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今更ながら、水瀬いのり LIVE TOUR 2019 Catch the Rainbow! @日本武道館 DAY1に行った話

【はじめに】
おっさんになると息を吐くように時が経過していきますが、伝説の水瀬いのりさん武道館ライブからもう既に丸1週間以上が経過してしまいました。水瀬いのりさんDAY1の翌日に見た別のライブを含め、その2日間で私の人生が変わるほどの衝撃的な体験をしたことは別のテキストにて投稿させて頂いたものの、肝心のライブの感想は

これです。
余りに無力。

脳内で色々な想いが浮かび駆け巡るものの、それを言葉や文字に起こすことを体が拒否してるかのような、幼馴染みのことだけ忘れてしまった記憶喪失美少女のような気分を味わってました。

そしてこれです。(2回目)
ライブ後全く聞いてません水瀬いのり。
あんなに凄いライブを見た後に、楽曲を振り返りながら余韻に浸るという行為を全くしませんでした。

その代わり、今週はオーイシマサヨシとi☆Risと芹澤優と鈴木このみを新たに摂取しバンプオブチキンで思春期に戻りゆいかおりを久しぶりにシャッフル再生して心がRing Ring Rainbowし…といった充実したミュージックライフを過ごして本日只今午前8時、充分な睡眠と週末の解放感がそうさせたのか遂に私はこのテキスト画面を開きました。

既に数多の水瀬いのり武道館ライブの感想を拝見し、皆さんの熱い想いを享受した中で私が改めて言うことは何も無いです。しかしながら、あれほど素晴らしいライブを見せてくれたチーム水瀬いのりへの感謝と、一応音楽を聞いた感想をくっちゃべりたいと思って始めたTwitterやnoteである以上たとえどんな内容であろうと何かを発することが明日の自分を作るんだというやや無理筋の発奮材料をエネルギーに変えて…とかそんなんマジどうでも良くて、なんか残さんことには私の水瀬いのり武道館ライブは終わらないんや!!

東北出身の私が関西弁を使わないと抑えられない程の、とにかく何かを発信したい思いだけはライブ終了後今に至るまで変わらず残っておりましたので、何とかそれを形にして終わろうと思います。お時間とロマンスがあり余る方のみ読んで頂き、結果得られるものが何も無かったとしてもノークレームで、何卒宜しくお願いいたします!!

【ライブ前】

ライブ当日は金曜日、私は社畜、当然出勤し夕方早退すべく業務に勤しんでいましたが、奇跡的に仕事が落ち着いたため社畜界では禁忌とされているあの呪文を高らかに唱えました。

本来であれば退社即ビールを決め込むべきシチュエーションですが、前日酩酊&電車乗り過ごし&深夜タクシー帰宅というゴミクズ3連コンボをかましてしまった私はノーアルコールで予習をしつつ、だらだらと気の向くままに数時間を過ごしたのでした。

この他、神保町の古本屋を冷やかしの目で覗いたり油そばの大盛りで胃もたれした後、武道館の坂の下町民の皆様が集うセブンイレブンを訪れ、皆様に混じって景気付けの一杯を楽しみつつ気持ち悪いツイートをしたりしました。

いやぁ気持ち悪い、ホントありえないよね(ありえない!)

そんなこんなで武道館へ無事到着。今回チケットを譲って頂いた兄さんと合流し、親の顔より見たACIDMAN武道館ライブ映像のお陰で行った気になってたけど、実は人生初めての武道館に足を踏み入れたのでした。

席はスタンドやや後方ステージに向かって一番右端でした。スタンド席は先に参加した小倉唯さんライブで初体験済、アリーナより見やすいと感じてたので視界が広く快適、端席はスペースが広く取れてライブ中多動気味の私にとってはありがたく、更にちょいちょい水瀬さんが来てくれるのでお得感がありました。加えてモニターがすぐ横に設置されてたので時折素晴らしい表情の水瀬さんを大画面で拝めたこともあり総合的に大満足!兄さん本当にありがとうございました!!

