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「繊細さん」の4つの才能 【忙しい人のための要約・まとめ】


今回紹介する内容は世界最先端のHSP研究家であるコートニー・マルケサーニさんの『「繊細さん」の4つの才能』の一部分です


▪︎HSPとは?


HSPとは、生まれつき『非常に感受性が強く敏感な気質もった人』という意味であり、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」と呼び頭文字をとって「HSP(エイチ・エス・ピー」と呼ばれています

HSPは環境や性格などの後天的なものではなく、先天的な気質、即生まれ持った性質であることがわかっています

また、統計的には人口の15%~20%。5人に1人があてはまる『性質』であり、稀ではありませんが、裏を返せば、約8割の人はこの性質にはあてはまらないため、HSPの特性は共感を得ることが難しく、HSPでない人たちとの差に自己嫌悪を感じることや、まわりに合わせようと無理をして生きづらさを感じやすくなる性質といえます


▪︎HSPは病気ではなく特別な才能です

HSPは才能と言えます。というのも、HSPとうまく付き合っている人の中には、アーティスト、デザイナー、刑事、医師、発明家、心理学者、エンジニア、科学者、教師など様々な職業で活躍しているからです

HSPの人は一般人では気づかない感覚情報を知覚する能力に長けており、個々の感覚処理の仕方によって様々な能力や知力を発揮していますが、知覚したことを意識したり、自覚したりする能力が発達するには時間がかかると言われています

意識的な気付きの発達に時間がかかるために、HSPとうまく付き合っていくのが難しい人が多いというわけです

医学の世界ではHSPは神経症や内気、ヒステリーとされていましたが、適切なトレーニングを積むことでHSPの負の部分を逆手に取り、特別な才能として活かすことが可能です



▪︎HSPの人が持つ4つの才能


・共感型HSP『エンパス』
・直観型HSP『インテュイティブ』
・視覚型HSP『ビジョナリー』
・表現型HSP『エクスプレッシブ』


・共感型HSP『エンパス』

感情を読み取る能力に長けているため、他人に対する思いやりが強く、他人の感情を自分の中に取り込んで、自分のものとして処理しています。また、自分の感情を正確に把握し、コントロール、表現する能力を持っています。その一方で、他人のネガティブ感情に大きく影響されるため他人の本音を引き出したりすることが得意ですが、同時に人の嘘や悲しみ、絶望などにも敏感です。このため、ストレスレベルが高いと集中力や落ち着きを失ってしまい、ソワソワしてしまう傾向にあったり、『声が大きくなる』『身振りが大きくなる』といった普段とは違う言動をしてしまうケースがあります。精神的ダメージを受けやすいので、摂食障害や睡眠障害、体重増加、不安症に陥ることがあります


・直観型HSP『インテュイティブ』

物事の手がかりやサインを感じ取って、通常であれば見逃される重要な情報を感知することができます。優れた知覚能力があるため、事象の関係性をよく把握しており、他人のボディーランゲージや細かい顔の表情を鋭く読み解くことが可能であり、人間関係のバランスを感じ取ることに長けています。さらに、論理的処理が行われることよりも早く情報の認識、追跡、解析ができることから、情報が即座に意識に上り、正確で素早い判断が可能です。人間関係のバランスを見抜き、計画を立てて物事に一定のパターンを見出すことが得意なため、ビジネスで能力が発揮されるでしょう

・視覚型HSP『ビジョナリー』

視覚や視空間認知力が鋭いため、世の中をホログラム映像のように捉えることができることから多面的な角度から物事を見ることができます。鮮明でカラフルな視野を持っているので、夢を驚くほど正確で詳細に覚えていることがあり、細かい物事を捉えるのが得意なため、デザインやイノベーション、創造など将来起こり得る可能性を心に思い描く能力に長けています。この領域を伸ばした人の多くは建築設計やデザインの分野で活躍しています。その一方で、不安症状やトランス状態、頭がボーッとしたり、集中できない、自分の意識と体が分離したように感じられる状態があったり、周囲にサポートされないと悔しさや憂鬱、怒りや孤独感などを抱くため、外の世界と視覚的なズレを感じた時こそ社会とつながる必要があります


・表現型HSP『エクスプレッシブ』

非常にクリエイティブであり、身の回りで感じ取った様々な感情を表現するのが得意です。大胆な発想や強い感情を高い芸術性によって伝えることができ、俳優やダンサー、画家、歌手、執筆家として才能を生かし他人を惹きつける作品を作ることが可能です。思考やアイデア、感情、夢を1つに束ねて吐き出す物理的な表現手段を必要としており、自己表現を行っていないと息苦しさを感じたり、無気力になったりします。さらに常に生きる意味や哲学を深く追求するため人生そのものに欲求不満を感じがちです



▪︎【結論】HSPはネガティブな要素ではありません


『いろいろなことが気になって落ち着かない』『ちょっとしたことで落ち込んでしまう』と感じることがあっても、それは決して病気ではなく、才能です
全人口の15%〜20%、つまり約5人に1人がHSPと考えられています。もし、自分がHSPかもしれないといった方でも不快な性質を特別な才能に変えることだって可能です

この本には繊細さを癒すための『瞑想』『呼吸法』『食事法』などHSPの人にとって有用なメソッドが記載されています。もし、さらに詳しく知りたいという方は下記のリンクから購入を検討してみてください




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