田中慎也について①

こんにちウーです。私の好きな小説家に田中慎也という人が居るんですがご存知でしょうか?芥川賞の会見の時に「貰っといてやる」と言ったメガネの引きこもりの作家です。思い出した人もいるんじゃないでしょうか。私は以前ウッセイで書いたように、戸塚ヨットスクールのアンチをGREEでしてたので、その支持者である石原慎太郎も嫌いだったんですよね。石原は芥川賞の審査員をやっていたので、田中慎也はそれに噛み付いた事で知った訳です。しかも、同じ引きこもりというのだから、好きにならざるを得ないですよね。
芥川賞を受賞したのは「共喰い」という作品なのですが、私はこれよりも「図書準備室」のが好きです。図書準備室は主人公がニートの話なのですが、法事で親戚が家に集まった時に、何故働かないのか?と親戚に問いただされた主人公が、坊さんがありがたい話をするかのように、座布団の上で自分が働かなくなった理由を語り出す、という小説です。
これが笑えて面白いんですよね。内容はネタバレになるので触れませんが、最後の方に、結局働かないの?と聞かれて「話すことなら出来るので、いくらでも話しますから。」というような事を言うんですよ。これは田中慎也の覚悟だなと思いました。私も働かないのなら、ウッセイは毎日書くくらいの覚悟は持つ事をしたい。やってることのレベルは違うんですけどネ…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?