【ライブ】
前置きが長く本編が短い糞テキストになる予感がぷんぷんしておりますが、ここまで前置かないと書けない位のもんだったという風に解釈して頂き、とにかく書くと決めたのでこのまま進めます。ライブは前回小倉唯さんライブと同様、特に印象的だった曲にスポットを当てつつ若干過去ツイートを参照しつつ書いてまいります。

01.Step Up!

これ(Step Up!を私の聞こえたままに文字にしたやつ)ですね、私ふざけてツイートしてるわけじゃなくて本当に本当にこの曲のイントロが大好きなんです。Innocent Flower、BLUE COMPASSは私の中で後半により凄い高まりを持ってきて昇天させるタイプのアルバムだと思ってて、それが水瀬いのりのスタイルでCatch the Rainbow!も当然その流れを汲んでくると思ったらこのイントロですよ吹き飛ぶでしょ普通。最初聴いたとき爆笑しながらキレましたもん「なんだよこれ聞いてねえぞ!」ってそらそうでしょう聞いてないですもん私支離滅裂かよ。

そんなイントロが開幕同時に掻き鳴らされ私のテンションは一気にMAX!ジャジャッ!ジャジャッ!からはもう力の限りオイオイしました既に最高!サビの1,2,1,2,3は皆で叫ぶところだったことを知らなかったのですが、大阪⇒名古屋と通してこられた方も多数いたのでしょう初っ端からかなりの迫力でした。私は前情報無しの水瀬いのりライブバージンで、かつ元々ボーカルにはあまり被せない派なので自らの高まりを一張羅のキングブレードに込め全力で弾け散らかしました。いや本当、たとえ一曲目で終わっても私は満足でしたね最高でした最高!(早い)

02.ピュアフレーム
May be…始まった瞬間記憶が追い付かなくてあれなんだっけこれいや最近めっちゃ聞いてたでもタイトルが思い出せねえなんだっけやばいこれめっちゃいいええっと…

水瀬さん「両手をフレームにして…」

あぁぁピュアフレームだぁぁぁぁぁぁ!!!!
フワリ、だけど、つかみたぁくてぇぇぇぇ!!!!

水瀬いのりライブの2週間程前、フォロワーのとある兄さんに声がけ頂きお酒を酌み交わす機会がありまして、案の定よっぱらっぴして細かい話は全然覚えてないんですが飲んだ翌日以降「カップリング聞いといた方がいいっすよ」という兄さんのピュアフレーズが頭の中をリフレインしてようやく聞き始めたんです。いや本当聞いといて良かった…この伝説のライブが自分の中で伝説にならないところでしたありがとう兄さんまた飲みに行きましょう!ピュアフレームは綺麗に抜けてく高音と透明な空気感が大好きで聞きたいなと思ってたのでめっちゃ嬉しかったし、そこからReady Steady Go!に繋げてきた瞬間Catch the Rainbow!を初めて聞いてすぐこのライブチケットを探し求めた数ヵ月前の自分を心から誉めましたね、何この神セトリ。

04.Kitty Cat Adventure
かわいい、以上。

ってね、自称楽曲派が聞いて呆れますね。かわいかったすねええ萌えましたよ、絶対水瀬さんのほっぺたって今までの人生で感じたことない位の柔らかさなんでしょうねいくら払ったらほっぺたカフェに出勤してくれるんですかね。(そんなものは無い)

いやホント可愛かったんですがこれにはちゃんとした理由があって、先に述べた通り私のすぐ横にモニターがあったんですが、私基本どんなに遠くてもライブ中は肉眼で本人を見るように努めているんですがこの曲の時明らかにかわいい生き物がモニターに映ってましてね、俺は曲を聞きに来たんだそんな水瀬さんが可愛かろうと可愛くなかろうと関係ないんだ曲がいいんうわぁぁぁぁかっわゆーーーーいにゃんにゃんしてりゅうーーーーーぅぅうわっほーーーい!!!

