見出し画像

そしてふたたび。

メガネがない。

銭湯からの帰り道。
自転車に乗っていた。

時刻は午後の7時過ぎ。
通りには人影も少なくて。

よっしゃとマスクを外したら、
メガネも一緒に外れてしまい、
脚にぶつかって地面に落下。

・・・こまった。メガネはどこだ?

メガネがないと、見えないじゃないか!!

街灯はあれども光は弱く、暗闇と同じ。

あわれな女は自転車を脇に止め、
地面に顔を近づけメガネを探す。

なんだか無性に情けなくなる。
情けもないがメガネもない。

ない。ない。ない。メガネがない。
いや、ほんとはあるんだけどね。

ない。ない。ない。めがねがない。
ほんとはあるけど、みえないよぉ(涙)

「人は見たいものしか見ないんだ」とか、
わかったよなこというけどさ。

見たくったって、見えないものもあるんだよ!!

自分のアホさかげんに泣けてくる。

仕方がないのでいったんウチに戻り、
別のメガネをかけて現場に戻ることに。

それでもみつからなかったらどうしよう?
もしかしたら、異次元空間にはまったのかもよ?

こうしてる間に、別の自転車に轢かれて
粉々になっている可能性もあるよ?

不安なきもちで現場に戻り
別のメガネで探すことしばし。

なんとか無事な姿で見つかった。

あああ。ほんとにもう。この人は。
どうしようもないね(呆)。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?