「性格の強み」と「才能の強み」

「性格の強み」が4つ(好奇心、知恵、感情のインテリジェンス、パーソナリティ)と、「才能の強み」が4つ(音楽性、創造力、運動能力、知性)の計8つである。

「強みを伸ばす自分の能力を、子どもがどうみなすのか」「強みを活かす方法を、子親からどう学ぶのか」「強みを築き、応用する能力を、子どもはどう内面化するか」であるの4つの戦略だ。
1 「しなやかマインドセット」を持つ 子どもは親のあなたからマインドセットを学ぶ。人間は生涯にわたって、失敗という体験を継り返すが、何かに挑戦して失敗した時には、子どもは親からふたつのメッセージを学ぶ。1、失敗をどう提え、どんな態度でその失敗に向き合うのか。2、果たして強みは育てられるのか。

2 ロールモデル(お手本)になる 子どもは親の言葉だけでな親の態度や行動からも学ぶ。道徳性、実践力から粘り強さまで、リーダーシップから思いやりまで、親自身が強みを使い、その特徴を育て、困難に立ち向かう姿を子どもはつねに観察している。

3「強みの足場」を組む 子どもが自分の強みを築くために必要な支援や助言を与えていた たとえば子どもの持つ強みを認める。子どもにその子の強みを伝える。毎日の暮らしのなかで、その強みを一段高いレベルで発揮する方法を教えるなどである。そうすれば、子どもは自分の強みを活かして困離に挑み、新しい習慣を身につけたり、学んだり、成長したりできるからだ。

4「ほんの少しだけ高いレベルの課題」を与える  第1に、親が子どもの練習につき合うだけで、魔法のような効果があることだ。 第2に「子どもがひとりでできることと、誰かの手を借りればできることとのギャップ(最近接領域)に注日して、少しだけ高いレベルの課題を設階的に与えることで、子どもの可能性を引き出す」というテクニックをつかう。子どもの意欲を刺激するいっぽう、 難しすぎて子どもが自分には無理だと思い込んだり、 あきらめ
てしまったりしない、スイートスポットを見つけるのが大人の仕事だ。もうひとつの大人の仕事は具体的に褒めることと、ボジティブな後押し とを交えて、 子どもがつねに精一杯野力カできるようにすることだ。

引用:ストレングス・スイッチ リー・ウオーターズ 光文社 第4章



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