ってさ、なるやろこんなん!!(逆ギレ)

悲しいかな私も男だと思いましたね最高でした、んで後のMCでみんなこーゆうのが好きなんでしょ?みたいに観客をイジってたのがもっと最高でした。塩対応?とかじゃなくてファンとの適度な距離感による楽しいトークでしたね合ってますかね?とにかくMCで回収してくれたのは個人的にとても良かったですね。

曲?めっちゃ可愛かった!!!(語彙力)

05.Wonder Caravan!
改めて、このテキストは個人的な感想を書いておりますので「それは違うやろニワカが偉そうに語るな」と思われる方もいらっしゃるだろうという前提の下、でも思ったことをそのまま書いてるということを了解頂きたいのですが、Wonder Caravan!の、特にサビ辺りでちょっと声出てなくない?って感じました。サビの高音を存分に聞かせる曲なので特に気になってしまったのはあると思いますが、本当正直に書きますがここまで曲の素晴らしさは十分堪能してたものの「水瀬いのり」はまだこんなもんじゃないだろう?っていう自分自身の勝手な期待に届いてない感じがあり、微かなモヤモヤが残った状態でした。

06.コイセヨオトメ
一旦水瀬さんがステージから引き、バンドメンバー紹介を挟んで迎えたこの曲。サビの「恋セヨ乙女 Happiness」を聞いた瞬間電撃が走りました。

水瀬いのりが「鳴っている」

私が今回期待していた水瀬いのりのボーカル、その想像を遥かに越えた声が心臓に直撃してきました。遂に姿を表した水瀬いのりの本領と、1stライブ以来のキラーチューンに高まりを爆発させる迫力満点のコール、1番サビが終わった瞬間「うっわすっげぇ!」って叫んだのを鮮明に覚えています。

水瀬いのりさんは、私の知る限り現在トップランカーの人気声優と言って良い方だと認識しています。そんな水瀬さんは沢山の仕事の中を縫ってアーティスト活動をしてて、今日は初めての武道館でそりゃ緊張もするだろうし、(多分)昨日まで別の仕事してての今日だろうし、急に全てを切り替えてこの大舞台で100%のパワーを出す、それはどんなに大変なことか。受け手として過度の期待をし、勝手に評価してしまう自分の悪い癖がこの最重要場面で出てしまったことを心から反省するとともに、おっさんの凝り固まった価値観を右ストレート一発でぶち壊してくれた水瀬さんの歌声に感謝し、涙しながら聞いていました。

こうなればもう怖いもの無し!続くココロはMerry-Go-RoundでダンサブルなABメロをテンポ良く進んだ先のサビを高らかに歌い上げる水瀬さん、貴方の声が正にファンファーレでした。更に畳み掛けるFuture Seekerの跳び跳ねる歌声、果てしなく高まる会場のボルテージ、現在最強のアーティストを目の当たりにしている実感に身体中が踊ってました。最高だったよな、Future Seeker…

11.約束のアステリズム

圧倒的に、好き。

星屑のコントレイル、三月と群青に並ぶ自分的三大水瀬いのり曲の1つが今回どういった形で歌われるのか大変気になってましたが、楽しい幕間映像が終わった直後、レーザーが降り注ぐ空間にシックな出で立ちで現れた水瀬さんがライブ後半の始まりを告げる号砲として選んだのがこの曲でした。私の拙い日本語で言えるのは「圧巻」の一言。体を、武道館を、空さえも突き抜けんばかりに響く水瀬さんの強い声とバンドサウンド、呼応する観客のシンガロング、私ね、正直約束のアステリズムの歌詞ってよくわかってないんです。わかってないんですけど、この瞬間にこの曲が伝えたいことはわかったような気がして、それで水瀬いのりさんと、同じ空間にいるファンの皆さんと1つになれた気がして、それが本当にうれしくて泣きながら笑顔で歌ってました。本当に幸せでした。

