2023年ライブ備忘録その29 山中さわお at 名古屋 CLUB QUATTRO 2023/07/09

山中さわお「BOOTY CALL TOUR」へ行きました。

ツアーセミファイナルで個人的に今回のツアーファイナルになるんだけど、さわおさんソロもそうだしピロウズのツアーは最低でも2本は行きたいんだよね。
それは同じツアーだろうと会場だったりそこに集まった観客だったり演者のテンションによって変わるし同じライブっつーのは一つもないからなんだな。
暗転して開演前BGMが登場SEに変わるやいなや大歓声と割れんばかりの拍手が起こってさ、メンバーもご機嫌でステージに上がるんだよ。
数曲やって最初のMCでもさわおさんが
「どうしたんだよ!もうすでに最高じゃないか?いやぁもうライブやめて飲みに行こうよ!」
「まだちょっとしかやってないけど今日が最高の夜になることはもう分かってるじゃないか?だから飲みに行こうよ笑」
なんていうくらいにご機嫌だったよ!笑

アンコールもさわおさんはご機嫌で
「本当にすごいよ今日は。一人一人が同じだけの声を出さないとこんな歓声にはならない。チケットが売れてないこと分かってるんだよこっちは笑」
「三浦マネージャーがアメリカツアーかと思いましたって言ってたよ笑」
名古屋の盛り上がり具合はちょっとヤバいんだよマジで笑
歓声も拍手も他の地域よりバカデカすぎるんだもんなぁ笑
他のバンドでもああいう感じになるからたまんないんだよね名古屋のライブ。
それなのにチューニングの時にはしっかり静寂が訪れるのもすごい笑

前回のソロツアーで味仙の台湾ラーメン食べた話もしてたな。
さ「史織ちゃんと祐介が台湾ラーメンを食べてたから一口もらったのね。うまいけどめちゃくちゃ辛いんだよねあれ。」
「食べてすげぇ汗かいて史織ちゃんと祐介には食べた後に顔が老けたって言われてさ笑」
祐「知らないおじいちゃんがそこにいましたよ笑」
知らないおじいちゃんになったさわおさん見てみたい~笑

メンバー紹介のMCもよかったなぁ。
卓「いや改めてお客さんがすごいですね。こんなにリアクションくるんですね。」
「僕がやってたふくろうずは変な人がメンバーにいてお客さんもちょっと変で。」
さ「お前も変だよ笑」
卓「ふふっ笑。いや、僕が面白いなぁと思ったことをMCで話しても反応がないんですよ。」
「(スンッ)と鼻を鳴らした音がMC中に聴こえるんですよ。ライブに来てるお客さん全員の(スンッ)が。」
「さわおさんのバンドメンバーとしてライブしてて思うのは初めてギターを触った中学生の頃に思い描いてたロックバンドってこうだったなと思い出したというか。」
「また一つ夢をこうしてさわおさんのおかげで叶えることができて嬉しいです。ありがとうございます。」
僕は卓丸さんのことをアツい気持ちやその時の感情を表に出さない人だと思っていたのね。
とにかく冷静で物事を俯瞰で見て一歩引いたところにいるというかさ。
そういう風に思ってたからこのMCを聴いて安西卓丸という人のことをさらに好きになったんだよね。
プレイヤーとして卓丸さんが好きだったけど人間・安西卓丸を大好きになったな。
さわおさんも卓丸さんのMCを嬉しそうに噛みしめて聴いてた気がしたな。

祐「名古屋は4月に僕がいるArt Theater Guildとさわおさん弾き語りの2マンで来たんですけどあれ観にきた方いますか?」
「あのライブはなんかバンドの演奏とは違う盛り上がりがあるなって感じて、ふと客席に目をやるとさわおさんが前の方で観てて。」
「えっ!?って驚いてたらさわおさんがガンガン盛り上がるしそれに釣られてお客さんも盛り上がって伝説の夜になったんですね。」
「さわおさんその時点で結構お酒を飲まれててステージですれ違った時にすごいお酒の匂いがしたから笑。あぁ今日は打ち上げに参加されないのかなぁと思って。」
「ライブが終わって楽屋に戻ったらさわおさんに(祐介ちょっと今日のギター良くなかったよ)と言われて、あんなに飲んでたのにライブは冷静に観てるんですか!?と思って笑」
「おそらく今日も伝説の夜になると思うので最後までお願いします!」
さわおさん酔っても冷静なのちょっと怖すぎるし祐介さんのリアクション可愛かったな笑

