居心地の悪さ克服法

授業中に私が朗読をしている時。
シューと歯の隙間から空気を出す音がする。

また別の時は。
ゥウン!と大袈裟に咳払いをしたり。

聞こえませーん。と言って。
周りから笑いを噛み殺す声が聞こえる。


席替えで。
私と班が同じになった奴は。
うわっ最悪。終わった。
と嫌悪感をあらわにして。

仲間から。ドンマイ。
と同情されていた。


クラスの中で私は異物で。
みんなは私がいる事が。
不快だったのだろう。

だからそういう事をして。
溜飲を下げていたのだろう。

そして私を排除したいと。
思っていたのだろう。


私はまんまと嫌な気分になり。
勉強はまるで頭に入らなかったし。

家で自分の部屋で叫んでいた。


学校だけで終わるかと思ったら。
社会に出てからも。私は孤立した。

いや。自ら孤立を選んだのかもしれない。

最初は頑張って。
飲み会に参加してみたけど苦痛だった。

つまらないイジられ方をされるし。
自慢話や説教をされたり。

卑猥な話をされるし。聞いてくる。

尊敬できる上司はいなかった。


たまに良い人と。
友達になったりするけど。

だんだん億劫になってくる。
これはなんなのだろう?

私は友達がいる。
という事すら。
不快なのかもしれない。

どこへ行っても。
居心地の悪さを感じる。


コミュニケーションや。
権力や恐怖による支配で。

自分の居心地の良い空間を。
作る事は。私にはできない。

他者との間に。
安心や平穏や安定を。
見出せないのかもしれない。


自分の中に作ればいい。

周りの事が気にならないくらい。
自分の世界を作れば良いのかもしれない。

わかんないけど。

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