幸いです。
また、有料設定になってますが投げ銭方式となっており、最後まで全部無料で読むことができます。お金に余裕があって、納得した方は180円(ファミチキ代)を置いてってもらえると嬉しいです。
1.カメックス愛
初めて手にしたポケモンのソフトは”青版”でした。
相棒にゼニガメを選び、旅を続けて共に進化し、ずっと一緒に戦ってきたポケモンがカメックスでした。
程なくしてポケモンカードが発売(旧裏)
こちらも当然カメックスのデッキを組んで楽しんでおりました。
発売から数年でポケモンは社会現象となり、コロコロ主催、ポケモンのイベントが幕張メッセの大きいホールで開催されるほどとなりました。
当時はネット環境もなく、コロコロに載っていた情報をたよりにポケカの対戦ブースがあることを知り、ワクワクしながらカメックスデッキを握って会場に向かったのを覚えています。
ところが、カードブースのスタッフに冷たくあしらわれ、当時小学生だった僕はそれに対してショックを受けて、悲しい気持ちで対戦もせずに帰ったのでした。
それから20年、大人になり、たまたま誘われて始めたポケカでカメックスが登場。
大会も幕張メッセで開催。
これは小学生の頃のリベンジをしろと、天のお告げ的なものを受けた気がして20年ぶりにカメックスデッキを握って千葉を目指すこと決意したのでした…
2.ポケカ論
デッキを作る上で僕が気にしてるポイントが3つありまして。
うるせぇ知ってるわ!って方は飛ばしてください。
●サイドレース
特殊勝利を除いて、ポケカは基本的にはサイドを6枚取ったら勝ちなゲームです。
なので対戦が始まって、相手のデッキタイプを予測し、勝ちまでの道筋を考える…
というのは大枠で言うと”どうやって6枚とるか”という話になってくるかと思います。
と同時に”相手にサイドをどう取られると負けにつながる”という点も考慮しなければなりません。
TAGを中心としたデッキを組むのであれば後者は特に気にする必要があると思います。
1-1-3-3
2-2-3
3-2-3
etc…
デッキタイプによって異なりますが、サイドプランで無理を強いるという考え方は非常に重要だと思っています。
●縦の動き横の動き
これも僕の言い回しなのですが…
縦の動き=高打点を出す動き
横の動き=ボルケニオン、グレイシアなどバラマキによってサイドを複数枚取りに行く動き
の2種類があって
TAG中心のデッキには縦の動き、非GX中心のデッキには横の動きができると強い
という考えです。
縦横どちらも強いというデッキを作るのは難しいですが、その壁を乗り越えると広いデッキに対応できると思っています。
ex)レッドパーフェクションでクロスディヴィジョンも使えるようにしておき、縦だけでなく横の動きも可能にし、非GXのデッキも相手取れる
●期待値
ポケカはドローソースが豊富で、他のカードゲームより比較的多めにカードを引けるゲームです。
だからと言ってただ闇雲にたくさん引ければいいってものではありません。
大事なのは欲しいカードを引くことであって、その手段であるドローソースがどれだけの”期待値”があるか、だと思っています。
例えば
欲しいカードが1枚だけある場合
ハウで3枚引くより、アンズで2枚しか引けないけど上から4枚見れる方が1枚分ヒットする期待値が高い
などですかね。
何を引きたいか、リソースの量が必要か、状況によってももちろん変化します。
そしてその期待値は山札の圧縮によって少しずつ上昇します。
具体例はキリがないですが、なんとなく皆さん理解していることかと思います。
3.構築のプロセス
さて、つらつらと既知の理論を並べた上で本題です。
今回の構築に至った経緯を説明していこうと思います。
根本にあるのは
”大好きなカメックスを中心にして環境でも戦えるデッキを作る”
です。
水ポケモンのデッキしか握らない僕は8月に
「アクアタイプマスター決定戦」
という、水ポケモンしかデッキにいれてはいけないというレギュレーションに参加することにしました。
https://www.izazin.com/taikai/94813419
水ポケモンしかデッキにいれてはいけないということは、テテフ、デデンネ、ジラーチなどが使えないということです。
そこで「アクアタイプマスター決定戦」環境はドローソースにタッチするため、ポケギア4投必須の環境。
この環境で多いのはカメポチャ、ヤドコダ、だろうと予想したので所轄、縦の動きができるカメックスGXを中心にしようと思いました。
しかし、このレギュレーションではケオケオ(アローラロコン)は入れられてアローラキュウコンは入れられないので、何かアメにタッチするための別の方法が必要でした。
そこで登場したのがヤーコンでした。
ヤーコンで多投したボールにタッチし、盤面を整え、ポケモンが落ちたらタンカ、圧縮が進んでからエネルギーリサイクルを使えばパワースコールの期待値も上がる…!
(ちなみにその時の構築。唯一のドロソタッチ手段のポケギアをフリージオで止めて時間を稼ぐスタイル)
結果は事故負けが多く2−2で予選落ちでしたが、突き詰める余地はあると感じ
もう一つのメインで使っていたデッキ”カメポチャ・ケルディオ”にこの仕組みを組み込むことにしました。
カメポチャ・ケルディオデッキはポケモンの採用がカメポチャとケルディオが3枚ずつ、
相手がGX中心ならケルディオが非GX中心ならカメポチャが回復ループで対応。
最初はなるべくケルディオが前に立ち、2-3-3か2-3-2のサイドプランを押し付けるようにしました。
ヤーコンとシナジーが多い
アクアパッチ
タンカ
エネルギースピナー
カスタムキャッチャー
などのグッズを多投した結果、このデッキは秋葉原のトレリにて全勝優勝を収めるほど優秀なデッキになっておりました。
が、もちろん弱点は存在します。その中でも気になっていたのが
”打点が低い”
”横の動きができない”
ということです。
環境に多いレシリザ、テテフ、デデンネ、フーパなどをワンパンで落とすのに10~30足りないのです。
毎回ハチマキを巻くわけにはいかないし、他にポケモンを入れるとバランスが崩れる…
そんな問題を抱える中、オルタージェネシスが発表となりました。
まさかの事態。
水エネ含みのGXワザ使用で30打点が上がる!
