見出し画像

雰囲気応援可視化システム「ミルオト」による音が見える、音を感じる競技会場の実現(第29回優勝社 株式会社方角)

第29回優勝社方角が様々なイベントに登壇
東京都はこれまでに開催したピッチイベント「UPGRADE with TOKYO」で優勝社に選ばれたスタートアップ各社の皆様と都政課題の解決に向けて協働を進めています。今回は、第29回優勝社である株式会社方角との協働状況についてお伝えします。

デフリンピックにおけるユニバーサルコミュニケーションの実現を目指して
国内外から多くのデフアスリートや関係者、観客が参加する国際総合スポーツ競技大会であるデフリンピックが、2025年に東京で開催されます。大会を契機に、都は、いつでも、どこでも、誰とでもつながるユニバーサルコミュニケーションを促進し、「全ての人が輝くインクルーシブな街・東京」の実現に貢献していきます。そのためには、この大会で、ユニバーサルコミュニケーションを多くの人が体感、共生社会を実感できるようにすることが重要です。
そのため、方角との協働事業では、競技中の音と動きを捉え、その迫力・臨場感を擬音として可視化するシステム「ミルオト」の開発を、東京2025デフリンピックでの活用に向け進めています。

10月「CEATEC 2023」でのデモンストレーション
2023年10月に開催された国内最大級の最先端IT・エレクトロニクス総合展示会であるCEATEC2023において、「ミルオト」のデモンストレーションを実施しました。
ブース内に設置した卓球台で、デフリンピック卓球競技のメダリストである亀澤理穂選手・灘光晋太郎選手などが卓球のラリーを行い、卓球台の周囲に設置したカメラ・マイクから取得したラリーの音などをディスプレイ上に擬音で表示しました。

参考)CEATEC2023公式サイト:https://www.ceatec.com/2023/ja/

◆「CEATEC 2023」における「ミルオト」デモンストレーションの様子

12月「パラバリ懇」でのデモンストレーション
また、2023年12月には、東京都が実施した「第3回 パラスポーツの振興とバリアフリー推進に向けた懇談会(パラバリ懇)」において、同じく卓球のデモンストレーションを実施しました。

参考)「第3回 パラスポーツの振興とバリアフリー推進に向けた懇談会」アーカイブ配信:https://www.youtube.com/live/6kBwxbTYpLc?si=D4frn_FGCBYhTIh3&t=1002

 
2025年デフリンピック東京大会での「ミルオト」導入に向けて
現在、本プロジェクトにおいては、卓球以外のデフリンピック競技への展開や、2025年のデフリンピックでの活用に向けて、大会関係者と調整を行っています。
「音が見える、音を感じる競技会場の実現」に向けて、今後も協働を進めていきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?