区の選挙だ!

東京都北区在住ですが、またやってきました区長・区議会選挙。
これまで、選挙の時にあまりに適当に投票しすぎている気がして、
近年は調べるようになりました。

でもそれが意外と難しいのよ。

そもそも告示から投票まで1週間って、なにそれ。
選ばせないためにやってるとしか思えん…。
広報の紙も来ないし、一体何なのよ。

区長については、もうNHKを頼りました。皆様のNHKですからね。
要点がまとめられていて読みやすく、分かりやすいです。
アンケート内容を全部(?)載せた候補者アンケートサイトを見て、
候補者の本人サイトを見て、意中の人決定。

個人的には、光GENJIが出なかったのが残念です。
やっぱりジャニーさんのセクハラ問題絡みなんでしょうか。

一方のヤバいのが区議会議員。
そもそも区議会議員って何なのよ…てとこから始まる。
区議の仕事はここに載っている。


北区の区議は40人いるそうです。で、月給61万5000円。
ランキングサイトによると、23区中4位です。
あり得ない。北区儲かってないでしょ!

案の定、区の歳入ランキングは13位で、1位の世田谷区の半分もないとのこと。区民1人あたりだと12位ですが、やはり1位の千代田区の半分もないです。ぶっちゃけ、区議の月給も下げた方がいいと思います。お金積んでも、そんなに魅力的な人が来るとは思えないのよね…

区議の報酬下げますっていう立候補者がいたら即決やね。

で、誰が立候補してるの?というのが、まさかのPDFのみ。

https://www.city.kita.tokyo.jp/senkan/documents/r5kugi.pdf

載っているのは
氏名、年齢、党派、職業、新現元、ウェブサイト、事務所所在地、電話番号
だけ。
要は「詳しくはウェブをチェック」ということだとは思うものの、
結局は「年齢」「党派」「職業」「新現元」で選べということか…と
思ってしまう。
採用だったら年齢で選ぶのって差別じゃなかったでしたっけ、それは海外だけか。

定員40人のところ55人立候補なので、倍率約1.4倍。
受験なんかと比べると、さほど高倍率でもないですね。
とは言え55人。一人1分ずつ見ても1時間近くかかる…。
アンケートとって一覧にしてくれたらいいのに…と切に感じる。

悪いけど、公明党の立候補者はもう見ないことに。
とても素敵な人だったとして、わざわざ私が投票しなくても
あちらの方たちの力で当選するでしょうから。

ウェブサイト見ながら、気になる人を確認。
にしても、時間がかかりすぎる。最後まで見ないかも。
届出番号が早いって大事だね、と思う。

二世か、二世じゃないか

見ていて、意外だったのが戸枝大幸さん。
この人はバリバリの二世議員だと思っていました。

が、区議会議員だったお父さんは中学生の頃に亡くなったそうで
ご本人曰く、父から志は受け継いだものの
「後援会組織なんてものは当然残っていません。また、父の名をいまだに憶えていて下さっている方々もわずかしかいませんでした。」
と地盤が引き継がれなかったことを訴え、
自分自身のことは二世議員とは思っていない
(半分正しいけど、半分は違う)、とのことでした。

なるほど納得なんですが、
なぜ移住してきた私が直接会ったことも話したこともないのに
彼が二世議員と思っていた(知っていた)かというと、
行きつけの銭湯の鏡に
「寄贈;区議会議員戸枝正弘」
みたいな文字が書かれていたから。

「戸枝」ってそこまでよくある苗字でもなし、
ポスターで見る正統派坊ちゃんスタイルの若者写真は二世そのもの。
というわけで完全二世議員判定してました。

実際、彼は学歴も経歴もピカピカで、いかにもな感じ。
ご本人の努力はかなりのものと理解しましたが、
そもそも家がそーゆー家で、
父親が早くに亡くなってもいわゆる「母子家庭」って感じではなさそうで
「地盤継いでません」と言われても、
十分あなたは親ガチャ当たりなのよ、と思ってしまう。
二世議員もいろいろありますね。

ちなみに、北区の区議の負担は適当に見積もって
月額61万5000円×40人×12カ月/北区民34万人
=868円/北区民1人・年
です(ボーナスとか議長報酬とかは無視)。
年間900円未満の負担を一生懸命確認するって面倒ですが、
役に立たないものには一銭たりとも払うべきではないですもんね。
あと数日、区議候補チェック頑張りましょう!

私は「区議の報酬減額」を訴える奇跡の候補者を探します。
区議会は地方政治家を養成するための給付型学校ではないのですよ。




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