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Mapf Dingbats

世界のトップ10入りを果たしたこともある腕前のプロのサーファーで、教師でもありグランジスタイルのデザインの産みの親といわれるグラフィックデザイナーのDavid  Carsonは、RAY GUNのアートディレクターをしていたときの話だが、過去にロキシー・ミュージックでボーカリストだったこともあるブライアン・フェリーのインタビュー記事が余りにもクソだったという理由からそのテキスト全部を記号のフォント……Zapf Dingbatsで組むという暴挙に出る。いや、ホント。

Zapf Dingbatsとは……まぁ知ってる人には今更だけど……70年代の終わり頃にドイツのタイプデザイナーにしてカリグラファー、PalatinoやOptima、それにZapfinfo等々の数々の有名書体を制作した、かのHermann Zapf大先生によって設計され、ITCからライセンスされているDingbatsだ。Dingbatsというのは、まぁ日本語にすると「とんちき」とか「馬鹿馬鹿しい」という意味になるので「とんちき文字」とか「アホな書体」というニュアンス。装飾文字で、絵文字一般ぐらいの理解でも充分だ。ツァップ先生は一説によるとこの馬鹿馬鹿しい仕事のために1200にのぼる数の文字をデザインしていたと言われているので、それが本当なら活字化されたものはその三分の一以下にしかならない。現在ではそのグリフセットはUnicode規格になりDingbatsブロック(U+2700 〜U+27BF)として登録されていて、独自の文字コードとユニーク名を持ってはいるのだが……当然カーソンがハイソ気取りの退屈なオヤジの記事をレイアウトしなきゃいけないという嵌めに陥っていた20世紀の終わり頃はまだ独自の文字コードが利用できなかったために各絵文字のグリフはアルファベット文字の位置にグリフ名とは関係なくマッピングされていた。そのためこんなパンクな思いつきが可能だったのだが、もちろんそれで印刷された雑誌の本文は……まぁ、読めないよなぁ……グラムスノッブじじいとパンクサーファー小僧の相性の悪さは別としても……某大統領の話じゃ無いけど、通訳不要。いつも一緒。どうせたいした事は言っていない。ふうなイメージが伝わればOK的な……いや、まぁ、気持ちはわからなくはないのだけれどね。ちなみにカーソンの名誉のために言っておくと後日……いや、まぁ、この話は、別に言わなくてもいいか。

実際問題文字数すら揃えられない、カーソン宜しくディングばってしまいたくなる原稿をもらったりすることはある。Webでスクローるんじゃ無いんだから文字量適当でOKっていうのはプロとしても、どうなの? Webだって最近では、個人の貴重な時間を無駄に消費させるような無限スクロールに頼るようなWebDesignはよろしくない。原稿量揃えろ! とか、そういうこと言われ始めているくらいなのに……まぁ、そういう意味ではこのテキストのような駄文に無駄に付き合わされるというのも……どの観点からいってもマイナスこの上ない。毎度毎度碌なコトしてないからね……無駄に他人の時間を絞り取って許されるのはエンタメ業界だけ。最悪でも原稿用紙20枚を超えない努力はしようか……というわけで、このへんコラムか落語の類いと思って貰えれば良いのだけれど……それでも今回は実作業でもわりと役に立ちそうな話にも触れる予定なのでまぁ余計質が悪い……毎回注意しているけど、ホント適当なことしか言ってないので……まぁ、知識としてこんなことも可能になると言うことをなんとなく知っておくことで後で何かの役には立つかもしれないくらいの主旨なので興味が出たらそれなりのところでお願いします……まぁ、結局相変わらずの無駄知識ということになるというだけのことなのかも知れないのだけれど……。

