それまでアイドルファンになったことのない僕は、いきなりリリイベ（っていう言葉さえ知らなかった）や、ライブなんて行く勇気もなく、ただただ動画を見て勝手に高まっている状態だったのですが（今考えれば、全国でそういう人たちがたくさんいたのでしょうね）、さすがに現場に行ってみようという気持ちになりまして。

みなさん「ももテン」って知ってますか？今、ももテンだけで検索しても全然情報が出ないので記憶違いだったのかな？と焦ったのですが、昔のBUBKAとか引っ張りだして調べました。

3月21日に上野水上音楽堂で行われるはずだったフリーライブで、これに行こうと思っていたのですが、震災で中止になったんですよね。この「震災」以前と以後では、ももクロだけじゃなくアイドルシーン全体の転換期になったようですが、アイドルファンになったばかりの僕だったので、語れることはほぼ無くて。なんでもZ伝説は復興応援ソングとして制作されたので、震災が無ければああいう曲は誕生しなかったそうです。

行こうと思っていたフリーライブも中止になり、中野サンプラザのチケも完売している・・・でも日々配信されているUSTを見て勝手に高まり（二回目）「これは行かなくてならない！」となって、生まれて初めてヤフオクに手を出したのでした・・・（闇落ち）

10年も前のことなので、もう時効ということで許していただきたいのですが、一部は一万円中盤、二部は三万円ちょい出した記憶があります。今考えたら、完全にカモにされたな～と分かるのですが、その頃はなにせ高まってますから！しかも両方とも同じ転売ヤーが出しているらしく、少し割引までしてもらって。完全にいいお客さんですよね。

ちなみに座席は、一部はちょうど真ん中あたりで、二部は前方7席目ぐらいのやや端のほう。一部は初めて生でももクロを見れた！という興奮で時が過ぎていった感じで、二部は近すぎて逆によく分からなかったというのが正直な感想でした。二部は特に、パフォーマンスよりもあかりんの最後の挨拶が印象に残りましたね。

で、その挨拶でボロボロ泣いて。数か月前にファンになったばかりですよ。そんな人間が初めてヤフオクに手をだして数万円使ってチケット買ってそういう状態になるんだから、その時のももクロが凄かったのか自分がヤバかったのか・・・両方ということにしておきましょう・・・

公演の最後に、ゼッ～ト！！という叫び声が会場に響き、ももいろクローバーZが誕生し、あっけに取られたまま終了。これ今なら分かるのですが、以前からファンの人達にとっては凄い嫌だったと思います。例えばヌュアンスリーXやカノサレGになったら「は？」って思いますし。でも当時の自分は興奮しましたね～なのでこの時点でファンの入れ替えが始まったのかなと思います。Z伝説から曲の方向性も変わったのも理由のひとつかと。ここらへんに付いては③以降にでも書きたいと思います。

――そうです、まだ続きます！