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スゴイ!稼ぎ方

スゴイ!稼ぎ方 山崎拓巳
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本書は、山崎拓巳さんの成功するための思考や、ご本人の実体験を踏まえ稼ぎ方や生き方がまとめられています。
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現在の日本人の平均年収は、先進国トップクラスの「半分以下」になっています。
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そんな中で1番の問題は、「そのことに気付いていない日本人が多い」ということです。
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これまでは労働者を育てる教育が機能していましたが、今となっては過去の遺産です。
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いろんな働き方が出てきていて、将来的には複業が当たり前になるかもしれません。
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人は自分の毎日に飽き始めると変化を求めるようになります。しかし、変化を望むと「不安定」になるので、同時に「安定」を求めます。「変化」と「安定」は同じ価値観ではないそうです。
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この2つの中庸にある価値観が「成長」です。また、同時に「貢献」という価値観も存在しています。
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つまり、変化を望まない人でも、変化が含まれる「成長」と「貢献」という価値観を持っている人が多いのですね。ここに葛藤が生まれてしまっています。
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☞お金のセブンポケット
セブンポケットとは、7つのお財布があることです。簡単に言うと、収入を分散させましょうという考え方です。1つの会社から30万円もらうのではなく、7つの箇所から合計30万円貰いましょうと。
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そしてセブンポケットのメリットは、自由を手に入れることです。
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実は、仕事は1つでもいいというのはここ50〜60年くらいの話だそうです。
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高度成長期に働き手が必要だったので、良い人材を確保するために終身雇用や年功序列を約束しました。しかし、現代では会社の提供する幸せと社員の求める幸せが一致しなくなっています。
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☞まずやってみて、楽しければ続ける。
3000名ほどの人たちに、「あなたは何回目の失敗でチャレンジを断念しましたか?」とアンケートをとりました。結果は0.8回でした。つまり、1回失敗できたら平均を超えます。失敗しても辞めて次にいけばよいのですね。
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☞仕事とは誰かの悩みを解消するお手伝い
困ってる人のサポートを仕事にする。そのためには、まず自分が困ってることは何かを考えてみることが大切です。また、自分のこだわりも誰かの役に立つそうです。
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☞価値を創造する力をつける
価値を提供するためには、常に価値について考える習慣を身につけることが重要です。例えば、ランチに入ったら本当に1000円の価値があるか、なぜそう思うかを考えてみるんですね。
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逆の立場で、3万円のコース料理の注文を貰ったら、3万円の料理がどんな料理か考えると思います。
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レストランで食事をした後、金額当てごっこをする社長さんもいるそうです。ゴチバトルと同じですね。その社長さん曰く、「価値を提供する仕事だから、価値がわからない人は成功できない」ということらしいです。
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☞成功者の近くにいると成功は近くなる
人は周囲の影響を大きく受けます。例えば、学校で出された宿題の締切が3日後を想定した時に、友達が全員まだやってなかったら安心すると思います。しかし、友達が全員既に宿題を終えていたら、かなり焦るのではないでしょうか。
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成功者は成功者同士群れているそうです。つまり、どうやって成功したのかなどのknow howを聞くのではなく、どのチームに属しているかknow whoを聞いた方がよいとのことです。憧れる10名をリストアップし、その輪に笑顔で明るく入っていき、成功者に可愛がられると引っ張り上げてくれるようになるそうです。
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☞知り合いがお金を稼ぐのを嫌う人がいる
拓巳さん曰く、知り合いがお金を稼ぐことを妬む人がいることを知ったほうがよいそうです。確かに、赤の他人が稼いでいても何も言わないのに、知り合いだと悪口を言いはじめる人がいると思いました。こればかりはどうにもならないのですが、少なからず他人の幸せを喜べる人は魅力的だと思うので、僕も素直に他人の幸せを喜べる人になりたいです。
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☞稼げる人の共通点
①いい人間関係を築ける人
②信頼されてる人
③直感を大切にする人
④情報を持ってる人
⑤志を持ってる人
⑥体力がある人
⑦本当に恥ずかしいことは何かを知ってる人
⑧アセスメントする人
⑨知りたいという欲求が強い人
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本書ではざっと9つまとめられていますが、結局はポジティブに明るい人が結果を出すのではないでしょうか。アメリカの鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの言葉で、「賢い人は徹底的に楽天家である」とあるように、ポジティブに次から次へとチャレンジして、人間関係を大切にすることが共通してると思いました。

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