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SHOE DOG フィル・ナイト

SHOE DOG フィル・ナイト
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本書は、現在大手メーカーの1つであるナイキができるまでの物語です。
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本書から学べることは大きく4つあると思います。
☞物の売り方
☞成功には必ず失敗や挫折がつきもの
☞時間の使い方
☞フィルの最大の後悔
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☞物の売り方
創業者であるフィル・ナイトは、最初は日本のメーカーであるオニツカタイガーのランニングシューズをアメリカで売っていました。
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その時はアメリカでは全くの無名メーカーです。
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フィルの販売戦略はいたってシンプルで、自画自賛することです。スポーツ用品店にオニツカタイガーの靴を置くことを断られたフィルは、様々な陸上競技会に向かい、レースの合間にコーチ、ランナー、ファンと談笑しシューズを見せました。それだけで注文が間に合わないくらい売れたそうです。
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フィルはこれまで、百科事典や投資信託会社で営業をしているときは全然売れなかったそうです。ではなぜシューズが売れたのでしょうか。
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フィル曰く、オニツカタイガーのシューズを履けば走りはもっと良くなると信じていたからだそうです。この信念を理解してくれた人が、信念を共有したいと思って買ってくれたと分析しています。
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自分がどれだけその製品を好きでいるかが大切だと思いました。
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また、改めて嘘を付かないことが大切だなと思いました。
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現代は信用経済と言われていますが、別に今の時代に限った話ではなくて、昔から信用の積み重ねが成功に繋がっていました。
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というのも、ナイキが新製品(シューズ)を出した時、そのシューズはその時点では未完成でした。他メーカーも新製品を出していましたが、付き合いの長いお客さんはフィルの言葉の方が信用できるとして、未完成のシューズを注文したそうです。
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この経験から、フィルは特に隠し事や嘘付くことを徹底的に避けるようになりました。
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基本的には嘘をつかないことがポイントです。
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☞成功には必ず失敗・挫折がつきもの
今となってはナイキは大きな企業になりました。しかし、その道のりは相当険しかったようです。フィルは、たくさんの失敗や挫折、借金をしていました。
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例えば、子会社の株式を公開したが買い手がなく取り下げたり、取引先の銀行から手を引かれたり、シューズの販売権を契約していたオニツカタイガーから突然手を引かれたりしています。後にオニツカタイガーとは訴訟までしました。
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資金の面でも、キャッシュが幾度となく足りなくなったり、借金をたくさんしたりと、相当長い期間苦労しています。
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苦労をたくさん経験したフィルですが、彼は失敗したらそこから学べばいいと言っています。
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フィルの失敗に比べたら、僕の失敗は全然失敗じゃないなと思いました。もっとチャレンジしてもっと失敗していいんだなと勇気が出る言葉でした。
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☞時間の使い方
フィルは最初から起業だけをしていたわけではありません。最初は副業として始めました。
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フィルのビジネスは、どうなるかも分からないのに日本にわざわざ足を運び、オニツカタイガーのシューズをアメリカで販売する権利を交渉して得たところから始まります。
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つまり、めちゃくちゃ行動したのです。この行動が全ての始まりだと思うと、ダメ元でもいいからやってみることがチャンスを生むのだと思います。僕も新しいことに時間を投資する意識を持って過ごしたいです。
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☞フィルの最大の後悔
最後に、フィルの最大の後悔を紹介したいと思います。
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今ではナイキの会長のフィルは、これまでの1番の後悔は息子と一緒に過ごす時間が足りなかったと言っています。
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成功・幸せの定義は人それぞれです。いろんな成功・幸せがあっていいですし、正解は1つではないと思います。
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ただ、フィルも言ってるように、お金だけではなく自由な時間を持つことが欠かせません。家族と一緒にいる時間があること、それでいてある程度の収入があること、そのバランスで決まります。
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これからいろんな働き方が出てきますが、僕も幸せを掴むための働き方を模索していきたいです。
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