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コムローイ祭り2023



今年のコムローイ

今回タイに来た最大の目的は、チェンマイでコムローイを見ること。和紙のランタンに火を灯し空に放つあのイベントだ。
イベントの名称はイーペンランナーとかイーペン祭り、コムローイ祭り、ロイクラトン祭りと呼ばれる。存在は知っていたが、人混みは嫌いだし高額だし、わたしが興味を持つ要素がなかった。このイベントに興味を持っていたのは連れのほうだ。それで今回タイでの合流を決めた。
有料の会場がいくつかあって日本からチケットを予約した。本当はメイジョー大学の近くで行われるこのイベントを見たかったのだが、チケットを取るか決める時期に、まだこの場所でイベント自体が開催されるか分からなかった。コロナ明けでやらないのではないかという記事が多かった。しかし蓋を開けてみれば、見事4年ぶりに開催。これを知ったのは本番が終わってからで、悔やまれたのは本番当日ろくな写真が残せなかったからに他ならない。


コムローイ祭りの料金

わたしたちは「チェンマイゴルフリゾート」で行われるコムローイ祭りを見にいった。料金はふたりで7,500バーツと、わたしにとっては海外で参加するイベントとして過去最高額を記録した。
送迎込みがスタンダードのようだったが、わたしたちは現地でバイクを借りたかったので送迎は外した。送迎代でひとり300バーツが組まれていたので、コストを抑えるならバイクを借りたほうが安い。
ふたりともバンに乗ることが嫌いなのでこっちのほうが都合がよかった。小型のバイクは24時間レンタルで250バーツで借りられた。


バイクで会場へ向かう

わたし個人のタイでの最大の楽しみは「食」だ。タイの料理は本当になにを食べても美味しい。インドではそうもいかないが、この国のスパイスはだいたいどれも好きだし、辛いものも食べられる。
日本にいくらタイ料理屋が多いと言ったって、本物が食べられるのはやはりここタイでしかない。滞在中できる限りタイ料理を満喫したいと思っていた。
わたしがタイを住みたい国ナンバーワンとして挙げているのは、やはり食べものが合うからだろう。その国に住めるかどうかはこれが一番重要だ。

タイ北部料理はまた他の地域とは違った味つけのようだ。どっちがどうとか、どっちが好きかなどは、まだ語れるほど食べていないから分からない。
この日は今回まだ食べていない「カオソーイ」を食べることにした。
市内で2軒ほど回ったがどっちも満員御礼で入れなかったので、バイクで郊外に出てから食べることに。こんなときバイクがあるととても便利だ。行動範囲が一気に広がる。

渋滞することも念頭に置いて少し早めに着こうと思ってはいたが、早く着きすぎた。
15時、まだスタッフが入ったばかりの時間帯だった。会場にはまだ入れないかと思っていたが入ることができ、それどころか飲食まで始められた。
バイキング形式になっていて飲食はフリー。アルコールは置いていない。わたしたちは先ほどカオソーイを食べたばかりで全然食欲がなかったが、いったん飲みものと軽食を取って地面に敷かれたシートに上に座った。


コムローイ会場

17時近くになると会場内にも人が増えてきた。
日本語が飛び交う。周りを見るとほとんどが日本人だ。飲食のブースなんて代々木公園のタイフェスのようにしか見えない。
確かに日本人の多い会場だとは聞いていたが、ここが日本と見紛うほどとは思わなかった。
いや本当に、これはタイにある日本人のためのイベントだ……。

まだ明るいうちにロイクラトンの会場を覗きにいった。川に灯篭を流すイベントだ。
ところが会場付近に川はなく、あるのは池で、そんなところでは当然灯篭も流れはせず、仕方がないがかなりしょぼかった。

コムローイ会場の敷地は広大で、3,000人規模といわれているが、そこまでごちゃごちゃしてはいなかった。
飲食のブースやトイレはそれなりに混雑するが、日本人なら許容範囲内だろう。

この後、ショーが始まりコムローイ一斉上げとなる。
すべてが順調かのように見えたが、想定外のことがこの後に起こる。




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