そういうわけで無駄な前置きはともかく、今回は地図記号的なシンボルフォントの作りかたというお話。

さて、このフォントには「ぁ、地図記号といっても色々あるし、公共の地図でさえその種類は作った国ごとにバラバラ。別に決まりや国際的な統一ルールというものがあるわけではない。つい最近になてようやく国土地理院もそのことに気が付いたということなのかどうかはともかく、日本の記号表現がどうにも海外のものに比べてガラパゴス化していてわかりにくいのではないかということで、外国人にわかりやすい地図表現検討会を経て外国人にわかりやすい地図作成の取り組みとして日本語の地名から英語表記への変換規程のまとめと合わせて15種類を、その後の平成29年7月に観光案内所の記号を追加して計16種類の記号が定められた。英語地図が必要な場合これを使うようにという御上の有難迷惑な要請ということらしいのだが、なんとも一貫性に欠けていて恐ろしくダサい。担当者の美的センスの問題程度のことであればしょうがねぇなぁですむ話でもあるのだが、合わせて順々に新規発行分から国内の地図も改良していきましょう。という、その手の発想には全く繋がっていないようなので、五輪に向けてのインバウンド対策で面倒くさいけど予算も付いちゃったんでイヤイヤやってます感ありありに見えて実に酷い。あんまりそれ以上は言いたくないけど。で、自治体とかそういう公共の仕事でならば仕方はないけど、これ使いたくないなぁ、みたいなことをらぷら考えたりして、じゃまぁ、代わりに使えそうなモノを用意しておくか的な感じで作りましたふうなォント」という名前を考えたんだけど、寿限無なことになってしまい無駄に長い。これだと長すぎて実に都合が悪いので名前を縮めて「Mapf」にしました。決してくだらない駄洒落とか、役所仕事を批判しているとかそういう意図はございませんので、そう思われると心外です。ええ、あくまでキラキラネームですから……。

というわけで、その酷すぎるネーミングはともかく、作業としては単純。たとえばそうだなぁU.S. Forest ServiceやナショジオのTrails Illustrated Mapsあたりの凡例とかを参考に……とか、そういった作業……なんだけど、「地図マニア」というジャンルもあるくらいに、このあたりはネット上に一家言も二家言もある大家の方々が大勢いらっしゃるので、地図的な話になってくるとどうにもアレ。こういう話は、そちらに譲る。あ〜、でもGISの話ぐらいはしておくか……検索だと、この辺デザインとどう関わるのかということに関しては……今のところは、あまりヒットしないから……え? 意味がわからない?


まぁ、どういう話かというと、ネットでも白地図になっているだけのAIデータとか、自由に使える地図というのもあるにはあるのだが、それでも余りにも場所がピンポイントとか要求が濃過ぎるとかすると、それで、希望通りの素材を手に入れられるのかというと……それもちゃんとしたベクトルデータで、権利関係もクリアしたものを……そうなると、お手上げ。かといって地図おこすのも面倒くさい。それで、もう、そのあたりを気にするのをやめて適当にパクってきておしまいみたいなことを普通にできる恥も良心もモラルもないというクリエーターにはなりたくないというならば……コンプライアンスの面からも精神の健康面からも、はたまた炎上対策からも覚えておいて損は無い。それがGISだ。

GISというのはgeographic information systemsの頭文字をとってこう呼ばれる日本語にすれば地理情報システム……って、まぁそのまんまだな……地理情報を電脳で作製保存管理検索するための……まぁ平たく言えば全地球CADみたいなもの……ってかえってわかりづらくなったな……日本語Wikiの解説ではこの仕組みがあたかも三万五千年前から自明であるかのような寝言で始まっているが、勿論そんなはずはない。英国空軍飛行士を除隊して地理学者になったRoger F Tomlinsonと彼のチームにより概念がカタチ化されたところからがスタートだ。「GIS」つまり地理情報システムという名前も彼の論文に由来するのだから、亡くなったじいさん相手に大人げない……いや、まぁこれはいいか……もっとも、最初の原始的なシステムはメインフレームでもやっとこさ動くみたいな代物だったそうだけど……今や環境、建設、行政、小売、軍事、観光等々多くの分野どころか全ての分野において必要とされているというまさにメガインフラのひとつだ。


