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DTM初心者の制作メモ.12

 ピエール瀧さんが逮捕されてから3週間ほど経ちましたね。
 電気はすごい詳しいわけでもなかったのでおこがましいかなとも思ったのですが、好きなアーティストですので自分の中の一つの区切りのためにも(なんのだ?)一曲勝手に書きました。


曲調

 電気っぽい曲なんて自分には逆立ちしても書けないので、自分の中の電気像の中で外したくない要素だけ沿って書くことにしました。次の三点です。

・Gabba kickを使ったドラムループ
・303サウンドを使ったベースライン or Acidサウンド
・BPM160程度の速さの曲

 BPMに関しては”電気ビリビリ”の歌詞にもあるしね。

ドラム

 ドロップ(サビ)の部分のドラムビートに関しては、アーメンブレイクを参考にして作りました。(それっぽくなかったのでいくらか手を加えましたが)

 たぶん、キックやスネアのサウンドをレトロ調にしたらそのまま譜面通りに打ち込んでそれっぽくなったと思います。

 アーメンブレイクに関してはProdigyも(たしか)サンプリングしていましたし、電気もProdigyを意識しているインタビューがあったように思います。(あと単純にアーメンブレイクかっこいい)

キックはDrop前・アウトロのものと、bild upのピッチを上げたもの、DropのGabba Kickの3種類を使っています。

Drop

 DropではディストーションギターとSerumを使ったWabble bassっぽい、ワンショットを組み合わせて作りました。

 ただこれだけだと、なんだか統一感がなかったので、アルペジオのコードを入れました。
 使用したのはsynthmaster Playerの”Days on Acid RL”。いい音が出ます。
 コードはShangri-LaのサビのⅡm7-Ⅱm7-Ⅲm7-Ⅲm7を使いました。わかってはいましたが、オシャレコードですね、Shangri-La。

ディストーション・ギター

 ギターの音作りは初めてやったのですが、結構うまくいったと思います。

音源はkontakt startに入っている"Rock Guitar"を使用しました。無料です。

 ディストーションとかかけると、弦の音も強調されていい感じです。

 このままだと、心もとないのでstudio One付属のアンプエフェクトをロック系のプリセットにし、Camel crusther というディストーションをかけました。
 アンプエフェクトにもっと手をかければもっといい音になるはず。

Serum

 SerumはEDM、特にDubstep系の凶悪なベースサウンドなどに定評のある近年人気のシンセです。(という認識であってるはず)

 ふつうに買うと2万近くするのですが、Spliceで月額1000円程度でレンタル(満額払うとライセンスがもらえて、以後ずっと使える。途中でレンタル辞退も簡単にできる)というキャンペーンをやっているので、自分はこれで導入しました。


 仕組みなどに関しては、詳しくはsleepfreaksさんが記事にしてくれています。

また、音作りに関しては、こちらの方のメイキング動画を参考に(ほぼ丸パクリ)しました。

 ウェーブテーブルを適当に弄ってるだけでも、いい音になるので音作りが楽しいですね。

 ですが、このSerumくん、実はWin10と相性が悪く自分は導入に一番苦労しました。(Macは特に問題なく導入できるはず)

 次にWin10におけるSerumの導入について説明します。

Serumの導入

 Serumはダウンロードの際に.dll ファイルのほかに、プリセットなどのファイルをダウンロードし、そこから情報を参照します。
 しかし、Win10で何も考えずにダウンロードすると、ファイルはOneDriveにダウンロードされ、OneDrive を経由するとSerumが認識できない名前のファイルを経由するらしく、Serumくんがデフォルトのダッサイ音しか出さないゴミと化します。
 そのため、Win10でSerumを導入する場合は次のような点に注意する必要があります。

・OneDrive の同期を切ってからダウンロードする
・プリセットは 【ユーザー→”自分で設定したユーザー名”→Documents】のDcumentsのフォルダ内に入れる
・OneDrive に同期したままダウンロードしてしまった場合は、フォルダー内検索などを使って、 OneDrive内のプリセットファイルを完全に消す

 以上のことを自分は分かっていなかったので、一日潰しました。(精神的疲労がすごかったです)

感想

 ということでSerumの導入に手こずりながら書いた曲ですが、サウンド自体は結構気に入ったというか、自分でもしっくりものができました。やっぱりSerumとKick2は弄っていて楽しい。

 反省点としては、izotope とかをもっていないので、ボーカルとオケを分離できていない点ですね。ボーカルだけの抽出にして、どこにサンプリングを入れるかをもっと拘れたら質ももっと上がったと思うのですが、自分の腕の低さもあってそこは妥協しました。

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