いつもお世話になっております。初めましての方は、こんにちは。ライターの松はるなです！

Twitterからご縁を頂いてインタビューをさせて頂いた株式会社ファッションスタイリストジャパンの代表取締役・西岡さん。過去3万人以上をコーディネートされてきたファッションコンサルタント（スタイリスト）として、20年以上前から服を売らずに、服を通じた「体験」を売るスタイリングを実践しています！（最近Twitterデビューされた西岡さん☟）

相手の顔立ちや雰囲気、骨格など外見に合う洋服を選ぶ一般的なスタイリストと全く違い「内面（人としての在り方）」から他人に与える印象設計をする……という一見「ちょっと何言ってるかよくわからないんですけど？？？？」な異才的スタイリストさんなのです！

例えば、お店で店員さんが「お客様には、こういうお洋服が似合うと思いますよ！」とオススメしてくれても「なぜか、しっくりこない」ってありますよね？　多分、第三者的には似合っているのだろうけど「なんだろう」この着せられている感は……。
それはあくまでも雰囲気や顔立ち、体型など『外見』に合うものを勧めてくれていて『内面（生き方や考え方、在り方）』が異なるファッションだから「違和感」を覚えるのではないでしょうか。

というわけで、西岡さんは「外見」だけではなく「内面」とじっくり向き合い印象設計からファッションをコーディネートするというものすごく珍しいスタイリストさんなのです！

9月16日にSCULPTOUR株式会社が運営のお手伝いをする第1回セミナー“#物語を着る”が開催されました！　私もお話を伺いに行ってきました！

あれ…？ ファッションのセミナーじゃないの？

登壇者の西岡さんが登場して、セミナースタート！　まずは西岡さんの紹介から。過去3万人のスタイリング実績を持ち、テレビ東京「ガイアの夜明け」、日本テレビ「ヒルナンデス」、読売新聞、産経新聞など各方面のメディアでも活躍。10代～90代まで幅広いお客さまのスタイリングをされている……ふむふむ、西岡さんは凄い人だなというのが率直な感想です。

最初に「物語には必ず男性と女性が登場します」というお話から……西岡さんの初恋の話へ。（待って恋愛セミナー？　これファッションのセミナーじゃなかったの？）という心の中のツッコミもありましたが「恋」をすることでファッションを意識し始めて……自我の芽生えが、自分の見た目や相手に与える印象を意識するきっかけになるという深いお話でした。

確かに、思春期に好きな人ができると「カッコよく見られたい」（女性の場合は可愛く見られたい）とオシャレに夢中になるものですよね！　ファッションは恋愛シーンのみならず、ビジネスシーンでも相手への印象を大きく左右するツールでもあるわけです。

オシャレだからモテる、はただの勘違い？　

初恋の失敗談から、西岡さんはファッションセンスの悪さがコンプレックスになり、そこから「オシャレになってやろう……」とスタイリストを目指すようになったのだとか。

最初からオシャレなわけではなく努力や工夫をすれば誰でもオシャレになれる……というわけですよね。美は1日にしてならずというやつです！

オシャレになったからモテたということは、オシャレな人はみんなモテるの……？　というのは間違い！

「オシャレだからモテる」というわけではない。オシャレではなく「センス」がある人がモテるというのは「相手軸」でファッションを設計しているからこそ。

例えば、高級ブランドで全身コーディネートすると、相手によっては「緊張する」「居心地が悪い」と感じてしまいますよね。欲しくもない洋服を一方的に勧めてくる販売員の方は「センスが良い」とは言えない。TPOや相手に合わせてファッションを選べる人は「相手目線」に立てる人なので、結局は仕事もデキるし、人として恋愛シーンでもビジネスシーンでもモテる……というわけなのです。ファッションは思いやりです。（西岡さん談）

ファッションは思いやり！　自分が楽しいだけではなくて、相手目線になれることが「センス」なのですね。頑張ってオシャレをしていても、相手や周りの人たちに気遣いができなければ人として魅力的とはいえません……（むしろ非モテになりますよね）。
自分本位なオシャレをしても相手軸がなければ、むしろガッカリされることもあるわけなのです。（気をつけなくちゃ！）

センスは外見ではなく『内面』に宿るものだった！

外見だけではなく、相手の内面に寄り添いながら、洋服ひとつでセルフイメージと相手への印象設計をするスタイリスト、というものすごく変わったスタイリングをされる西岡さん。

そもそも誰もが「センス」を持っています。センスというのは見た目だけではなくて考え方、捉え方、経験、人としての在り方など『内面』に宿るもの。（西岡さん談）

今までオシャレって見た目だけのことだと思っていたのですが、むしろ内面がセンスそのもの。つまり『内面』は見た目に反映される……というわけですよね。（ファッションって、そこまで哲学的だったんですね！）

ここまでセンスを哲学的に深く語れるお方が、見た目の雰囲気や体型だけで似合う洋服を選ぶわけがない！　だからこそ、しっかりと話を伺い、コンサルをして『内面』をしっかりと理解した上で相手に与える印象を設計したコーディネートをされているのです。（もちろん全身33ヵ所計測をして体型に合うスタイリングも抜かりなしです）

実際に印象設計のスタイリングを実践！

というわけで実際に、参加者の中から1名を「印象設計」でスタイリングすることに！

通常は1時間～1時間半ほどじっくり時間をかけて『内面』『なりたい印象』『人としての在り方』などをヒアリングしていくそうなのですが、今回はセミナー内の限られた時間のなかで実践です。

この日はオフなのでTシャツとパンツというシンプルな装いをしている選ばれた方に「普段のファッション」を聞いて「どんなイメージに見られたいか」「どんな言葉が好きか」をサササッと聞いていく西岡さん。選ばれた方は「自由、卓越、洗練」という言葉を挙げていました。

本来は相手をしっかりと知って内面のセンスをファッションで表現するスタイリングなので、今回は短時間のヒアリングというなか……待つこと〇分。

写真がないのが残念ですが（ごめんなさい、セミナーに夢中になって写真を取り忘れるという失態をお許しください💦）白を基調とした爽やかなチェックのジャケットにベスト、シャツ、ジーンズ……遊び心があって自由な印象だけど、ラフ過ぎずカチッとした装いに！　まさに「洗練された雰囲気」も出ていてビジネスシーンもOKなカジュアルファッションが完成していました！（想像力を駆使してセンスを磨いてみてくださいね😊）

先日、記事を書かせていただいた西岡さんのインタビューでも「これからの時代はカジュアルファッションが重要視される」というお話を伺ったのですが……。
スーツだけが正解ではなく、カジュアルファッションも得意だと「オフの日も充実している」という印象になるので、プライベートも大切にしているカッコいい上司＝これからの時代に必要な"理想のリーダー像"にもつながりますよね。

西岡さんのセミナーでは普通のファッション論とはひと味もふた味も(いや180度？)違う「内面のセンス」について深い話を聞くことができて、とても面白かったです！

（まとめ）
その人に似合うファッションというのは、見た目だけの話ではなく『内面』に合う装いをしているかどうか……という新しいスタイリングの一面を知ることができました！

西岡さんのセミナー第2回目は9月22日（日）15時～17時開催です！　ファッションが他者に与える知られざる影響について、センスを身につけてセルフイメージを上げる方法、人生におけるセンスの磨き方、人間関係の悩み解決方法……などファッションという切り口でどんどん無限に話が広がっていく西岡さんワールドを体感してみてくださいね。(詳しくはこちらを👇)