加藤篤(日本トイレ研究所)

NPO法人日本トイレ研究所 代表理事。小学校のトイレ空間改善や研修会、トイレやうんちの大切さを伝える出前授業を展開。災害時にも安心できるトイレ環境づくりに取り組んでいる。www.toilet.or.jp https://twitter.com/pooprince/

早く気づいてあげられなくてごめんね

私が所属する日本トイレ研究所は、子どもたちが元気にすくすくと成長できるように、トイレ・排泄を切り口に、食、睡眠、運動の専門家と連携しながら、フォーラムを開催したり、情報発信を行ったりしています。

先日、子どもの健康に関する活動で知り合った女性から、10年ぶりぐらいにメールをいただきました。かなり久しぶりだったので懐かしいなぁ、なんて思いながらメールを開いていると、そこにはお子さんの便秘のことがビ

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うんちとおしっこを検知するにおいセンサー

2019年6月21日、Internet of Toilet フォーラムを富士通の協力を得て開催しました。
ここでのメインスピーカーは宇井さん(株式会社aba 代表取締役)です。
お話しいただいた内容は、うんちとおしっこを検知するにおいセンサーでおむつ交換を最適化するという取り組みです。
今回は、宇井さんのお話をダイジェストでご紹介します。

まずは、なぜ、宇井さんは「うんちとおしっこを検知するにお

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特別支援学校のトイレで教えてもらったこと

今回は、特別支援学校のトイレについて紹介します。

トイレに一番大切なことは何ですか?

私は「トイレに一番大切なことは何ですか?」という質問を受けたことがあります。
みなさんなら、なんて答えますか?
たとえば、広さを重視する人もいれば、明るさや香りにこだわる人など、トイレに求めることはひとそれぞれで異なります。

ですが、大きく括ると共通な要素が浮かび上がってきます。
それは「安心」だと思います

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イタリアに学ぶ「災害時のTKB」とは?

2019年6月17日、NHK NEWS WEBで「命を守る『TKB』避難所の“常識”が変わる?」が記事になりました。

命を守る「TKB」とは?

TKBとは、トイレ・キッチン・ベッドの略です。
なぜ、避難所でTKBが重要かというと、これらがしっかり整っていないと命を落とすことにつながるからです。トイレに関しては、以前の記事「トイレが嫌で体調を崩すメカニズム」を参考にしてください。

避難所と言

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トイレが嫌だと体調を崩すメカニズム

ここ数年の自然災害は「記録的な」とか「最大の」というようなケースが多々あるので、何が普通ぐらいかが分からなくなってきましたよね。ただ、私たちにできることは備えることです。

トイレが使えないときどうします?

地震であろうと、水害であろうと、多くの水洗トイレが使えなくなるということは、これまで何度も書いてきました。
では、水洗トイレが使えなくなると何が困るのでしょうか?
もしも、何も備えがなければ

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なぜ、ロンドンの公衆トイレは閉鎖されるのか

2019年5月24日、BBC NEWSJAPANに、公衆トイレの便器数について触れている記事がありました。その内容によるとイギリスの王立公衆衛生協会は、公衆トイレの便器数に関して、男女比1:2が適切という報告書を発表しました。
女性のトイレの待ち時間は、男性に比べて長いことから、何とかすべき!という提案ですね。

ごもっともです。便器数は大きな課題です。
以前に「オフィスの便器の数はどう決めるのか

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