真「いや名古屋ヤバいね!盛り上がり方すごいわ!」
「MCで話そうと思ってたこと全部とんだ!笑」
「今日は間違いなく打ち上げも楽しくなる!オレンジジュースで何時まで付き合えるのか試そうと思います!」
真也さんがMCでこんなにテンション高いの結構レアなんじゃないかなぁと思う。
いつも落ち着いて丁寧にエピソードトークするから今の感情だけを伝えてる感じに驚いたけどこういう真也さんも好きだな。
さわおバンドのメンバーはみんな素敵だなってライブを観る度に思う。
プレイヤーとしてはもちろんだけど人として最高なんだよなってすげぇ感じる。

アンコールで「復活して欲しいもの」のトークをしてた。
さ「俺が小学生くらいだから40年以上前かな?」
ここで客席から少し笑い声が。
さ「ごめんなさいねぇ!今からジジイの話をするから!」
さ「雪印がトリプルパンチってアイスを出してたの。3つの味が3層になってるやつ。」
「小学生だからその3層になってるやつを1層ずつキレイに食べたりするんだよね。」
「みんなはそういうやつある?」
祐「中学生くらい?の時に販売されてたミスドのポン・デ・醤油ってやつですね。」
さ「そんなのあったの?」
祐「甘いの得意じゃないんですけどそれがあまり甘くなくて食べれるやつだったんですよ。」「あとミスドの汁そばとか飲茶系のやつですね。」
さ「え?ミスドってドーナツ以外もあんの?」祐「あったんですよ。(フロアに向かって)ありましたよね?」
「ミスドはそれよく食べてましたね。今もうないんで復活して欲しいですけど。」
客「店舗によってはあるよー!」
祐「まだあるの!?」
卓「ぜんぜんあるよ。」
祐「どこの店舗ですか?」
卓「赤羽だったかな。」
さ「遠いな笑」
祐「行こうと思います笑」
さ「真也は何かある?」
真「俺が中学か高校の時なんで30年くらい前?にインスタントラーメンでとりりのりって袋麺があったんですよ。」
さ「何その名前?笑」
真「いや本当にあったんですよ!確か日清だったと思いますけど。」
さ「へ~、そんなのあったんだ。まったくわかんないわ~。」
真「それとうししのしってやつもあってその2つですかね。」
さ「インスタントラーメン食べないからまったく知らないなぁ。」
「卓丸は何かある?」
卓「う~ん、僕は変な食べ物を好きなにならないので販売終了したりしないんですよね。」「復活して欲しいものを強いて言うならパーマあててたあの頃のさわおさんの髪型ですね。」客「おぉ~っ!(拍手)」
さ「いやいや、ちょっと待て!みんなわかってないわ~。」
「パーマにしたらストレートがよかった、ストレートにしたらパーマがよかったってみんな言うけどさ。」
「パーマがよかったってあの時の顔のイメージでみんな言ってるでしょ?」
卓「あぁ~、確かにそうですね。」
さ「今の年齢でパーマやったら顔と合わないってことをみんなわかってないんだよな~。」
卓「なるほど笑」
「でも僕が復活して欲しいのはあの頃のさわおさんの髪型なので。」
アンコールのトークがユルすぎる笑
食べ物は世代的に祐介さんの話がわかるなぁっていうのと卓丸さんのさわおさんの髪型はそれなんですよ!ってなったなぁ。
今のストレートも見慣れたし好きだけど思い出補正があるからさ笑
食べ物とは別にさわおさんがOasisも復活して欲しいなと言ってた。
客席の反応がイマイチで「そんなことない?」って戸惑ってたなぁ笑
ダブルアンコール前のMCにさわおさん
「ここにいるみんなは学生時代にクラスの中心にいるような明るいポップなキャラじゃなかったのかなと思う。もし本当にその通りだったなら俺たちは出会うべくして出会ったんだよ。」と言っててグッときたな。
僕らがさわおさんとピロウズを好きになったのは偶然がいくつも重なった結果だろうし、みんなの中で人生において大切な存在になったタイミングも違うだろう。
それは理屈をどれだけ並べても説明できないことなんだよな。
改めて出会えたことが特別なんだと思った。

