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戦力外通告(2)

Kです。
へたくそ将棋を今回も振り返ります。


3局目対先手雁木

局面1

ポイントを振り返る前にこの局面見てください。
すでにめちゃめちゃ悪そうですよね……。
△44歩と我慢しても▲35歩があるしなぁ。右金が間に合ってない。
もう疲労に疲労を重ねていた当時の私の脳みそに思考力は残っておらず
面倒だしと△52金としたら気合いが通ったのか▲58飛でポイント局面へ。

ポイント1

局面2

まあ、当然△44歩ですよね。知ってます。
でも、当時の私はすでにじっくりした将棋を考えるのがめんどk(ry

よって、△65歩と行きました。
なんか前に似たような類型の反省で△65歩▲55歩△66歩の攻め合いが
意外と悪くなかったような気がしたからです。
うっすい振り返りだったせいでこの後ひどい指しまわしでぼっこぼこにされるんですが……。
お相手にもすごい自信のあるような声色で感想戦されてしまった。

さて、△65歩ですが、意外と悪くありません。意外とね。
△65歩▲55歩△66歩▲54歩△67歩成まで一直線。

分岐局面図

1)▲53歩成か、2)▲同金か。
1)▲53歩成の場合
△同金に▲77角成には△同玉がある。

結果図1

金がただのように見えて▲53飛成には△26角の王手竜。
▲67金と手を戻すと、こちらも△57歩▲同飛に△44銀と手を入れて
次の△86飛が絶妙に受けにくい。
△53同金に▲同飛成△同玉▲33角成△同銀▲71角で食らったように見える。

途中図1

しかし、△42玉▲82角成△78と▲77馬まで進んだこの局面。

結果図2

実は、痛快な一手がある。

△58銀である。
①▲同玉は△68飛からの3手詰。
②▲同金は△38金と縛った手が部分的に必至。
▲62飛△52歩▲49金と受けても、△26角の王手飛車がある。
飛車を取った瞬間、また詰めろなため馬まで取れる。
③▲48玉は△49銀成▲同玉△58金▲39玉△38飛▲同玉△49角から詰み。

さて、分岐局面図の1)▲57歩成からの攻めはクリアしたと言える。

分岐局面図

次に、2)▲同金と一度落ち着く手。
本譜は、気持ちだけは強気に△65桂としたら
▲33角成△同銀▲64角で将棋が終わりました。

冷静に△54歩と手を戻してこちらが少しですが良いようです。

途中図3

これが意外に先手からの攻めが難しいようです。
①▲54飛は△63金▲58飛△65桂。
▲58飛のところ▲56飛でも△65銀▲33角成△同銀▲58飛△86飛。

結果図3-1-1
結果図3-1-2

②▲33角成には、△同玉▲35歩△22玉でするする玉が安全圏に。
以下、▲34歩△26角▲37銀△44角▲77角△55銀。
次に、△66歩と抑えてこちら優勢。

結果図3-2

②▲35歩には、△66歩が筋の良い手。

途中図3-3

▲同金には、△65歩▲67金△66銀。

結果図3-3-1

▲同角には、△同角▲同金△63金で、
▲64角を消しつつ54の歩を安定させて次に△86飛。

結果図3-3-2

ポイント1ですでに書きすぎててまずいけど次。

ポイント2

局面4

本譜は、△74歩~△73桂を優先したせいで色々間に合っていませんでした。
やはり、素直にここからは△52金~△54銀とするべきですね。
例えば、△52金▲36歩△54銀▲57銀と進んだ場合、次は△62飛。

途中図4

△65歩からの攻めを見せていきます。
例えば、①▲46銀と攻め合おうとすると、
すかさず△65歩▲同歩△同銀で数の攻め。

結果図4-1

②▲35歩△同歩▲46銀とスピードアップしても、△36歩が習いある手筋。
△37歩成~△36歩と△65歩のどちらも厳しい攻めが残ってよし。

結果図4-2

よって、③58金と受ける必要がある。
そこで、△74歩~△73桂~△31玉としてから△65歩と仕掛けていく。

結果図4-3 (一例)

軽いポイント振り返りのつもりが、本格的に対策練らなあかんなって
ちゃんと振り返ってもうた……。

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