おはようございます。大阪での二試合目です。今年は六タテも経験したロッテ戦、このカードもここまで一勝と劣勢ですがどうなったんでしょうか！？ということでまずは結果。

先発K-鈴木投手が四回途中7失点と大崩れ、打線は二木投手の前に七回5安打2得点と完敗でした。さぁ今日の熱視線です（ヤケクソ）

1、前進守備のリスク

まずは前日に続いてこのテーマ、前進守備。

昨日は二回表ワンアウト三塁バッター田村の場面と、五回表ワンアウト二、三塁バッター藤岡の二度前進守備を敷きました。

なんとこの日も二回表ワンアウト三塁でバッター田村選手でこの守備体系。

また前進守備なの？と思わず呟いてしまいました。二回表に一点取られ、なおもワンアウトランナー三塁。相手投手はここまで防御率12点台の二木投手で、一点と引き換えにツーアウトランナー無しならいいのでは、と思いましたね。この辺のことは海苔兄さん（@TexasDaddy1991）が延々と説いている内容なので今更でしょうが。

前進守備＝低め勝負ということを田村選手はさすがキャッチャーだけに分かっています。弱いゴロを打たせたいと思えば低めに投げざるを得ないのです。昨日は沈むスライダーを狙われセンター返しだったので、今日は高めも使うと思いましたが結果はこちら。

結果的にライナーゲッツーでしたが、全球低め勝負。低めに目付けされた結果、ボール球には手を出さず、一番落ちきらなかったスプリットを強振されましたね。藤岡選手のランの仕方を鑑みるに、田村選手は転がしたかったのでしょうが、当たりが良すぎた。オリックスにしてみればラッキーでした。

が、そんな幸運は二回も続きません。四回表ワンアウト二、三塁でバッターはマーティン選手。前の打席でホームランを放ち、昨日もホームランを見せているロッテの中軸打者に守備体系はこちら。

？？？？？？？？？？？？？

一昨日の五回表もそうですが、相手の得点を減らしたいなら外野も前に来させてセカンドランナーのホームインを防ぐべきだと思いますがよくわかりません。前進守備抜かれたら二塁ランナー返していいよ、という考えならなぜ一点を防ぐための内野前進なのか…。三塁ランナーは角中選手ですし、定位置でもゴロが転がれば自重しそうですがその辺はなにか考えがあるのでしょう。結果はこちら。

松井雅人選手も高めを要求し空振りを取ろうという努力を見せましたが、結果球はワンバウンドにさせるはずのフォークが落ちきらずマーティン選手の目付通り低めへ。当然のように強振して行くマーティン。

このように前進守備は配球までも制限してしまうので、終盤一点を争う展開以外はやめましょうね、という例でした。まさか2日で4回も前進守備を見ることになろうとは、しかも全て序盤で。私としては前進守備の不毛さを改めて学ぶ機会になりましたが、それでいいのかなぁ。

2、西村選手のホームラン

この試合、3番に抜擢された西村選手。前日は捕手としてもイニング間投球でミットを持つ捕手と外野で入れる選手です。個人的には、その肩とキャッチングセンスを生かして内野でも1ポジション入れれば、貴重な一発のあるユーティリティーになれそうな選手です。

3番に抜擢されるだけあって、今年は四球を選べています。昨年まで二年で５つしかフォアボールを選ばなかったのですが、今年はすでに5四球。出塁率.419は少ない打席でも立派でしょう。そして思い切りの良さから生まれる長打こそ彼の魅力。昨年は長打率.419でISOも.184。でも3番起用はどうなんでしょう。走者別の数字はこちら。

ランナー無しでは何も考えず振れるのか、圧倒的な成績を残しています。逆にランナーがいると色々考えてしまうのか大きく開きがありますね。

さて、今日の9回裏、ノーアウトランナー無しで回った打席。

見てくださいよ、この初球から迷いのないスイング。この一打を見るとトップバッターか7番あたりで振り回して欲しくなりますね。緊急時の捕手もできるパンチャーは貴重な存在になり得るので、色々気にせず振って欲しいですね。

3、本日の試合

そもそも、なぜ一昨日17安打した打線をいじったのか、という展開になってしまいましたが今日は安達選手もいるし若月選手もいるはず。3番に誰が起用されるのか気がかりですが、昨日で打算予想は無意味だと悟ったので気にしたら負けなのかなぁ。昨日・一昨日と右の速球派だった分、左の技巧派で勝ちを掴みたいところです。

ロッテは今年対右でのスラッシュライン（打率/出塁率/長打率）は.252/.351/.379ですが、対左では.229/.307/.368で左投手を比較的苦手としています。アルバース投手は調子の悪かった昨年でもロッテ戦は被打率.213、被弾もレアード選手に一本許しただけと得意にしている相手です。

大阪滞在も今日までなのでどうにか勝ち試合を見たいというのが素直な気持ちです笑

頑張れ、バファローズ！