セトリに関してはアルバム「Booty call」の曲は間違いなくカッコいいワケなんだな。
そりゃロックンロールが詰まったアルバムなんだからライブも良いに決まってるんだよ。

「Booty call」
「Balalaika」
「Peacock blue(is calling me)」
「セクレト ヴィスタ」
「allegory」
「Lame town」
「愛のパラダイス」
「トランス バランス」
「Grave Keeper」
「オルタナティブ・ロマンチスト」
「Boogie Box」
「Do you like a walk?」
「POP UP RUNAWAYS」
「ロックンロールはいらない」
「アインザッツ」
「The Devil’s Pub」
「Desert me」
「ヒルビリーは かく語りき」
「Mallory」
「the end」
「Muddy comedy」
「Vegetable」
「Dawn Speech」
「ジョニー・ストロボ -弾き語り-」

1曲目「Booty call」続く「Balalaika」で否応なしにブチ上がるしね。
んで「Boogie Box」と「the end」がめちゃくちゃカッコよくて僕はたまらなく好きだ。
アルバム以外からだと「ロックンロールはいらない」「アインザッツ」「Mallory」が響くんだよね。
さわおさんも「アインザッツのためのツアー」って言ってたしその通りだったな。
やっぱさわおさんは信念を曲げない真っ直ぐな人で僕がさわおさんを好きな理由はそういうとこなんだなと。
それと個人的にめちゃくちゃ嬉しかったのは中学高校の頃に聴いてたソロ初期の2枚から「Do you like a walk?」「DAWN SPEECH」をやってくれたことかな。
特にダブルアンコールでやった「DAWN SPEECH」は歌詞を要約すると「僕はロックンロールに出会って人生が楽しくなったよ」「君の人生はどうかな?」って歌詞じゃない?
この3年間で怒りや悲しみを抱えて戦い続けたさわおさんが改めてこの曲を選んだことに言葉では上手く言い表せない気持ちになった。
僕は山中さわおが誰よりも優しい人なんだって思うんだ。
「君の人生はどうかな?」って問いかけに対して僕は「さわおさんとピロウズに出会って楽しいに決まってるよ」って強く思うし穏やかな表情で優しく強く歌うさわおさんに涙が止まらなかったんだよ。
こんなよくわかんない感情になるのはさわおさんとピロウズだけで、これは死ぬまでわからないかもしれないし死ぬ直前にわかるかもしれない。
さわおさんとピロウズがいなくなった僕の世界がどうなるのか考えたら怖くなる。
他のバスターズもそうなのかなと思ったり。
トリプルアンコールもあって弾き語りでピロウズの「ジョニー・ストロボ」をやっててさ。
めちゃくちゃ痺れたしかなりブッ刺さったんだよ。
僕の人生においてさわおさんとピロウズは大切な存在なんだなと改めて思った。
それと長野同様ライブ前にピロウズの横浜アリーナ以来4年ぶりに会うフォロワーさんとお話してさ。
顔見知りの方に久しぶりに会うとやっぱり嬉しいんだよ。
お互いがこの数年間をちゃんと生きてたんだなと思うとグッとくるんだね。
この先は会える人に会おうと思うし会いたい人に会わないとなと思うね。
ライブ後に別のフォロワーさんとご飯食べてそれも楽しかった。
最高の1日になったな。

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