30代最後なので起業したエンジニアの戯言
こんにちは。星影(@unsoluble_sugar)です。表題のとおり、起業しました。
「起業」と言っても共同創業のため、自分は代表ではなく取締役CTOを務めます。正直年明けくらいまでは、ここまでキャリアを大きく転換するとは微塵も思っていませんでした。人生何が起こるかマジで分からないですね。
お前誰?
IT業界を広く浅く生きている39歳のおじさんエンジニアです。実務経験年数は15年ほど。これまで複数社のスタートアップ・ベンチャー企業にて、Webサービス・アプリ等の開発、PM、EM経験を積んでいます。
つい先日まで、株式会社ワンキャリアというHR Tech系の上場企業にて、エンジニア採用やメンバーのピープルマネジメント、DevRelまわりを担っていました。
また、社外活動として「完全に理解したTalk」という勉強会を開催しているエンジニアリングコミュニティ運営などもしています。
自身のエンジニアキャリアについて
直近数年は開発者として手を動かす立場から、プロジェクトマネージャーやエンジニアリングマネージャーといったロールにキャリアをシフトしていました。
これまでの開発経験の中で、プロダクトオーナーと一緒にプロダクトづくりについて考えたり、人や組織に向き合うことが好きだったからです。
あと純粋に、若くて強いエンジニアが無限に出てくる世界なので、真正面から戦うのは自分の能力的に厳しいと判断しました。ひたすらコードを書くのが好きな人、時間を忘れて技術を突き詰めて圧倒的成長を遂げる人。おそらく皆さんのまわりにも思い浮かぶ方がたくさん居るでしょう。
自分の年齢と成長速度、需供バランス等を鑑みた上で、あまりみんながやりたがらないことをやった方が重宝され、結果的に市場価値も上がるだろうという結論に至りました。
単純に「マネジメントができる人」だけで生き残れるほど世の中は甘くありません。少しずつ軸をずらしながら、できることを増やしていきました。デザインやマーケティングに対する理解を深めたり、事業成長・経営目線を持てるよう、日々情報キャッチアップに務めました。
(booklogを見ると乱読っぷりがわかると思います)
加えて「様々なテクノロジー領域への興味関心の高さ」「情報発信が好き」という自身の特性をかけ合わせることで、それなりにユニークなポジションが確立できてきたのではないかと感じています。
(余談ですがLinkedInで送られてくるヘッドハンターや転職エージェントからのスカウトはすべて無視しています)
この先考えていたキャリア
何となくこの先のキャリアとしては、直近担っていた領域の延長上を考えていました。具体的には、エンジニア採用や組織づくり、技術広報中心ということで、EM、VPoE、DevRel、DevHR、HRBPあたりのポジションがイメージされるかなと。
いわゆる10→100フェーズで、エンジニア組織の拡大、事業成長への貢献ができれば、より大きな組織でも求められる人材になれますよね。これまで150名以上の会社に在籍したことがなかったため、今後は300、500、1,000名規模の組織拡大フェーズを経験できる環境を視野に入れていました。
一方で、環境が変わればマネージャーから開発現場に戻る選択肢も十分ありました。最近チラホラ事例も見かけますし、キャリアパスとして不可逆ではないのかなと。
世界線変動
「果たして40代どう生き抜いていくべきか…」なんてことを考えつつ空を見上げていたら、突然隕石が降ってきました(比喩表現)。
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投げ銭すると翼が生えます。