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自担の結婚

加藤さんの結婚発表後の心情や行動を、ここ一週間の自分のポストとともに時系列に沿ってまとめました。発表以降の自分の気持ちを整理するために書いたものです。
結婚について思い出したくない!という方はご注意ください。

3月3日

自分が最初に情報を知ったのは、バイト終わり。
家に帰る準備をして、スマホ画面を見ると、友人からのLINEの通知

「加藤くん結婚した」

その通知以外は何も見ないでスマホを鞄に突っ込み、家に帰った。涙は出なかった。まだその通知だけでは信じられなかったんだと思う。

家に帰ってすぐに布団に入り、スマホを開く。友人からの通知はまだ残っていて、その下にインスタの通知が来ていた。
増田さんと小山さんの投稿。
反射的にその通知を開いた。そこに書かれた「おめでとう」の文字で、現実なんだと確信した。言葉にならない感情と涙が溢れた。
このときの自分は、FCに報告文が出ているだろうという予想が出来なかったため、先にXを開く。
"結婚"の文字がTLに溢れていた。
報告文に関するネットニュース記事を見て、FCページを開き、そこにあった『加藤シゲアキよりファンの皆さまへご報告』を開いた。

ああ、ほんとなんだ
結婚
自担が結婚か
ファンのこと書いてくれてる
めっちゃ気にかけてくれるじゃん
メンバーのことも書いてる
活動はこれからも続けてくれるんだね
加藤さん、ほんとに結婚したのか…

そのあとに報道陣向けのコメントやネットニュースも読んだ。

他の方のポストにもたくさん書かれていたけど、本当に完璧だと思った。こんなに完璧な結婚発表は無い。

なのに、涙が止まらなかった。

なんで泣いてるのか自分でもよくわからなかったけど、今考えても答えが出ない気がして、あえて関係ないYouTubeの動画を見たりしてた。今思うと完全なる現実逃避。

すこし気持ちが落ち着いてから、もう一度Xを開く。同担さんやNEWSファンの投稿を眺めて、共感したり、まだ気持ちが追いつかなかったり。

そういえば今日SORASHIGEBOOKじゃんと思って、ラジオを聞く準備をした。始まるまではXで同担さんたちのポストをずっと見てた。

発表当日だけど、ラジオの収録自体はもっと前だし、さすがに結婚の話はしないよな…とは思ってた。でも聞く前はすごく緊張した。
予想は当たっていて、結婚の話は出なかった。
でもCHANGESのサビで泣いたし、ヒカリノシズクでも泣いた。
音楽部の選曲を気にする余裕はこのときにはまだなかったから、放送日には何も思わなかったけれど、今歌詞を見返すと、この日のための選曲だったのかもと思う。「今日にぴったり」とも言っていたし。

「おめでとう」と言うタイミングを逃してて、ここでやっとポストした。
感慨深いと書いたのは、まだ自分の気持ちが整理できていなかったから。

3月4日、3月5日

次の日になったくらいから、自分の気持ちに向き合い始めた。発表を知ってすぐに向き合えなかったのは、自分の気持ちの中に素直にお祝いできてない部分があることに薄々気づいていたから。

その気持ちが何なのか考えてみたとき、ふと「寂しい」って言葉が頭に浮かんだ。
そうか、寂しいのか、自分。
でも、結婚しても加藤さんは活動を続けてくれるし、会えなくなるわけじゃないしな。
あと自分はリア恋ではないから、失恋的な寂しさでもない。
じゃあ何が寂しいんだろうっていろいろ考えたけど、はっきりした答えは出なかった。

とはいえ、たとえ寂しくてもファンなんだから自担のことはちゃんとお祝いしなきゃ。
そう思って、素直な気持ちでお祝いできるように、まず自担が結婚することのメリットを色々考えた。そうすれば自ずと「結婚おめでとう!よかったね!」の思考回路になれると思った。

お祝いのケーキも買ってみたりした。

今思うと、自分が加藤担だってことを再確認したくて、加藤さんのことをこれまで通りちゃんと好きでいたくて、こうしてたような気がする。
それでも、どんなに頑張ってお祝いしようとしても、なぜか心から祝福できなくて。

加藤さんのこと好きなはずなのに、加藤さんには幸せになってほしいのに、なんで心から祝福できないんだろう。結婚が発表される前までは、自分は盛大にお祝いできるタイプのオタクだと思ってたから、想定通りにいかないことで余計に胸が苦しくなった。

その頃に、同担さんたちのブログが立て続けに出始めた。

そこには、自分と同じような複雑な思いを綴っている人もいて、気持ちが和らいだ。

こうして、改めて自分の気持ちに向き合うことにした。

まず、寂しいという気持ちについて、何が寂しいのかを徹底的に考えた。この過程では、他の同担さんたちのポストやブログがとても参考になった。

自分が寂しいと思う理由はいくつか思いついたけれど、一番大きいのは、結婚によって加藤さんが今までと変わってしまうのではないかという不安からくるものだと思った。

自分は結婚を経験していないため、結婚は未知のもので、結婚が人に与える影響がどのようなものかは分からない。
でも、全く影響がないとは考えにくいし、今後の加藤さんにも何かしらの変化は起こってくるだろうなと思った。