これね、でも大昔、大手コンサルでソフト使わせてもらってた頃はこのGISの解析ソフトはAdobeが良心的に見えるほどの馬鹿みたいなお値段がついていたのだよホント。え? 今でもお高いの? まぁ処理速度とパワーは段違いだしね。とはいってもパブリックドメインのGISソフトも、もう70年代後半には既に存在はしていたらしい……こっちは単純に地図を出したいだけなので高度な機能は必要無いのだが、いろんな地図を作ろうと思ったら一番お高いプロバージョンが必要になるのでこのあたりも敷居が高い。それで、オープンなものをいろいろあさったりするのだけれど……今ならお勧めは機能の豊富さだけは自慢できるオープンソースGISのQGISだ。ただ、最初の頃はポリカーボネートのMacBookをしょっちゅうフリーズさせていたということだけは内緒だ。今でもたまに落ちるけど当時のこと考えたらぜんぜんまし。現在の安定リリースは3.8ザンジバル……ってなんか響きが格好いいな……メニューも日本語化されて当時に比べて速度安定性含め圧倒的に扱いやすい。ただし、国内では最近までGISから最終的にillustratorで地図にもっていきデザインするなんてやり方はあんまり主流なイメージがなかった。俺も世紀末にゼネコンの手伝いさえしてなきゃこんな方法はその頃思いつきもしなかっただろうから、多分教えられる先生も少ないんだと思う。だからクリエーターにそれをどうすればいいのか……それもできるだけ手間と予算をかけずにオナシャス! ということについてのまとまった解説はというと「Illustrator+無料アプリでここまでできる! クリエーターのための[超速]地図デザイン術」っていう、もう本のタイトルがなろう系ライトノベルかよって突っ込みたくなるくらい面倒なほど長いにもかかわらず肝心要の「GIS」の文字がどこにも入っていないので「GIS 地図デザイン」とかで検索しても1ミリもかからないというヌケっぷりな名前なのは編集者的には良いの? って思う体裁の技術評論社から先々月に出た本が一冊だけ……ところで、名前があまりに長いので、こっちで勝手にこの本のタイトルは「超速」って縮めるけど、まぁ、いいよね?

「超速」ではQGISの他に基板地図ビューアジオ地蔵も紹介されている。いまのところは両方ともフリーだ。詳しく説明しないので、詳細は「超速」を見てもらうとして、ざっくり簡単に触れると基板地図ビューアは国土地理院の基盤地図情報を閲覧するソフト。これで、自作地図を作成するという場合には国土地理院から落としてきたファイルから必要なレイヤーを選んでPDF出力からのillustrator作業という流れになる。ジオ地蔵は、数値標高データを可視化する……まぁ、要は上の立体地図みたいなものを簡単につくるよ……という感じのソフト。出力はJPEG。両方とも日本製で日本語の説明書が付いているので、それ見れば簡単に使えるからここで説明する必要は無い……と思う……そうやって地理院データ使って作ったものも、上の図のような、なんだかわからないくらいの気楽な感じで利用されていれば、出典:国土地理院 基盤地図情報。があれば承認申請はいらない。

昔はGIS出力すると出てきたベクトルにマシンパワーが耐えられず、重すぎてillustratorがフリーズするので、画像にするか紙の地図をスキャンしなきゃ駄目だったんだけど……地図の複写が使われている場合、承認申請書類出して、番号もらって、地図のところに何処何処町2万5000分の1 国土地理院承認番号何番みたいなテキストいれて……ということが必要だったんだよね。

ということで、今では地理院地図の利用は出典あればOK。利用登録すれば承認申請不要。概ね手続きも簡単。勿論データも基板地図ビューアがないと見えないというわけではない。QGISなど他のGISでも開くことができる。ただしこのデータを使ってメインの商品コンテンツは地図そのもの……といったような用途で使用する場合は当然トラップが発動する。常識的に考えても他人のデータをコピペしただけなものに値段付けて売っちゃいかんでしょ……って思うよね? まぁこのあたりは用途によっては注意しておく必要はある。気になるようなら国土地理院のQ&Aの「利用手続に関するよくある質問と回答」を確認すること。

さてさて、QGIS 3.8.0 'Zanzibar'は先月リリースされたばかりの最新版だ。Python3.6X以降も必要になるので先にインストールしておく必要がある……最新版は……あ、新しくなってる。今月頭にリリースされた3.6.9……3.7.4もリリースされているけど……まぁこういう場合無用なトラブルを避けるため必要とされるバージョンで揃えておく方がよい。逆に手持ちのfontToolsは2.7仕様なんだけど……変なインストールの仕方はしていないので、問題無いよなぁ……と思いたい。

