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流行りの形

最近自分の中で流行っている形状なのですが、表側はちょっとカーブがある虫眼鏡くらいのカーブ面、裏面は球状に近い丸み。裏面にたくさんの面を作り研磨をすると、光と色がガラス周囲に集められ、独特のきらめきを放ちます。面が多くなればそれだけ研磨も大変なんだけど、それはもう我慢しかない。ひたすらに磨きます。

エメラルドグリーン?ターコイズグリーン?なんともいえない緑みの青がそそられる作品です。大好きな宝石でパライバトルマリンというのがあるんですが、それに近い色合いを表現しました。背景には少量のグリーンフラッシュ(ラメ)を散らしているので、光が当たるとキラキラと輝くのです。

いわゆる南国の海の色に形容されるターコイズブルーも大好きな色ですが、なんというかもう少し水温が低いというか、緑味を抜いたような青もかなり好きです。宇宙から見た地球の色とでもいいましょうか。宝石でいえばサファイア、最上級のコーンフラワーブルーと言ってもいい。そんな青をイメージして作った作品です。

やや緑みのある柔らかなブルー、いやグリーンかな?形容に迷うような丁度中間の色。実はグレーを挟み少し彩度を落としています。鮮やかな作品は確かに目を引くんですが、コーディネートを考えるとこういう控えめの色は洋服と調和しやすいのです。背景にブルーフラッシュ(ラメ)を散らしているので、光が当たるとチラチラ煌きます。

鮮やかなターコイズブルーのガラス地を最大限に活かした作品です。ハンドウイルカはさりげなく配置。グレーで造形しているので、背景によっては同化してあまり目立ちません。ある意味自然界の見え方に近いような・・・リアルだけどメルヘンな魅力の詰まった作品です。

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