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何が何やら夕刊UNI

100
unimamのひとり言エッセイ第4弾。 追記型マガジン。100noteまで書きます。 背景イラストはめめんともりさん作。
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#雲泉堂

名もなき書道家の夢。

何度も雲泉堂をご利用いただいているカナダのお客様から、道場の本部のロゴのカスタムオーダーのご依頼をいただいた。 墨字と言えば道場、道場と言えば墨字。 とにかく雲泉のブラシを気にいってくださっているようで本当にありがたい。 日本で書道の依頼がコンスタントにある人と言えば、親の代から書道一家だという家の書道家や、特別なコネがある方くらいだと思う。 需要はあっても非常に狭き門である。 日本には、腕はたっても名もなき書道家はたくさんいるのだと思っている。 こういうちょっと特

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永遠の愛。

今回はオランダのお客様からカスタムオーダーが入った。 アメリカ中心のご依頼の中で、オランダからのご依頼は初めてである。 なんでもご希望は「永遠の愛」だと仰るが、日本人の彼氏への贈り物だということで、さてどうしたものかと考えてしまった。 アメリカ人同士の贈り物だと、「永遠の愛」と日本語で書いた墨字は、wow!fantastic‼︎と喜んでくれそうであるが、贈り主の彼女がオランダの方で、受け取る彼氏が日本人となると、少し様子が変わってくるように思ったのである。 ちょうど新

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創作する日常。

「創作」って言うと、ものすごく難しい大層なことをやっている感じがする。 「精進している」って言うと、努力を重ねている印象が強くなる。 創作と精進の間にある状態、つまり日々こなさなければならないことについては、どう言うのがしっくりくるんだろう。 「習慣」「義務」そんなもの? 例えば今日のご飯を何にするか考えるとき。 今日は冷蔵庫にあるもので何か作ろうと考える。 卵の賞味期限が近い。ゆで卵を作ろう。 ゆで卵の白と黄色に添える野菜は緑の千切りキャベツと赤のプチトマトにし

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