PythonもQGISもマック用はインストーラ付きなので、PC詳しくなくてもそのままポチってすればOKだ。ただし、QGISは最初に立ち上げたらシステム環境設定のところで最初にPython3.6にパスを通しておく必要がある。手打ちしても良いんだけど、絶対に打ち間違える自信があるのでインストーラディスクの中にあるRead Meに

/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/3.6/bin:/Library/Frameworks/GDAL.framework/Versions/2.4/Programs:

ってあるので、素直にそのままコピペ。勇み足でPython3.7をインストールしちゃった人もここを3.7にバイパスすればトラブらないような気もするんだけど他で問題出るのかな……どうなんだろう……インストールしてないのでわからない。そのあたりは下の図参照。

あと、いくつか適当に使えそうなプラグインをメニューのプラグインのところから追加しておく。デフォルトで開いても呆れるほど多くのプラグインが存在するが、ネット上を巡回すればそれを遙かに上回る量のプラグインを見つけることができる。勿論バージョンの問題やら相性やらなんやらかんやらがあって全てが使えるというものでもないが、問題発生すれば読み込まれないし、読み込まれても活性化しなければその機能は働かない、まぁあまりプラグインをぶら下げすぎても起動に時間がかかりすぎるということになるので……よくわからなければ、とりあえずは何もしなくてもよい。

それからデフォルトの座標系を、これもとりあえず使用する座標で決めたら……これは、決めておかないと座標系の無いレイヤーが読み込まれる度にいちいち聞いてきて鬱陶しいからね、国土地理院のデータをつかうならJapanとかJGDなんちゃらに合わせておけばOK……ぐらいの感じ……え? 適当すぎて何言ってるかわからない? う〜ん、まぁ、そうねぇ……要はつまりGISのデータというのは、緯度経度の三次元平面上の点なんだよね。それをそのまま平らなところにもっていくとシワになったりズレたりするので、二次元化するときにランべったりモルワイだりメルカトったりダイマクショ……まぁ、最後のはQGISするにはライセンスがグレー過ぎて問題あるらしいんだけど……そんな地図投影法なところをどうするかという……これも言い出すと長くなるから……まぁ、ここの部分はどこが洒落なんだかわからないという人は何もしなくても大丈夫、神経質になる必要はない。

ここをイロイロ弄るとこんな感じになるよというのは下の図。これはおおまかに日本中心で正距方位した場合。タイトルの凸凹画像も同様にして作った正距方位図だ。この図では日本から地球のどの場所がどっちの方向にどれだけ遠いのかが表示されている。世界地図のデータがあればQGISで極中心の正距方位座標系をカスタムして+latを35、+lonを140とかってするだけ。簡単でしょ? 数字を変えればどこでも好きなところを中心にして正距方位図が書ける。しかし、こうしてみると爺さんたちはこの距離でよく戦争やってたな……海のジンギスカン帝国だよ……仮想戦記とかで、よく初っ端に吹っ飛ばされるパナマ運河だがこれ見るとハワイ往復してもまだ届かない。ファンタジーだよなぁ……まぁ、それはともかく、それで大昔はコレをするのに方眼紙とにらめっこしながら手でトレースするという金も時間もやたらとかかる面倒この上ない作業が必要だったんだけど今ならボタン一発だ。勿論、舞水端里や東倉里を中心にした正距方位図が欲しければここの座標を……え? オマエはなにを言ってるのかって? まぁ、よくわからなければ放っておいてかまわない。細かいことは気にしない……いや、ここは気にした方がいいんだけど、まぁいいや、さて、それで、再起動してから地図データを取り込む作業に入る。

地図情報のDL方法は各サービスによっても色々あるけど、その辺りは無料のもの限定でもGoogle先生に聞くといっぱい出てくる。国土地理院の基盤地図情報と国土数値情報、Natural Earthなどについては「超速」でも丁寧に解説されているからそちらを見るのをお勧めしておく。