サイドが多く取れるようになる横の動きをしなくてもサイドレースについていける!
おまけに同時収録のTAGサポートはヤーコンで落としたサポートを拾えたり、落とす前にスタジアムをサーチできたりと補助能力が高い…!
カメポチャ・ケルディオはあっさり強化を得てしまったのです…!
こうして
「オルタージェネシスを打ち、あとはいつものカメポチャ・ケルディオの立ち回りをする」
という考え方のデッキが生まれたのでした。
4.構築説明
ご覧の通りとにかくグッズです、32枚入ってる。
このレシピを作ったあとCL抽選落ちしたので考察を進めてないのですが、いろいろ面白そうなグッズの組み合わせが多く、まだ色々改良の余地があると思っています。
各々の採用理由について解説しますね。
●カメポチャ
大好きで最強なカメックスに世界的人気ポケモンのポッチャマが加わった水の最強TAG.
(株)ポケモンにより水ポケモンはナーフを受けているため、残念ながら打点が低めである。
●ケルディオ
立ってるだけで相手に無理を強いることができる可能性が高いポケモン。
混沌のうねりの登場でさらにちょっとだけ強化された。
(株)ポケモンにより水ポケモンはナーフを受けているため、残念ながら打点が低めである。
●3神
オルタージェネシスがデッキの弱点を改善してくれる。
たまたま生き残れて、アルティメットレイを打つところまでいけたら最高。
●アクアパッチ
ヤーコンで水エネを落とせるので積極的に水エネを落とさなくても使える場面が多い。
●タッグスイッチ
付け替えでなくスイッチ採用の理由はカメポチャ回復ループのためです。
●エネルギー回収
ヤーコンでエネ落として拾う以外に、カメポチャ回復ループにも使用
●ねがいのバトン
環境的には向かい風なカードではあるが通ると有利に展開できるため採用。
また、わざと貼ってブロワーを打たせ、その後で混沌のうねりを出すことによりスタジアムが長生きする可能性をあげられる。
●カスタムキャッチャー
ヤーコンのおかげでびっくりするほど2枚揃う。
手札事故時はドロソ、相手の重いポケモンを引っ張り出して時間稼ぎなど、取り回しがきくのもgood。
●タッグコール
言わずもがなの強力なカード、単純に山圧縮にも貢献してくれる。
●スーパーポケモン回収
本当に理想ではあるが、オルタージェネシスを打った後、こいつですぐに退場という流れまでできたらラッキーかなと。表が出ればどの場面でも強い。
●ヤーコン
現環境の最強ドロソ。
パチンコと言われがちだが、ジラーチよりは期待値が高い気がする。
お目当のグッズが引けなくても7枚圧縮は異常。
●グズマ、アセロラ
この子達はそれぞれ、ヤーコンで落ちる前に手札に加えられたらラッキー。
必要になってくるのは山札圧縮が進んだ中盤以降が多いので、ともだちてちょう→ポケギアのコンボで持ってくることができる。
●シロナ&カトレア
落ちたサポートを拾うために採用。事故時にドロソにもなる。
●グズマ&ハラ
ヤーコンで落とす前に回収手段のないスタジアムを先に加えておくため採用。
5.デッキタイプに対しての立ち回り
環境デッキの種類が多いので、何が中心のデッキかによって出すポケモンを変えます。
VS 非GX中心のデッキ
初手は理想、3神 次点でケルディオ
前が3神ならば後ろにカメポチャを置く。
ケルディオスタートの場合はそのまま前に置き盾にし、サイドプラン2−3−3を強いること。
手張り、アクアパッチ→タッグスイッチで後1でオルタージェネシスを打つことができるが、この流れは無理して狙う必要はない。
オルタージェネシス打った後はカメポチャで回復ループをする。
EX)タッグスイッチで後ろのカメポチャにエネを移動させて前のカメポチャをアセロラ→回収したカメポチャを出す→スプラッシュメーカーの追加効果で新しく出したカメポチャにエネを貼り盤面を整える
EX)前のカメポチャが逃げる→逃げたエネをエネルギー回収で手札に→スプラッシュメーカーで逃げたカメポチャにエネを貼り100~回復
VS GX中心のデッキ
理想はケルディオスタート、後ろにカメポチャ
後ろがカメポチャだとアクアパッチ→タッグスイッチで技を早めに打つことができる。
ケルディオ→カメポチャ→ケルディオで2−3−2を強いる。
ケルディオ突破のための無人発電所、アロベトが嫌なので、アロベトの進化前を優先的にカスタムキャッチャーで狩ること。
サイドは先行させて良いので、2−3でサイドを取らせてからリセスタを打ち
、相手のハンドを1枚にしてから混沌のうねりを置くことで生存率をあげることができる。
6.あとがき
いかがでしたでしょうか?
「ヤーコン楽しそう」とか、「このカードがないのはありえん」とか「相手が〇〇だったらどうするの?」みたいな質問でも気軽にtwitterなんかで意見もらえたら嬉しいです
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special thanks…
アクアマスター決定戦で戦ったみなさん、チームちりあつめ、かつた軍団、三千里薬品
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