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翻訳原稿/バレーボール/デート/バースデー/学級閉鎖(9/1〜9/7の日記)

9月1日

大好きな友人に会いに千駄木へ。
友人は、長年ライフワークとして南アフリカの小説家ベッシー・ヘッドの長編小説を翻訳していて、温めてきたこの作品の日本語版をいよいよ世に出すために動き出そうとしている。私はその大切な翻訳原稿をこの夏、読ませてもらったのだ。
小説の舞台はアフリカの国ボツワナ。遥か遠くのその地に想いを馳せながら、1960年代に書かれた小説を友人の翻訳した日本語で読む。小説の内容はもちろんのこと、この国境も時空も超えた読書体験と彼女の愛に溢れた翻訳に胸が熱くなってしまい、直接彼女に会って感想を伝えたい思いに駆られた。
彼女が常連のカフェで時間を忘れるほど、ベッシー・ヘッドのこと、作品のこと、彼女の今後のビジョンについてなどたくさんの話をした。久しぶりに心の底から熱い気持ちになった。

彼女がその日のことを書いてくれたnote


9月2日

6月から土曜日の午後は小学校PTAのバレー部の練習。
今年に入り、さすがに体を動かさないとまずいと焦り始め、縁あってバレー部に入部した。スポーツは多少やってきたけど、バレーボールは全くの初心者。男子バレーボールにハマってた時代があったからイメージだけはある。でもね、やってみると全然違う。当たり前だけど。若い頃のように機敏に動けないし。悲しい現実。
こんな私でも真剣にアドバイスをくれるコーチ、いいプレーをすると声をかけてくれるチームメイトたち。この感じ、中学校以来? チームスポーツで言えば、小学校以来? めっちゃ新鮮、めっちゃ楽しい。
同じ小学校に子どもが通っているからママ友なんだけど、子ども抜きに個としてつながってる。中年になってこんなことが待ってるなんて想像してなかった。

9月3日

PTAのバレーボール大会トーナメント戦。ママチャリの集団で会場の体育館に乗り込む。初戦で早々に負ける。時計をみると10時前。バレーボールを楽しくできればいいと思っていたけど、勝てなきゃ楽しめねぇー…
もうちょっとボールが落ちてくるスピードや角度を見極めて、確実にレシーブできるようになれねば。


9月4日

中学の同級生でバンドも一緒にやってた親友と東京でリベンジデート(帰省のタイミングで会う予定が台風の影響で流れた)。
午前中に待ち合わせてサンシャイン水族館へ。魚たちってまじまじみるとほんと興味深い。この世の中、人間で回ってると思ったら傲慢この上ないと思った。
そのあとは高級かき氷を食べに行く予定だったけど、それぞれが日曜劇場『VIVANT』にハマっていることが判明し、予定を変更して赤坂サカスへ。

あいにくの小雨

例のモニュメントを見てきた。出演者たちの直筆サインもしっかりチェック。自分ひとりじゃ腰が重いけど、せっかく東京に親友が来たんだから行こうっていう気持ち。その気持ちの化学反応に従って行動すると意外なところに辿り着く、それが好き。
それ以外はずっとカフェでお茶しながら、隣の韓国人のお姉様方に負けないくらいの盛り上がりで、何回聞いても笑える私たちのド定番バカ話に花を咲かせ、お腹がよじれるくらい笑った。
彼女といると自分が彼氏になった気分になる。それは中学の頃からずっと。健気な性格の彼女を見てると守ってあげたい!って思うんだよ(こんなこと言ったら、『こっち向いてよ向井くん』の美和子に「守るって何?」とツッコまれそう笑)。

9月5日

天国にいる大切な家族の誕生日。
朝、「今日は何の日でしょう?」って下の子に言われて思い出したことをとても恥じた。毎年恒例のケーキを買いに行ったときも、(家族4人で分けるから、このくらいのサイズでいいか)と心の中で思ってたときに、下の子が「5人で分けるから少し小さくなるね〜」って言ってきて、ハッとした。私は現世しか見えてない、だけど7歳の娘はしっかり目に見えないものを認識していた。娘に救われた日。

9月6日

前職の同僚が「週2回程度半日の仕事を紹介したい」と連絡をくれ、職務経歴書を持って同席。出向いた先はマンションの一室。おじいちゃんがひとりぽつん。その人が秘書的な人を探しているとのこと。
時給が発生すると言えども、縁もゆかりもないこのおじいちゃんのために時間を割くのは無理だし、二人っきりはもちろんムリ!しかもできれば平日毎日来てほしいって… 話が違うってことでお断りしました。
フリーランスの道を選んでから、時間が固定されるのがホント無理になった。よく毎日定時に通勤していたもんだ。

9月7日

季節はずれのインフルエンザの流行で低学年が学級閉鎖になって3日目。幸いなことに我が家の子どもたちは罹患せず。私が仕事をしているとなりで次女が習い事のそろばんの宿題をしている。
次女が我が家で一番そろばんができる人。そろばんの使い方を次女に教わってみると、当たり前だけど、ルールに従って玉を動かすといとも簡単に答えが導き出される! 40半ばにしてそれに感動。まさにそろばんは「アナログ計算機」!昔の人はよく発明したよ。


勢いで日記を書いてみた。
再びnoteを書き始めたい気持ち。

記事になるような、おいしいコーヒーやめずらしい調味料を買います!