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ゆにこぉん動物Series『鷹(タカ)』


大空を悠々と飛ぶ猛禽類の中でも、鷹(タカ/ホーク)や鷲(ワシ/イーグル)は王者の風格があり、昔から国内・海外を問わず様々な形で人間と関わってきました。
他に鳶(トンビ)という種類もありますが、鳴き声(ピーヒョロロ)ではっきり区別できますし、「トンビがタカを生んだ」ということわざにある様に、なぜかタカやワシよりワンランク下に見られているようです。実は3種類とも、タカ目タカ科に属している鳥という点では同じ仲間なんですけどね。

では、タカとワシはどうやって見分けるかと言うと、一般的にはワシの方が大きいと言われているんですが、これも地域特性や個体差があってなかなか判定し難いようです。それで、タカには、独特の鷹斑(たかふ)と呼ばれる模様が有り、ワシには有りませんので、この模様で見分けるのが一番分かりやすい方法みたいです。鷹斑とは、空を飛ぶときに、身体方向とは直角に見える、羽根や体表の模様の連なりの事です。

ところで、鷹の飼育、訓練を行う専門家の事を、鷹匠(たかじょう)と呼びます。

古くは、飼いならした鷹を使って狩りを行う鷹狩りというスポーツ(?)がありました。中央アジアで4000年以上前に発祥したといわれており、日本でも仁徳天皇の時代には鷹狩りが行われて、朝廷を中心に王侯貴族の遊びとして栄えたという記録が残っているそうです。武将たちの間でも盛んに行われ、織田信長や徳川家康らが好んで鷹狩りを行っていた様子は映画などで出てきますよね。

ただ、現在の鷹匠は、害虫駆除で活躍しているようです。
農地やマンション、空港などで、ハトやカラスが問題となっているニュースやテレビ特番などを良く見ますが、そういった他の鳥が害虫化している場合に、鷹匠に駆除が依頼される訳です。と言っても、タカがハトなどを狩るという訳ではなく、タカやワシは、鳥類の頂点に君臨する存在なので、一定期間、該当の区域を飛ばせると、他の鳥は恐れて近づかなくなるそうなんですね。とても人道的な害虫駆除方法だと思いましたね。


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