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換気して歓喜する

わたしは内省的だ。「わたし」を主語にして物事を考えることが多いし、内に内に思考を向けて深めるのが好きだ。

「そうやって考え込むから病むんやで」

そう、友人にも家族にも言われたことがあるけれど、しょうがない。これはもう性分だ。

ただ、内側にばかり意識を向け続けるのは、やっぱり少し疲れる。内側は下、外側は上といったイメージがあるのだけれど、まさに内向きの思考は下。深みにはまって沈んでいく気がする。


外側にふわっと開ける感覚があった。今日(日付的には昨日だけれど)、出会った人との会話でのことだ。

やさしく窓が開かれて、光が差し込んでくる。新鮮な風が入り込み、脳が洗われたような、そんな感覚。

人との会話、そのなかでも相手の想いや考えに触れられるものは、脳にとって新しい刺激なのだろう。だから、換気されずに淀んでいた部屋の空気が入れ替わってすっきりするように、頭もすっきりする。


ここ数日は、仕事でも「こういう想いがあって」「こういうことを目指したくて」という想いに触れる機会が多かった。

わたしはそれらにいちいち感化され、うれしい気持ちになる。勝手に応援したくなり、勝手にこっそり好きになる。

新鮮な空気で満たされて、さらに充足感を抱いている。誰かの想いは、いつだってわたしに外を向かせてくれるのだ。

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