『蓮ノ空』はLiella!1期生原理主義者の逃げ場なのか？

先日ネットを徘徊していたらこんなポストを見ました。

ここで書いている「5人原理」というのはLiella!1期生しか認めない人のことを指すのでしょうが、本当によりによって何で『蓮ノ空』を選んだのか。

『蓮ノ空』を追いかけている人ならご存じですが花帆とさやかの配信で「自分たちが先輩になったら」なんて話をしているし、綴理はオープンキャンパス実行委員になって、スクールアイドルクラブの面々が中学生をアテンドしています。つまり後輩が入る（人数が増える）可能性は高いわけです。しかも『蓮ノ空』には卒業という可能性もあるわけだから、卒業が（おそらく）ないLiella!の方がまだマシではないか。

だからLiella!5人原理主義者（しかし本当にいるのだろうか）が安息を求めて『蓮ノ空』に来たのだとすれば、それはコンテンツへの理解が無いし、そもそも行き先を間違えている。だから「自由を求めてロシアから北朝鮮に行くようなもの」と書いたわけです。

というわけで、この話はいったんお終い。

蓮ノ空に新入生が入ることについて思うこと

ただ『蓮ノ空』のファンであっても、新入生が入ることをよく思っていない人がいるのもまた事実ではあります。例えばXで「蓮ノ空　新入生」で検索すればそういうポストは目に入るわけです。

確かに新入生が入ったら今までの関係性が変わってしまうという不安は分かるのですが、オープンキャンパスをやってラブライブ!決勝まで進出して新入部員0名は違和感があります。それに花帆、さやか、瑠璃乃が新入部員が獲得できないことを良しとしたり、その事に開き直る性格とも思えない。

こういうポストを見ると「箱庭の楽園を求めるのがオタク」ということを書いた更科修一郎（だったかな？）の美少女ゲーム評論を思い出してしまうのですが、今さらそんなものを持ってこられても困る。仮にその通りだとするとオタクの感性はプレーヤーが変わっているにもかかわらず20年前から変わらないという事にもなりますが、それでいいのかとも思ってしまうのです。もしかするとオタクの言説に過去の積み上げなんてないから、くりかえすこのポリリズムみたいになるのかもしれないけど。

ところで『ポリリズム』の元ネタってUnderworld『Two Months Off』ですよね。電音部はもっとUnderworldをかけなさい。

閑話休題。そもそも「時代を超えた想いの繋がり、それを私たちは伝統と呼びます」と言っているのに新入生をモブにするくらいなら、廃校になるなどで新入生が入らない方がまだ妥当ではないかと思います。

なぜなら花帆たち103期生の物語は卒業した時に沙知先輩や梢先輩たちから受け継いできたもの、そして自分たちが渡したいものを後輩に受け継いでそこで完結すると思うからです。その相手が「後輩A」とか「2年生B」では興醒めです。それが通用するのは花帆たちと関わりのない場合だけでしょう。

先ほども書きましたが、新入部員が入る不安は分かるのです。自分だって入ってみてコンテンツ的にも自分の心情的にもどうなるか分からないですし。ただ「新入生はいらない」とか「新入生はモブでいい」と言ってしまうのはこれから新しく演者として入る方に失礼ではないかと思うのです。

そもそも『Dream Believers』リリイベの最後のMCで野中ここなさんに「初めてのことだらけだから受け入れてもらえなかった」みたいなことを言われて、翌年また同じようなことをやってるのは進歩がないではないか。

パターンシミュレーションをしてみる

では入るとしたらどうなるのかを願望込みで書いてみたいと思います。何を書いても許されるのは今だけとも言うし、このような動画もありますし。

もっとも私がキャラクターの予想までしたところで「喜ぶのは私だけ」みたいなキャラを量産しかねないので、新入部員の入部パターンのみ考えてみることにします。

パターン1：新入部員が3名入り、今のユニット3組に新入生が各1名加わる。

最も可能性が高いと思われるパターン。スリーズブーケ、DOLLCHESTRA、みらくらぱーく！にそれぞれ新入部員が1名入るという形になります。

パターン2：新入部員が3名入るが、既存のユニットには加わらず3名のユニットで活動する。

3名の新入部員が入るけど既存のユニットに入るのではなく、新しく3人でユニットを組むパターン。蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブには3つのユニットしかないとは言っていないはずだし下の記事によると言っているとのこと。

まぁ言っていたとしても「私たちが新しい伝統を作ります」などと言って新たに作ればいいわけです。

どうせなら新1年が蓮ノ空女学院第二スクールアイドルクラブを作って対立する（で、撫子祭で仲直りする）とかやると面白そうですが、それはそれで荒れそう。

パターン3：新入部員は2名、もしくは4名で単純にユニット数が増える

そもそも新入部員3名説は「μ'sもAqoursも9人だったから」という理由も大きいと思うのです。しかしAqours以降の展開を見るとこんなかんじです。

• 虹ヶ咲：9人→12人

• Liella!：5人→9人→11人

• スクールアイドルミュージカル：10人

こうして見ると運営は9人にこだわっていないわけです。「だから『蓮ノ空』では原点回帰で9人になる」と考えることも出来ますが、9人にこだわらず8人とか10人になる可能性もあります。

新入部員が2人だった場合は部員8名で4ユニット、4人だったら部員10名で5ユニットという形になります。

ユニットが増えれば音楽的にも幅を広げられるというメリットがありますので、ユニットが増えた方が既存のユニットに入るよりも個人的には好ましい。

あと例えばサマステなどの外部のフェスや『MUSIC VERSE』のような音楽番組にも2ユニットだけ出るなどで知名度を上げることが出来るかもしれない（コロナでキャスト全員がダウンしたサマステの二の舞になる可能性があるから全員は出さない気がします）。

パターン4：新入部員は0名（入らない）

突然「蓮ノ空女学院は来年3月で廃校になります！だから学生は募集しません！103期生が最後の生徒です！」という展開もあるかもしれない。

まとめ

さて現時点での私の考えは以下の通りです。

新入部員を入れるというコンセプトは受け入れられますし、来てほしいと思いますが、来たらどう思うかまでは来ないと分からない。

どっちなんだと思われそうですが新入部員が入って活動してみないとどう思うか分からないし、かといって来てもいないものに極度に不安になっても仕方がない。プディングの味は食べてみないとわからないとも言いますし。

さて仮に新入部員が来るとしたら4月なのか、それとももっと早くお披露目するのか。期待と不安を抱えながら待ちたいと思います。

それにしてもスタッフインタビューの以下の発言は新入部員に関することなのか、全く関係ないのかどちらなのだろうか。