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King Gnu Dome Tour 「THE GREATEST UNKNOWN」2024.1.27 東京ドーム

King Gnu Dome Tour 「THE GREATEST UNKNOWN」2024.1.27 東京ドーム

KingGnu

King Gnu Dome Tour 「THE GREATEST UNKNOWN」

常田大希 G. Vo. Pf.
井口 理 Vo. Pf.
新井和輝 Ba.
勢喜 遊 Dr.

2024.1.13-14 大阪 京セラドーム
2024.1.20-21 名古屋 バンテリンドーム
2024.1.27-28 東京 東京ドーム
2024.2.3-4 福岡 PayPayドーム
2024.3.23 北海道 札幌ドーム



☆Yahoo!ニュース:東京ドーム2日目レポ

☆音楽ナタリー:東京ドーム2日目レポ

セットリスト

SPECIALZ
一途
千両役者
Stardom
MIRROR
CHAMELEON
DARE??

VividRed
白日
硝子窓

2 МОЯО
Vinyl
W●RKAHOLIC
W●RK

):阿修羅:(
δ
逆夢
IKAROS
Slumberland
Sorrows
Flash!!!
ΒΟΥ
SUNNY SIDE UP
雨燦々

三文小說
ЯОЯЯІМ

TeenagerForever
飛行艇


KingGnu、2024年5大ドームツアー、3/23の札幌ドームをもって千穐楽となりました。1月から3カ月間、最後の札幌だけかなり離れちゃったのは理由はわかりませんが、気持ちを保つの大変だったんじゃないかな…。長期間のツアー、おつかれさまでした。

札幌公演は当日、全国の映画館でのライブビューイング、その後、アーカイブ配信もあり、私も配信で見ました(時間なくて最終日にようやく見られて23時50分くらいに見終わったんですが、ほかの皆さんのSNSでの投稿を見てると無情に0時でばっすり切られたらしくて、ぎりぎり間に合ってよかったです…)。高所からも前方からもいろんな角度で撮影されていて、スクリーンに映してるはずの映像も流れて、配信チームはこれを生でやったんだよなあって思うともう脱帽!のすごい映像でした。ありがとうございました。

その感謝の一方で。
すごい映像だし、めちゃくちゃいい音での配信で、会場の声も入っていてすごく楽しかった。でも、絶対に伝わらない熱気、というものも感じていました。
観客の熱気、特効の炎の熱気、耳だけじゃない身体に響く強い音圧、そして照明・映像の凄み。くらくらするほどの光と、震えるほどの観客の歓声、怒号。
それを1日だけでも現場で味わえたことを幸せに思います。

私が見たのは、東京ドームの1日目。
全滅したという話もたくさん聴いたので、1回だけでも見られて本当にありがたかった…2日目はドームの近くで仕事をしていたので帰りに寄ってみたら、ドーム周辺にたくさんの人が待っていて、ライブの音漏れを楽しんだり、真剣に音を探ったりしていました。キャリーケース持った人もたくさんいたので、1日目を見て名残を惜しんでいたのかもしれないです。

後楽園の駅の歩道橋の上で帰ろうと思ったところにちょうど「Stardom」の中盤、会場中が一体になった、おーおーという声が電車の音に負けないほどの大きさで響いてきました。
聴きながらぐっと来た。昨日、自分もあの大合唱の中にいた。
井口さんが「こんなもんじゃないだろ」と煽って煽って、聴いたことがないくらいの大合唱になった、あの中にいたんだよな、と。

さすがにもう2カ月以上経って、当日の詳細は頭の霧の中です。
時間経過もあるんだけど、アリーナのほぼ最後列(すぐ後ろが関係者席でものものしかった)だったので、細かいとこまで見えても聴こえてもいなかったんですよね。映像が大きな助けにはなりましたが、見たいものを見せてもらえるわけではないし。

