加藤篤(日本トイレ研究所)

NPO法人日本トイレ研究所 代表理事。小学校のトイレ空間改善や研修会、トイレやうんちの…

加藤篤(日本トイレ研究所)

NPO法人日本トイレ研究所 代表理事。小学校のトイレ空間改善や研修会、トイレやうんちの大切さを伝える出前授業を展開。災害時にも安心できるトイレ環境づくりに取り組んでいる。www.toilet.or.jp https://twitter.com/pooprince/

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  • うんちはすごい

    • 101本

    「うんちをすることは、いいことだ!」という文化をつくりたいと思います。 「うんち」の大切さを正しく伝えたい。 できれば魅力的に伝えたいと考えています。 うんちを知ることはよりよく生きる上で最低条件だ! うんちのことを知れば知るほど、人生が豊かになる! うんちのことを知らないなんて、人生の半分くらい損している! こんな意気込みで連載に取り組んでいます! できれば、小学校の朝礼で校長先生から全校児童に伝えてもらいたいし、会社の朝礼で社長にも話してもらいたいくらいです。そうです、あちこちで伝えて、文化をつくっちゃうんです。 そして、うんちの「すごい!」をみんなで集めて、学んで、共有して、大人が一丸となって、めちゃくちゃ魅力的に子どもたちに伝えましょう! 新たなうんち文化を生みだすプロジェクト、はじまります。

  • 災害時のトイレに、愛を。

    トイレ問題は命と尊厳にかかわる深刻な問題なのに、大きな災害が起きるたびに繰り返し起きています。障害者、高齢者、女性、子どもなどに重くのしかかります。声に出しづらいデリケートなテーマなので、声にならない声は、なかったことになります。 この連載では、ひとりでも多くの人がトイレで困らないようにするために、過去の震災から学んだことを中心に、みなさんに備えにつながる情報をお届けします。トイレ問題は、すべての人が力をあわせないと解決できません。すべての人が関係者だからです。 毎週月曜日に更新するので、ちょっとした空き時間に目を通していただき、家族や友人などと話題にしていただけるとうれしいです。ぜひ、力を貸してください。よろしくお願いいたします。

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    【4月18日(木)】第73回トイレラボ勉強会 非会員向けチケット

    ※※※チケットなど物品の発送は一切ございません※※※ トイレラボ勉強会は、参加者の皆さまと一緒に意見交換をしながらトイレや排泄について考える場です。今回もオンラインにて開催いたします。 ◆開催概要 【日 時】2024年4月18日(木)18:30~20:00 【定 員】先着100名 【参加費】 2,000円(日本トイレ研究所の会員は無料) 【視聴方法】オンライン(ライブ配信)※Zoom使用 テーマ:『月経による健康課題と職場でできること』 講 師:飯田 美穂さん(慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教室 専任講師 /産婦人科専門医、女性ヘルスケア専門医) ※ご視聴方法のご案内は、お申込みいただいたメールアドレスへご案内させていただきます。勉強会の前日になっても、メールが届いていない場合は、お手数ですが、ご連絡いただきたくお願い申し上げます ※発送完了のメールが送信されますが、チケットなどの物品の発送は一切ございません ※資料の配付・ご送付は行っておりませんので、ご了承お願いいたします ※講義の録音・録画はご遠慮ください ※領収書がご入用の際は、その旨を備考欄にご記入ください
    2,000円
    日本トイレ研究所オンラインストア
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    【30冊以下のご注文】どうする?災害時のトイレ(マンション編)

    ■A5版/本文13ページ ■定価220円(税込み)/冊 ■目次  ・災害時、水洗トイレは使えない  ・建物の排水設備の仕組みと主な点検箇所  ・トイレ対応手順を知ろう  ・災害時のトイレ対応手順  ・1.発災後、すぐにやること  ・2.緊急点検ステップ  ・3.機能点検ステップ  ・4.暫定使用ステップ  ・5.復旧確認ステップ 私たちが使っている水洗トイレは、災害が起きると断水や停電、排水設備等の破損の影響で使えなくなります。 トイレが使えないことにより、回数を減らすために、水分摂取を控える傾向にあります。 その結果、脱水症やエコノミークラス症候群などで命を落とすこともあります。 本冊子では、災害時にマンションで避難生活を送るためのトイレの備えについて紹介しています。 ※31冊以上をご希望の方は、以下からご注文ください  https://toiletlabo.official.ec/items/80767035 ※領収書がご入用の際は、その旨を備考欄にご記入ください
    220円
    日本トイレ研究所オンラインストア
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    足型シール

    足型シールでトイレを明るく楽しい空間にしよう。 トイレ環境を改善するためのグッズとして、「足型シール」を作成しました。 多くの小学校で使用していただいております!
    4,620円
    日本トイレ研究所オンラインストア
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    【4月18日(木)】第73回トイレラボ勉強会 非会員向けチケット