自分が好きだった加藤さんにはもう会えなくなってしまうんじゃないか。結婚によって変化した加藤さんのことを自分は好きでいられるだろうか。そんな不安が募っていた。

でも、加藤さんは結婚報告以降、なんの変化も見せなかった。インスタのストーリーも、Xの広報さんも、いつもと変わらない投稿だった。

それでも、加藤さんがこれまでと変わってしまうことへの不安はなかなか消えなかった。

3月6日

この日はNEWSRINGの更新日だった。
今思うと、この日が一番気持ちが沈んでいたと思う。

今週の担当が加藤さんだと知ったときから、NEWSRINGを見るのが怖くて怖くてたまらなかった。
SNSはすでに更新されていて、そこでは触れない方針なんだなと思っていたけど、結婚発表以降、ファンだけが見る最初のコンテンツっていうことが自分の中では特別すぎて、そこで結婚について触れるかどうかで今後の加藤さんのスタンスが決まってしまうような気がして、すごく身構えた。

18時、NEWSRINGが更新された。

もしこの先にいるのがこれまでの加藤さんと別人だったらどうしよう。
そんな不安を抱えたまま、震える手でスマホを持ち、Webを開いた。

でも、そこにあった文章には、いつものようにくだけた言い回しでマネージャーさんとのやりとりや近況が綴られていた。

間違いなく、自分の大好きな加藤さんの文章だった。

全然泣くような内容じゃなかったのに、読みながら涙が止まらなかった。
そして最後の「ではではまたね!」の言葉で、こわばっていた体の力が一気に抜けた。

この一年くらいの間に、"完璧で究極のアイドル"って言葉を使ってる人をよく見かけた。
自分は加藤さんのちょっと抜けてるおちゃめなところも好きだったから、その言葉を加藤さんに使ったことはなかった。

でも、この日のNEWSRINGで
「ああ、完璧で究極のアイドルだ」
自然とそう思った。だめだめな自分って話題なのに。

加藤さんはこれからもファンである自分にとって完璧で究極のアイドルでいようとしてくれてるんだ。そう思った途端に、今まで不安だった気持ちが消えていった。

そして、加藤さんに「またね!」と言ってもらえたことで、体から一気に力が抜けて、涙が止まらなくなった。
結婚発表があってから、変化を受け入れることを強要されてるような気持ちになっていた部分があった。そして、変化することを受け入れられてない自分は、加藤担でいる資格が無いんじゃないかって思いもあった。

でも思い返してみれば、FCと報道陣への結婚報告以外で加藤さんが結婚について直接触れることはなかった。

これは個人的な考えだけど、自分の知ってる加藤さんなら、なぜ今結婚に至ったのか事細かに説明することでファンを納得させることだって出来たと思う。
すべてを明かしてしまうほうが楽なことだってあっただろうし、実際に「なんでアイドルなのに結婚するの?」とか「なんで今なの?」みたいな、納得できないファンの意見も一部見かけた。(自分はファンがそういう意見を持つこと自体は悪いことじゃないと思ってるけど、それを広報さん垢に直接送ってるアカウントも一人だけ見かけて、それだけはやめて!と思った。)

でも加藤さんは結婚報告以降、その話題に一切触れなかった。

ファンだけが見るNEWSRINGで、いつもと変わらない様子を見て、この人は全部一人で背負っていくんだなと思った。
自分の結婚で悲しむファンがいると分かっているからこそ、ファンにはいつも通りに接してくれるその優しさにも泣いてしまった。

加藤さんが結婚について一般女性以外の情報を一切出さず、週刊誌等からも隠し切ったのは、加藤さん自身の幸せや、お相手の身を守るためっていう理由ももちろんあると思う。
でも、自分の結婚についてファンに対して申し訳ないと思ってしまうような加藤さんなら、ファンのために隠そうとしてくれてた部分も絶対あったと自分は思いたい。
そもそも、熱愛や結婚に悲しむファンがこの世に一人もいなければ隠す必要もないわけだし。
でも、加藤さんはなんだかんだでファンが自分の結婚を寂しがってくれないと、「みんなほんとに俺のこと好き!?」って心配しちゃう人だと思う。
結婚報告文も悲しむファンがいる前提で書かれてたし。


NEWSRINGでひとしきり泣いて、TLにも似たような人がいるかな?と思って見てみたけど、意外とすんなり読めてる人が多くて、なんか自分だけすっごい拗らせた状態でNEWSRING開いてしまったみたいでちょっと恥ずかしくなった。笑
(このときのNEWSRING開く直前の心境と、NEWSの「白」がぴったりだったなとあとで思った。)