さりとて、充足感はすごいのです。
あの日のライブで自分は何を見た、得たんだろうなあ、と今、考えてみると。

ひたすらに熱狂。その渦の中にいられる幸福。陶酔。
細かい部分は見えなかった分、最後列ならではの大きな、大きなアリーナ全体を包む熱を感じられたこと。KingGnuのステージのスケールの大きさを身体で実感できたこと。
脳を音でかき回されてぐっしゃぐしゃにされる、そういう興奮と幸福。
55000人が一糸の乱れなく歌う、その声の迫力。人の声ってすげえな、と圧倒される感覚。
歴史的な瞬間を目撃できている喜び…これは日産スタジアムでも感じましたけど、大きく大きくなっていくKingGnuの、音楽史に刻まれる瞬間を見られたんだという喜び。

そういうものものだったよな、と思います。


東京ドームの音は格段によくなってた…というより、KingGnuチームのPAの優秀さと機材のすごさを讃えるべきなんだろうな。アリーナの中央あたり、左右に御柱かってくらいでっかいでっかいスピーカーが立ってたんですよ。おかげで音のズレとか物足りなさとか感じることは一度もありませんでした(幕張メッセはズレがひどかった…)。
はじめて中央ブロックだったので、映像美・照明美をたっぷりと感じられました。これまではサイドだったり、スタンドだったりして感じきれず、やっとOsrinのすごさをガチ体験。あの迫力は真ん中で見てこそだな、と思いました。「一途」の激しいレーザーライト、「逆夢」の逆光、「Stardom」の本火、「BOY」の茶目っ気の強い映像演出。
そうそう、東京ドーム1日目は椎名林檎さんがゲストで、みんな幻じゃないか、と思って、でも本物だったので、BOYでMVに登場したリトルヌー達がスクリーンに映されたとき、林檎ちゃんが本物だったんだから彼らが本物でもおかしくないって思っちゃった人が多かったらしくて(私もだ)、どよどよしてたの、面白かったです。あれはたぶん、東京だけだろうな。

その林檎ちゃんが「W●RK」でステージにいることを理解できたの、すごくあとでした。ステージの上がまったく見えないんで、ぼわ~っと赤いもやの中で急に林檎ちゃんの声がして、スクリーン見たら、いるじゃん?って気づいてそれからでした、きゃあああああ!って声が出たの。
周りもそんな感じで、しかもみんな絶叫が長い。めちゃくちゃ長い。めちゃくちゃ興奮してる。だから、本編で上がった歓声の中で最も大きかったと思うし、最もハイテンションだったと思うし、最も「嬌声」だったと思う。
周りの人とも本物だ、本物ですよね!?って確認しあって、半べそになってる女の子はいるし、すげえ、しか言えなくなってるマンはいたし、感情がぐっしゃぐしゃでした。
よく気絶しなかったなあ、って今でも思ってます。ずっと、ビートルズ来日公演とかで気絶してる女性を見ても理解できなかったんですが、初めて「あ、これだ」って理解できました。

終演後、退出できるまで約1時間かかったんですけど(笑)それすらも楽しいというか、ほぼ最後まであの空間にいられたのは幸せでもありました(モルツの配布、間に合わなかったけど~~)。

KingGnuに関してはレポとか無理だな、と悟った今回の公演。
レポの方向に頭を持っていけないんですよ。何もかも忘れて音にダイブして、陶酔しきって何があったか忘れちゃう。

それはつまり、幸せってことでもあります。

そういうわけで、レポはもはや無理なので(プロのレビューを読んでくれぇ!)、以下、当日のライブ後に書いたSNSへの投稿を拾って終わっちゃおうと思います。
今回のツアーは東京2日目を収録したとのこと。いつ発売なんだろ…楽しみですね。

開演前のつぶやき。ほんとに、遠いのは確かなんだけど全然楽しむのにその距離は障害ではなかったです。

終演後すぐの感想。ネタバレを避けようとするとうまく言えない。


これはMCの備忘録。
井口さんの衣装がカッパ呼ばわりされていて、観客の同意も強かったです(笑)
新井先生は、林檎ちゃんが新井先生加入前のライブに来てくれたときに居合わせてそれで加入を決めたとかなんとか。


ゆるいファンなので普段、メンバーにリプすることはまずないんですけど、この日ばかりは言いたかった。最高の更新、ありがとう!