    ※※※チケットなど物品の発送は一切ございません※※※ トイレラボ勉強会は、参加者の皆さまと一緒に意見交換をしながらトイレや排泄について考える場です。今回もオンラインにて開催いたします。 ◆開催概要 【日 時】2024年4月18日(木)18:30~20:00 【定 員】先着100名 【参加費】 2,000円(日本トイレ研究所の会員は無料) 【視聴方法】オンライン(ライブ配信)※Zoom使用 テーマ:『月経による健康課題と職場でできること』 講 師:飯田 美穂さん(慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教室 専任講師 /産婦人科専門医、女性ヘルスケア専門医) ※ご視聴方法のご案内は、お申込みいただいたメールアドレスへご案内させていただきます。勉強会の前日になっても、メールが届いていない場合は、お手数ですが、ご連絡いただきたくお願い申し上げます ※発送完了のメールが送信されますが、チケットなどの物品の発送は一切ございません ※資料の配付・ご送付は行っておりませんので、ご了承お願いいたします ※講義の録音・録画はご遠慮ください ※領収書がご入用の際は、その旨を備考欄にご記入ください
    2,000円
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    【30冊以下のご注文】どうする?災害時のトイレ(マンション編)

    ■A5版/本文13ページ ■定価220円(税込み)/冊 ■目次  ・災害時、水洗トイレは使えない  ・建物の排水設備の仕組みと主な点検箇所  ・トイレ対応手順を知ろう  ・災害時のトイレ対応手順  ・1.発災後、すぐにやること  ・2.緊急点検ステップ  ・3.機能点検ステップ  ・4.暫定使用ステップ  ・5.復旧確認ステップ 私たちが使っている水洗トイレは、災害が起きると断水や停電、排水設備等の破損の影響で使えなくなります。 トイレが使えないことにより、回数を減らすために、水分摂取を控える傾向にあります。 その結果、脱水症やエコノミークラス症候群などで命を落とすこともあります。 本冊子では、災害時にマンションで避難生活を送るためのトイレの備えについて紹介しています。 ※31冊以上をご希望の方は、以下からご注文ください  https://toiletlabo.official.ec/items/80767035 ※領収書がご入用の際は、その旨を備考欄にご記入ください
    220円
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    足型シール

    足型シールでトイレを明るく楽しい空間にしよう。 トイレ環境を改善するためのグッズとして、「足型シール」を作成しました。 多くの小学校で使用していただいております!
    4,620円
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おはようございます。 少しづつですが、寒さがやわらいできましたね。 試写会のご案内をいただき、ゴールデンウィーク(4/28)に公開される映画「せかいのおきく」を観てきました。 今日も良い一日を。 映画のオフィシャルサイトによると、 「本作は、気鋭の日本映画製作チームと世界の自然科学研究者が協力して、様々な時代の『良い日』に生きる人々を描き『映画』で伝えていくYOIHI PROJECTの第一弾作品です。」と紹介されています。 そういえば、このnoteに記事を書き始めると

    • 第34回 真っ暗で足元すら見えなかった

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        • うんちはすごい
          101本
        • 災害時のトイレに、愛を。
          37本

        記事

          第31回 災害用トイレの必要数は、し尿発生量がカギ

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          第30回 災害時のトイレの備えはこれだ!

          みなさん、こんにちは。 毎週月曜日に更新するトイレの連載です。 いよいよ年末ですね。 寒波もトイレの備えが大事 強い寒気の影響で、日本中のあちこちで大雪や吹雪をもたらしています。 大雪で停電・断水、大雪で電車や車の立ち往生などが心配です。 このようなときでも、私たちの排泄は待ったなし。 自宅だけでなく、車の中、カバンの中にも「携帯トイレ」を備えておくことをおすすめします。 ※携帯トイレの使い方と具体的な製品は、以下のサイトの下の方に紹介してありますので、参考にしてく

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          第29回 災害用トイレへの要望で最も多いのは「高齢者・障害者の使いやすさ」

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          第27回 トイレに関わるのは21部署!

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          みなさん、こんにちは。 毎週月曜日に更新する災害時トイレの連載です。 10月15日は、横浜市港北区が実施する防災キャラバンにて、トイレの話をさせていただきました。参加された住民の皆さん、熱心に聞いてくださりありがとうございました。 トイレの話の後、自治会館の屋外に設置された災害用トイレをみんなで確認するというプログラムでした。こういうのがあると、災害用トイレがどんなものなのか、どこに設置されるのかが分かるので、とてもよいですね。 下水道もしくは浄化槽 さて、今回のテー

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          第25回 あなたのマンションに汚水槽はありますか?

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          静岡での断水に学ばなければならない。水を使わない携帯トイレを備える。

          断水時に優先すべき水の使い方を考える 静岡県では、断水が続いています。 その原因は、取水口に流木が詰まったからとのこと。 一刻も早い復旧を祈るばかりです。 いま、静岡では給水車や巡視船などからの給水が行われています。 優先すべきは飲料水です。 手洗いや体を拭く水、歯磨きの水なども必要です。 生活に必要な水を確保することが大切です。 このとき、水洗トイレは、貴重な水をたくさん必要とします。 一回流すために数リットル必要です。しかも一日に何回もです。 これを人力で確保する

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          台風のときの3つのトイレ対応

          台風14号が猛威をふるっています。 まずは安全な場所に移動をお願いします。 次に、安全な場所にいたとしても、暴風や浸水などによって停電・断水することが考えられます。 つまり、水洗トイレがいつもどおり使えなくなります。 そこで、今回は台風のときの3つのトイレ対応をメモ的にまとめましたので、参考にしてください。 1.断水した時でも安心、自宅のトイレで使える携帯トイレ 携帯トイレというのは、袋式のトイレで便器に取りつけて使います。 袋の中に排泄し、吸収シートや凝固剤で安定化さ

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