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結局のところ壊れなかったよね_(アルファロメオ・ジュリエッタのその後)

イタリア車は壊れると昔から言われていたのですが、今のところ大きなトラブルも無く1年と半年が過ぎました。仕事での移動時にも使っていたので、2万キロは乗ったと思います。

その間で動かなくなったり、レッカーを呼ぶ故障は一度も無かったのですが、故障につながるかもしれないと思って手を入れたことろもあります。昨年末が車検だったので、それまでに手を入れたところを記録しておきます。


【タイミングベルト一式とプラグ交換】



購入時に既に8万キロを超えていた車体だったけど、やはりタイミングベルト一式は手を付けられていなかった。外車の8万キロは鬼門なのだそうで、その頃にトラブルが発生する事が多いのは既に経験済。前オーナーが手放した理由もそれかもね

という事で購入直後にタイミングベルトに関わる一式を交換。ベルト類は比較的綺麗で、昔とは品質が上がっているなという事を実感しつつも、いつ切れるのかは誰にもわからないので、交換しておく事は必要だと思う。

交換したベルト

同じタイミングでプラグも全部交換した。競技に出るとか熱い走りをするわけでもないので、純正指定の番手と同じものを選択。これらを交換しても走らせた時の感触としては変わらず。でも心の安定がMAXに

プラグも交換して良かったかな

【エアコン吹き出し口の修正】



購入後1か月もしないうちに起こったトラブルで、運転席右のエアコン吹き出し口の左右のルーバーが、プラプラになってしまった。保証期間内という事で購入したディーラーへ

状態をみてもらうと、ものの5分で修繕完了。ルーバーとそれを動かすスライダー?の留め具が外れたとの事だったけど、なぜ外れたのかは不明。再発した時に自分で出来る様にと、一通りレクチャーを受けて帰宅

こういった些細な事でも、日本車ではほとんど起こらないと思われるので、一般の方からみれば不信感を募らせるのかもしれないけど、そこは免疫ができてるので全然オッケーです。

【オイル類の交換】



クルマにはついて回るのがオイル交換、定期的に行われていれば良いのですが、特にエンジンオイル以外のオイル類の交換はついつい忘れがちになるもの・・・

ジュリエッタは、エンジンオイル以外に「TCTフルード」と「ミッションオイル」が使われてます。制御とギヤボックス用と機能がわかれていて、TCTというシフトチェンジを司る所とミッションの所にそれぞれオイルが必要になります。

これらも定期交換がスケジュールされていますが、中古車の場合は整備記録が無い場合、それらはやられてないと考えて良いかと思います。TCTのほうはそんなに変化が見られませんでしたが、ミッションオイルに関しては明らかに変速のショックが軽減されました。

【エンジンマウントの交換】



ジュリエッタのグレードは2種類あり、僕が購入したのは1.4lのエンジンを積んだものです。1.8lモデルとの大きな違いは無い様に思えるのですが、細かい所が違っています。エンジンマウントもその一つで、機能は一緒でも形状が違っています。

試乗の時から振動が大きなクルマだなと感じてはいたのですが、ググってみるとエンジンマウントを交換する事で解決できるとの事。トラブルではないのですが、交換しました。

最初からこちらを着けてくれても良かったのになぁと思う程、交換後はまるで高級車の様に振動が無くなりました。

中央に見えるのが交換したマウント

【タイヤ交換】



車検を前に、事前にやっておかなければならない事として、すり減っていたタイヤの交換を実施。主に街乗りなのでハイグリップタイヤやハイパフォーマンスタイヤは対象外、いつもクルマを見てもらってるショップで相談してお勧めのタイヤに交換しました。

交換して約半年乗ってみましたが、可もなく不可も無くといったところで普通タイヤです。次回はもう少しこだわってみようかなとも考えています。

【リアホイールハブのベアリング交換】



昨年の秋ごろから異音がする様になり、発生場所を特定する為に観察を続けていました。

・走り出して時速が30km以上になると異音が聞こえてくる
・ギヤの選択に関わらず音がする
・タイヤを前後ローテーションしても音はでる
・ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤに切り替えても音がでる

以上の事からハブベアリングのどれかだと絞って、ショップへ持ち込んだところ、左側後輪のホイールハブから異音が出ている事が判明。部品交換で解決

ベアリング自体がダメになっていた様子

【車検】



車検はディーラーではなく、いつも見てもらっている外車整備のショップにて実施(タイベル交換やその他のメンテも全てここ)。気になる所は一通り終わっていたので、最小限のメニューで車検取得できました。

預けた期間に見てもらった結果では、特に異常は見られなかったとの事。ただリアブレーキのディスクが変摩耗?しているので、将来交換が必要とアドバイスをいただく。たしかに凸凹で線も入っているなぁ

【その他】



整備や故障といった事では無いけど、いくつか行った事を挙げておくと

1.ヘッドライトの曇り取り
最近のクルマは全て起こりうるあの現象です。専門のショップで加工していただくのも良いと思いますが、今回はDIYで行いました。こういった情報もググるとすぐに出てくるので、一番効果が良かった様に思えたもので施工実施。プロ並みでは無いですが十分にきれいになりました

市販のクリーナーでも驚くほどきれいに

2.カーナビの地図更新
クルマには直接関係ないですが、社外品のナビが積んであったので地図ソフトを更新、もうしばらくは使えそうです。

3.エンジン内部の洗浄剤投入
燃料に入れるタイプで、年に1回くらいのペースで投入しています。最初は“ワコーズ”で2回目は“シュアラスター”を入れてみました。体感できる様な事は無かったのですが、悪くなってもいないので、効果はもう少し様子を見てからでしょうか

4.エンジンアンダーカバーの交換
車高を下げているせいか、田舎道では時々擦ってしまいます。また雪道で積った道路では、擦りっぱなしでした。消耗品だと諦めてヤフオクで中古品を購入し交換しています。

部品の一部は欠けてボロボロです

もっと壊れるかと期待されていたかもしれませんが、今のところ順調で、このまま20万キロを狙えるんじゃないかと目論んでおります。

普通のクルマと違って、多少気を遣うところはありますが、昔に比べたら壊れなくなったなぁと実感できます。そして新しい機構として、「DNAシステム」や「アルファTCT」等が追加され、ますますフツーのクルマに近づいている事は、嬉しい事でもあります。

唯一昔から変わらないなぁと思えたのは、走らせた時の感覚です。ハンドルを切った時のクルマの挙動やコーナーをトレースしていく様は、昔と変わってない気がして、「そうそう、これこれ」と一人納得してしまいました。

少し古いクルマと付き合っていく事は、そんなに負担にもならないのではと思います。これからの未来にはガソリンエンジンは無くなっていくものと思われますし、こういったメンテナンスも必要なくなっていくのでしょう

手をかける不自由さが楽しいと思える時代は今が最後かもしれません。

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