「超速」ではなぜかお勧めされていないが単純に地図をつくるだけなら一番面倒ないのがOpenStreetMap(OSM)だ。データがODbL……言うところのオープンデータベースライセンスというもので配布されている。作成者の著作権を気にせずにデータベース内のデータを自由に使用したり、データに追加したり他のデータベースで使用したりできるというライセンスだ。出典情報さえいれておけば自由に使える。商用にするにはなんかヤバそうなライセンスに聞こえるかもしれないけれど、これをベースにして地図起こすだけのことなら全然大丈夫。Open Dataというのは詰まるところ高々精々「自由に使用、利用、および再配布可能である場合のデータはオープン」ということに尽きるので、それをもとに制作されたとしてもデータとしては使用も再利用も不可能になってしまえばそれはもうデータではないのでライセンス感染を心配する必要は……多分無いはず。

まぁ、出典情報さえいれておけば自由に使えるうえにサイトからPDFを出力して直接ダウンロードすることもできるので、実を言うと地図貼るだけならGISソフトさえ必要無い。データは概ねGoogleと同じような感じだし、地域によってはGoogleより詳しい。ストリートマップ作るときに必要なお店がなければその場で編集して追加すればいいだけなのでその点も心強い。心配は無い……まぁ、そうはいってもそれでダウンロードしてきたPDFは範囲によってはクリッピングされる生データがとんでもないことになっていたりもするので、これをillustratorで開いて事後処理を加えるということを考えるとそれはそれでかなりBadなノウハウが必要になる。そのあたりのことも考慮すると、やっぱり何でもでいいのでgoodにGISのできるソフトがないとあとあと面倒なことになったりするの……だよね。

ということで、ここのサイトから直接PDFをダウンロード……ではなくGISデータを利用する場合には、GISのソフトが必要になる……とはいってもここでQGISのもてる機能をフル動員して……などという大袈裟なことを考える必要は無い。やることは単純。OSMからダウンロードすると、できるGISデータは.osmというXMLファイルになるのでこれをQGISで新規プロジェクトを開いて、開いたそのウインドウにドラッグ&ドロップすると、どのレイヤーを読み込むか聞いてくるので必要なところだけ選択して……まぁ、ここら辺の細かいところはGoogle先生のほうが詳しいのでそっちを見てもらうとして……やることはここで不要なデータをフィルターしたり、個別のシンボルの調整したり、地物融合したり、ラベルいれたりいれなかったりして、範囲調整したりしたらPDFで出力して……と、ここまででいいのでQGISのフル機能を覚える必要も無い。もちろん覚えておいたほうが良いにこしたことはないということは言うまでも無いが……というわけなので、OSMから直でダウンロードしたPDFのデータと違って、ここで調整して必要なものを絞って出力すると……後はイラレで開いて編集する。まぁこれでも出力データは普通に地図作るにはまだポイント多すぎたりすることもあるので、その場合は開いたら最初に必要に合わせてパスをある程度単純化する。こうしておけばその後のイラレの編集作業も格段に楽チン……っていう工程。どう? ゼロから複雑な地図を起こすことを考えたら確実に簡単……って感じでしょ? 個別の作業の詳細は……まぁ、要望あればやってもいいけど……さらにグダグダな文章が増えるだけな気がするんだよなぁ……どうなんだろう?

 

さて、それで、も〜、なんか、ようやく本題。それで、こうやって作ったベースマップに載せるシンボルをDingbatsしようというお話。さて、ところで何故ディンバる必要がある? マップシンボルなんてイラレのパレットにシンボっておけばいいじゃん……とお思いでしょうがここにも屁理屈はある。まぁ、本人が単に作りたいだけのフォントキチということとは別としてもだ。

で、上の図はまぁ例のインバウンドなアレをどうしようかというアレで、そのときの……なんかこんなのしか残ってなかったけど、これでも何を考えていたかぐらいはわかる。地図記号のデザイン要素抑えつつ、小さくなっても判別が付くくらいには違って見える……ようにするのにどのくらいのサイズまで許容できるかというテスト……まぁ矛盾した要求だけど、その検討中の状態のときの1枚……まだ、上手くいっているようには見えないけどね。それでようやく、ここいらあたりから始めてシンボルフォントの作り方みたいなことを解説しよう……という話の続きは、長くなりそうなのでまた後日。もう冒頭で努力しようと言ったことを忘れて、原稿用紙20枚を軽く突破している……トホホ。あれだけ地図の話はやめようといったのに……なんだかんだで結局、延々と地図の話をして……肝心の所にたどり着かないのは……なんか、いつものことだけど、毎度毎度、本当にすいません。




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