13.リトルシューゲイザー
約束のアステリズム→brave climberというアッパーな曲で攻めた後の一手としてチーム水瀬いのりが選んだのは、水瀬いのり楽曲の中でも異彩を放つスピード感のありながら聞く者の心音に直接響くメロウなサウンド、カップリングにしてそのヤバさに怒りすら覚えた珠玉の名曲。いやーやんねえだろうなと完全にノーマークだっただけにイントロの時点で言葉を失い、痛みを纏いながらそれでも一歩を踏み出そうという切ない誓い・生まれる強さを情熱的に歌う水瀬さんの歌を只々享受してました。この曲は日替わりだったそうなので、個人的には1日目で良かったと思える価値ある一曲となりました。

14.今を僕らしく生きてくために

これ以上の感想は無いですね、きっとこれからも。

加えて、リトルシューゲイザーで本格的に脳がライブ空間に支配され、只々水瀬いのりの凄さを、音を楽しむ素晴らしさをノーガードで受け続けるだけのマシーンに成り下がったことでこっからの記憶は本当に言葉にできないです。

追い打ちをかけるように登場したストリングス部隊を加え奏でられるTRUST IN ETERNITY→Starry Wish→My Graffiti→harmony ribbonはいよいよ何も書くことが無いというか…もういいよね、あそこは。ライブに行った方は同じ気持ちである確信があるし、あの4曲を語る言葉なんて私が持ち合わせている訳がない。一つ言えるならば、とある兄さんがツイートしていた通り、次回のライブでは水瀬いのりをただ受容するだけで終わらないよう自分自身がレベルアップするしかないです。いのりさん、完敗です。今回はこれで勘弁してください。

でも一言だけ。ありがとう、大好きです。

21.Catch the Rainbow!
もう私のような弱小ニワカ音楽好きでは語ることすらままならない圧倒的な本編が終わり、いのりんコールを経てアンコールへ。Dreaming Girls→Million Futuresと最大出力で攻め続けた後に訪れる大団円で私が見たものは、込み上げる思いを押さえきれず涙に声を詰まらせる水瀬さんの姿でした。私は楽曲を聞くことが趣味であり、彼女がどんな人格で、どんな作品に出ていて、どんな軌跡を辿ってこの場所に立っているのかを十分に理解しないまま今回のライブに参加しておりましたが、ライブ中に感じた水瀬さんの誠実さ、ファンへの感謝、武道館への想い、全てがあの涙に集約されていたんだろうなと、やりきった実感があったんだろうなと感じました。また、声の出ない水瀬さんを支える会場中の歌声は、水瀬さんの声を愛し、声に導かれたファンの心からの感謝に聞こえ、ファンの声に後押しされ復活した水瀬さんの伸びやかな歌声と共に最高のライブは幕を閉じました。

【終わりに】
ありとあるゆるショートカットとスルースキルを駆使してなんとかゴールに辿り着きました。駄文も駄文ですがもうこれ以上は書けません許してください。もう何回言ったかわかんないですけど本当に凄いものを見たなと、心からの感謝を水瀬いのりさん、そしてチーム水瀬いのりに伝えたいです。私はDAY1のみの参加でしたが、他の方のブログを拝見するにDAY2は初っ端からフルスロットルの水瀬さんでしかもダブルアンコールは夢のつぼみってあんたそれ目撃した人は息してないでしょうよ…という嫉妬はすこーしだけあります。しかしながら、声優界のトップランカーとして活躍している方がアーティストとしてライブをすることの大変さが垣間見れたこと、それを乗り越えた(ように聞こえた)瞬間に立ち会えたこと、私には知る由の無い沢山の何かと戦って武道館初日のラストCatch the Rainbow!に辿り着いた水瀬さんから流れる涙と、それを支えるファンの心からの声が聞けたことはDAY2参加だったら味わえない感動だった、私はDAY1に参加できて本当に幸せだったんだと負け惜しみ風の本音を書き連ねてこのテキストを終わります。

最後まで読んで頂いた方(いれば)、本当にありがとうございました!!

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