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「かわいそうだね?」(綿矢りさ)を読んだー7本目

普段相手にどう思われるか気にせず過ごしている私も、こと恋愛となると別。

特に揉め事や「え?」と思うようなことが起こった時って、「ここまで主張していいのか」「私の主張って正当なものなのか」と疑問に思ってしまう。それは嫌われたり、関係が終わったりすることを懸念しているからだよね。

だからこそ、主人公の樹理恵の気持ちは痛いほど分かった。変なことが起きても、無理矢理にプラスに解釈することもある。普段これだけ主観と客観、事実と評価を分けている私でも、冷静に見れなくなる。「愛の病」(aiko)ですよ!

一方で、関係が終わることが見えている、それを覚悟している時って無敵だよね。私も別れ話の時に「お前それ説明責任あんだろうがよ。あ?違うか?」ってドスを利かせたことがある。それまでめちゃくちゃ猫かぶっていたのに。

結局、恋愛においては、アキヨみたいな女が無敵だと思っちゃう。男はみんなメンヘラが好きなんだろ。構っちゃうんだろ。って何度思ったことか。頼られることでしか存在意義を見出せない男のウザさたるや。

でも、私もアキヨが送るようなメールを男に送りたい。友人に「お前のLINEは色気がない」って言われたこともある。なので、本当に思ってなくても意図的に意識して送ることは最近ある。この辺り、ウミネコちゃんは得意だよね?

結局樹理恵は「しゃーない」で終わらせたけど、私の場合「全てこれも後の糧になる」と考えることが多いかな。基本ポジティブ思考なので。あとは怒りとネタに昇華する。量のない質はない。私の好きな言葉。

古いけど、「かわいそうだね?」に関するインタビュー記事があった。

「亜美ちゃん〜」の感想はまた今度。

以後は、返信です。

>旅先やら仕事先やらご飯先、ゆくさきざきで面白い友人を作ってくる。どちらかというと私は自分でそういう関係を作るのは面倒で、何よりそれを保つのを面倒に感じてしまう

私も面倒に感じる方。あらゆる場所で輪に入って行ける人間は強いんだよな。職場にもいる。これでネタを取ってくる。

私はこれで得られるメリットより、嫌な気持ちになるデメリットを重要視して、心の平穏を保っている。あと酒に強いかどうかにもよるよね。私は酒が弱いので…。

>私は人に対して閉じがちで、細川さんはあまり土地を広げる意識のない人だから、お互い得意な分野を切り開くことで見える世界が広がるのは最高にお得な感じがします。

これは面白いね。土地を広げる意識っていうのは、主に旅行先のことかな。お店選びとかはどうなんだろう。私はよっぽど美味しかった店以外は、毎回違う店に行っている。

今の彼氏は、どんなタイプだろう。土地は国内よりも海外に目が向いているね。私は国内ももっと行きたいんだけど。店でベラベラしゃべるタイプでは無さそう。

お盆だね。普通に仕事だけど。

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