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子どもが 学校で困らないために、ママができる3つのこと~入学式当日編~

お子さんが小学生になる、というのはママにとってはいろんな感情が湧いてくるものですよね。
「無事に ここまで育ってうれしい。」の気持ちはもちろんだけれど、
「生まれてからまだ6年なのに もう?
つい先日まで 「園児」だったのに もう「小学生」!?。」という戸惑いや、
「うちの子、だいじょうぶかな、うまくやっていけるのかな、、、」という不安と心配の方が大きいママさんが多いのではないでしょうか。

この記事は、約23年間「小学校の先生」をしてきた私が『教師の視点で』、かつ、30年間「息子の母」をしている私が『ママのきもちを踏まえて』書いています。
お子さんが、小学校で困らずにうまくやっていけるために ママが知っておくと良いのではないかな、自分も当時知っていれば良かったな、と思うことを 3つに絞って挙げていきます。

今回は、入学式当日について。
【①子どもの視野を広くさせる】⇔【逆に言えば、ママが子どもの視野を遮らない】
入学式の会場で、お子さんが入場してくる時に名前を呼ぶのはやめておきましょう。
カメラ目線のVサインポーズが撮りたくて 名前を呼んだり、手を振ったりする・・・
その気持ち、よくわかります。
でも、実は子どもたちは、入場する前に教室で先生からお話を聞いてきています。1年生としての自覚をもち、その学校の児童の一員として、新鮮な気持ちで歩いています。
そんな心の状態なのに、「あ!キタキタ!〇〇ちゃーん!こっちこっち」と
聞き慣れたママに呼ばれたら・・・?
その瞬間、その子の視野は 100パーセント ママだけとなります。
それまでは、先生や他の子など周りの動きや式場全体を視野に映し、空気感など様々なものを読み取ろうとして、脳内は目覚ましい成長を遂げようとしていたのではないでしょうか。
だから。
入場してくる時には、ぜひ、きりりとした面持ちで 前を見て歩いている姿をパチリとカメラにおさめてあげてほしいな、と思います。
1年生になった門出の記念写真に ぴったりだと思いませんか。
笑顔でピース写真は また後で撮れますから。

【②帰るときの挨拶は、笑顔と軽い会釈で。】⇔担任に我が子のトリセツをバーンと持ってくるのは やめましょう。(実話)
だいじょうぶです。見ていれば すぐにわかります。

日々の学校生活の中で、気になることや伝えるべきこと、お願いしたいことも 出てくるでしょう。
そんなときは、お電話で。(授業中、休日、早朝、遅い時間には つながらないと思いますのでご注意を。)
電話が無理でも、安心してください。連絡帳、という担任とママのコミュニケーションツールもありますよ。
また、紙に書かなくてもネットで繋がることができる時代です。

担任も、できるだけママさんたちとはしっかり連携を取って一緒にお子さんを育てていきたいと思っているので、情報をもらえるのは有難いことです。ただ、時と場合、状況、タイミングが悪いと困らせてしまう、それが入学式当日に渡されるトリセツ、というだけ。

1年生の担任は、こなすべき仕事が山盛りです。山のように、ではなく、本当に 机の上に山盛りになっていて しばしば雪崩を起こすほど。毎朝8時前から21時ころまで 常に慌てふためいてこなしています。(あぁ、懐かしや)
時間がないんです。ずっしりしたトリセツ、読めません。

命に係わるアレルギーや持病については、予め教育委員会の担当者なども含めて打ち合わせをしていると思います。担任にもその内容は伝わっているはずですし、そのような重大な話は 立ち話でなく 場を改めてしっかりとお話をするべきです。
だから、そのママさんには、他の子より配慮してもらうことを「お願いします」とひとこと伝えてから帰った方がよいかもしれません。

【③学校内で、公園で遊んでいるようにテンションが上がっていたら きちんと注意する】⇔「うちは自由にノビノビ育てたいから」と ダメと言われていることを やりたい放題していてもニコニコ見ていると たぶん周りから引かれます。(実話)

たった3つのポイントでしたが、解説が長くなりました。
担任の先生と仲良くやっていくことも
「子どもが困らずにやっていけるためにママができること」
ですね。(あれ!4つめになってる?)
長い記事を最後まで読んでくださったママさんのお子さんが
学校で 楽しく、大切に可愛がられ、元気に過ごせますように。




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