こちらは、Instagramに書いたやーつ。割とちゃんと感想になってますね。

いやぁーーー楽しかったーーーー
あぁ。最高すぎて死ぬる。明日も見たかったぁー!

アルバム「THE GREATEST UNKNOWN」を芯にしながら、それだけではない、過去の大切な曲も織り交ぜてサプライズも仕込んでファンもメンバーも楽しみまくる大きな祝祭。
ほんの2時間なのに、長い長い旅に出ていた心地。最高でした。
明日の東京ドームに来る人は、歌詞をしっかり覚えておいて、と、テンションぶち上がるので体力つけといて、と、めちゃ声を出すから水分の用意を忘れずに、です!
アリーナ最後列でも死ぬほど楽しかった。
日産のときより、メンバーの姿はちゃんと見えました。いいじゃんか、東京ドーム。音響も、昔のボワンボワンのイメージだったけど、全然問題なかった。アリーナの一番後ろまでしっかり音が包んでくれました。
照明も映像も素晴らしかったなぁ…OSRIN、さすがでした。
なお、規制退場はスタンドとアリーナ後方は1時間かかるよー(モルツのモニタリング配布には全く間に合わず…規制退場のせいなのになんか割に合わん気持ち・笑) 
あと、明日終わったら多分言えるけど、ものすごくびっくりすることがあるので、明日の人は覚悟してきてね。
びっくりの波が前から後ろから寄せてきて、ドームの中がとんでもないことになっていた。隣の隣の女の子はほんとに悲鳴をあげていた。昔のGSやビートルズで失神した人の気持ちがわかった。そのくらいのサプライズ。
なお、サプライズゲストは、椎名林檎さんでした。予想だにせず、周り中がほんものの林檎ちゃんだと気付いた瞬間、絶叫してました。
今夜も来てくれたそうです。札幌と福岡はさすがに難しいと思うんだけど、どうかなあ。
millennium paradeの「W●RK」を歌うだけで言葉は残さずさっと去っていく林檎ちゃん、かっこよすぎました。

ほんとPERIMETRON、すげえや。

翌日、仕事を終えて、またもや東京ドームへ。
別にわざわざ行ったわけではなく、現場が水道橋駅のそばだったんですよ、実は。ちょうど開演直前に仕事が終わったので寄り道。スタンプラリーも2日分集められて嬉しい。

二日目の雰囲気を味わい、しっかりドームの外で音漏れしてくるライブも聴いて、観客の大きな大きな歌声に、あ、こんなに外に聴こえるほどのパワーだったのかと感動してしまった。昨日、あの中にいたんだよなぁ、わし。
チケットを手に入れられなかったけど諦めることもできなかったヌー民がぐるりとドームの周りで真剣にその漏れてくる音に耳を傾けてる姿にもグッと来ながらの帰路。
いやー、ドラマチックな音を創り上げる天才集団ですよ。
映像もPERIMETRONで、素晴らしかった。
歌と音と映像と照明とが壮大な世界を産んで、またそれを観客のテンションがさらに強めて、経験したことのない興奮の中にひきこまれました。
最高、としか言いようがない。
チケット完売の中、一度だけでも入れたことに感謝!

「チケット完売の中、一度だけでも入れたことに感謝!」

心底、これにつきます。

次の海外ツアーはさすがに行けませんが、大成功で終わりますよう。
台湾のライブについては収益すべて寄付とのことで、その決断の速さ、かっこよさに痺れております。台湾の皆様にとって彼らの音楽が喜びと力になりますよう。
(1日も早く復旧がなり、日常を取り戻せますよう…)



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