でも、NEWSRINGで不安な気持ちがすべて消えたわけじゃないし、まだこれから結婚発表後に収録されたSORASHIGEBOOKや、加藤担のためのブログであるシゲアキのクラウドでふれる可能性もある。
だから、加藤さんがこれからも変わらないでいてくれる(いようとしてくれる)という確証を持つにはまだ判断材料が足りないと思った。
自担への信頼は無いのか?と言われてしまうかもしれないけど、自分にとっては明確な根拠があるかどうかは重要なことだった。

今回のこの件で、担降りって選択肢は自分の中には無かった。まだまだ加藤担でいたい理由がたくさんあったし、ここで降りても未練たらたらになっちゃうと思った。

それに、ここで降りる判断をするのはあまりに早すぎる気がした。
時間が解決するってよく言うけど、それは時間が経てばいずれ忘れられるって意味じゃなくて、実際に時間が経ってみないと分からないことがたくさんあるってことだと思う。

今のところ加藤さんは前と変わらず接してくれているけれど、今後もし自分の知ってる加藤さんから変化してしまうとしても、結婚した瞬間から全くの別人になるわけじゃないし、変化していく加藤さんを好きでいられるかどうかなんて、今すぐ判断できることじゃないと思った。

だから、その動向を見守るためにも時間が経過するのを待つことにした。

このポストをしてからは、Xでは結婚発表前と変わらず推すことにした。
今出てるのはまだ結婚報告前の映像だからって理由も無くはないけど、結婚を意識せずに見ることで、不思議とこれまでと変わらずに推すことができた。
現実逃避しているような罪悪感もあったけれど、今だけは、これまでと変わらない様子でいてくれる加藤さんに甘えることにした。

とはいえ、このまま結婚からずっと目をそらすわけにはいかないし、何より、胸を張って「今の加藤シゲアキのファンです!」って言える自分でありたいと思った。

だから、頭の中ではずっと考えてた。これからも胸を張って加藤さんのオタクを続けるための方法はあるのか、あるとすればどんな方法か。

まずは、その答えを見つけるためにも、自分がこれからどうありたいかという理念を定めた。

それは、加藤さんも自分自身も幸せであること。

加藤さんに幸せでいてほしいって気持ちは自分の中では大前提。加藤さんが幸せでいることが自分の幸せの絶対条件だし、加藤さんが自分の幸せを犠牲にしてまでアイドルする姿は見たくない。

この前提があるうえで、これまでは加藤さんが幸せでいてくれさえすればなんでもいいと思っていた。でも、それじゃダメなんだなって、ここ数日で実感した。

それに、自分が幸せでいないと、加藤さんに顔向けできないと思った。加藤さんに自信を持って「加藤担でいられて世界一幸せです!」って言えるオタクでありたい。


こうして、現状を打開するための方法を考え始めたのが3月8日くらい。そこから今も考えてる途中で、この文章自体も、そのことを考えるうえで自分の気持ちを整理するために書いたものです。

自担の結婚に対する複雑な気持ちは、ここにすべて書き切ることができているわけではありません。
書ききれなかった内容も含めて、一通り答えが出せたら、またnoteにまとめようと思います。
現時点でもある程度考えがまとまってきているのですが、まだしっかり文章化できるまでには至っていないという状況です。

ここに書いた内容も、元々はそのまとめが書けてから一緒に公開するつもりでした。
ですが、他の方のブログなどを読んで自分の気持ちが和らいだように、自担の結婚を受け入れるのにまだまだ苦戦してる人間が他にもいると知ってもらうだけでも意味があるのではと思い、この部分だけでも早めに公開することにしました。

ここにある内容は、すべて私個人の考えなので、共感できないところもあったかと思います。人それぞれ生きてきた環境も、学んできたことも、経験してきたことも全て違います。なので、他人と考えや価値観が違ったり、立ち直るのが人より遅いという理由で悩んだり苦しむ必要は無いと私は思います。

もし、今これを読んでくれている方(おそらく同担さん)が、私のように自担の結婚と向き合おうとしている途中段階であるのなら、どんなに時間がかかってもいいと思うので、自分の気持ちに真っ直ぐ向き合うことで、自分に合った答えを探してみてください。
たどり着いた答えが周りと違っていても、自分自身が大切にしている理念が守られるのであれば、それが正解だと思います。
私の場合はその理念が「加藤さんも自分自身も幸せであること」というだけであって、そこが違えば考え方も当たり前に違ってきます。
皆さんがそれぞれに合った答えを見つけられるように、私も願っています!

最後の方は特に抽象的で分かりにくい話になってしまってすみません。
拙い文章だったと思いますが、ここまで読んでくださってありがとうございました!

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