内容がただただ面白かったカベポスター

TVerで関西の番組が見られるのが嬉しい。
第11回ytv漫才新人決定戦を見た。
納得の優勝カベポスター。面白かった。

内容は2本ともボケの永見がエピソードトーク(作り話)を喋る。
ツッコミの浜田はその話を聞きながら変な出来事や登場人物にツッコミを入れる。
2人は見た目が普通だし声も張っていない。(キャラを作っていない。)
矢継ぎ早にボケたり、ツッコミにワードセンスを入れたりもない。

ただ、話の内容が面白い。そして、聞き手の塩梅がいい。
淡々と喋り、内容が面白いから引き込まれる。
ツッコミが自分と同じ温度で突っ込んでくれるから心地いい。
そんな漫才だった。
これが新人の大会なのか?と思った。

自分達は内容に自信があるから過剰な事はしない。という気概を感じた。

「僕らの漫才、台本に書き起こすと全然面白くないんですよ。」と言う漫才師はいるが、カベポスターは台本に書き起こして面白い。(なるほど永見はハガキ職人だったらしい。)

昨日、笑いの正体という番組を見て、漫才は演じている芸人の面白さを全面に出したり、ツッコミも感情を入れることが大切だと思ったばかりなのに。

カベポスターの普通さの中にある企み。静かさの中にある凄みを感じた。
芸人の人間性で引きこませて話を聞かせる感じ。

M-1をどう戦うかも楽しみ。



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