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「野性神風燃ゆ戦場」アプガヤバイMV

野性神風燃ゆ戦場/作詞:木村淳 作曲:歌川和彦 編曲:michitomo

監督:荻颯太郎
担当メンバー:古谷柚里花
テーマ:ホラー

――「野性神風燃ゆ戦場」のMVの監督を務めた荻さんの自己紹介をお願いします。

荻 フリーランスで映像ディレクターをしている荻颯太郎です。MV、CM、ドラマなど多岐にわたって映像監督しております。

――「野性神風燃ゆ戦場」はホラーをテーマにしたMVで、担当スタッフは古谷柚里花さんが務めました。監督と古谷さんでどんな話し合いをされたんですか。

古谷 まず、この曲の担当がくじ引きで私に決まったんですよ(笑)。一番私のイメージじゃない曲だけど意外性としてありなのかなって思いました。メンバー内で、この曲はホラーがテーマが合うんじゃない?ってすぐ決まりました。

荻 ホラーというテーマで、僕の中でお化けを出すってアイデアがあったんです。古谷さんと、そこからどう広げていくかってことを話していきました。もともと僕としては、MV撮影に来たメンバーをお化けが驚かせながら撮影が進んでいくみたいなコメディ寄りな内容を考えがあったんです。古谷さんと話す中で、ダンスの振りのかっこよさを見せたいって案が出てきたので、キレキレなダンスの中に少しお化け的なドッキリ要素がエッセンスとして加わったものにしていこうってことになりました。

古谷 私はホラーがすごく苦手なので、最初お化けが出てくるって聞いてめっちゃビビってたんです(笑)。でも、私がメンバーを驚かせる側ってことになったのでちょっと安心して、じゃあどこで幽霊が出てきたらみんなビビるんだろう?ってワクワクして考えられました(笑)。最終的に、ダンスも見せられてプラスお化け要素もちゃんと盛り込めたMVになりました。

――撮影は倉庫感のあるダークな雰囲気のスタジオで行われましたが、現場でのエピソードを聞かせてください。

古谷 倉庫のロケーションだからこそ、暗さと照明でかっこよさも不気味さも出てましたね。ひっそり幽霊さんも映ってらっしゃって(笑)。

荻 現場では、もともとのコメディ要素からかっこよさに寄せたという部分を結構再現できたかなと思います。あと、僕的に何回も見返しても面白い作品にしたいと思ったんです。実は最初からメンバーの後ろに幽霊がいて、ワンカットワンカットにチラッと映ってるんですよ。何回も見て、幽霊を探してもらうって楽しみ方もできるようにしてるんです。

――わりとフレンドリーな幽霊でダンスバキバキでしたね(笑)。監督が撮影で注意したポイントやこだわった部分は?

荻 お化けの方はよくお仕事をお願いしてるダンサーの方で、ダンスはお任せにしたんです。お化けとメンバーさんとのダンスの絡みがどうなるかなって心配もあったんですけど、かなりいい感じに仕上がったのかなと思います。あと、中盤でメンバーのみんながお化けに気づくカットがあるんです。振りつけで、メンバー全員が中央に集まってから離れる動きがあるんですけど、そこでバッと幽霊が飛び出してくる画は絶対撮りたいなと思ってたんです。そこの動きはメンバーさんのアドリブだったんですけど、幽霊に驚くリアクションがほんとにリアルですごくよかったなって思いました。

――古谷さん的に撮影中にどんな苦労がありましたか。

古谷 私は演技が苦手なんですよ(笑)。でもわりと演技するシーンが多くて、不安な気持ちと楽しみな気持ちが両方ありました。完成したMVを見たら、意外と自分ちゃんとできててよかったって思いました(笑)。

荻 すごいよかったですよ。

古谷 ほんとですか、うれしい(笑)。あと私的に好きなシーンは、すみれ(工藤菫)とかあーちゃん(関根梓)とかメンバーが幽霊さんに追いかけられて逃げ回るところが好きですね。本気で逃げてて現場でも面白かったんですけど、映像になってもすごく面白くて大笑いしちゃいました(笑)。

――渾身の走りが見れますね。では、完成したMVの手応えや感想をお聞きしたいです。

荻 すごく満足してます。時間があればみなさんのソロのリップシーンも撮ろうかなと思ったんですけど、かっこいいナンバーなので全然ダンスで乗り切ってもいい感じに仕上がったなと思いました。そこは逆によかったなって思ってます。

古谷 ホラーというテーマだったので、撮影前にファンの方にツイッターなどで「みなさん、どんなホラーエピソードがありますか?」みたいなことを聞いたんですよ。そしたら、本気で怖い作品になるかと心配されて、「ホラーすぎると怖くて見れない」って意見もいただいたんです。最終的に、ホラーに全振りしすぎず、アプガ(仮)のよさも詰まってるし、全部の良さがバランスよく入ったMVになったなって思いました。

荻 打ち合わせのときに古谷さんの方から、お子さんと見るファンの方もいると聞いていたので、そこはちょっとマイルドに抑えながらいい塩梅にできたのかなって思ってます。

古谷 なので、ホラーが苦手な方にも見ていただけるし、ホラーが好きな方でも幽霊を探すポイントがあったりとすごく楽しめるMVだなと思います。


――ファミリー向けアプガホラー作品になったと(笑)。では、監督から撮影をがんばったメンバーへのメッセージをいただけますか。

荻 ほんとに現場で時間が無い中、自分の無茶ぶりに応えていただいてありがとうございます。古谷さんに演技をしてもらう部分が多かったんですが、少ない演技指導にも関わらずみなさんアドリブに対応してもらってほんとにいい感じの仕上がりになって、すごく感謝でいっぱいです。

古谷 ありがとうございます。また一緒に作品作りができたらうれしいです。

荻 ぜひぜひ、よろしくお願いします。

――では、担当スタッフの古谷さんから、「野性神風燃ゆ戦場」のMVの宣伝アピールをお願いします。

古谷 まず一番のおすすめポイントとしては、アプガ(仮)初のホラーMV作品というのを推していきたいですね。あとこのMVに限らずですけど、1日に6本撮ったとは思えないクオリティーのMV揃いなんです。なので、実はそういう裏話があるんだよって部分とか、みんなの演技してる部分とか、当日の生配信のアーカイブもYouTubeにありますし、いろいろな楽しみ方ができると思います。アプガ(仮)は新体制になって今年2年目なんですけど、だんだんメンバーみんなもMV撮影に慣れてきて、作品としてのクオリティーが上がってきてるなって部分とかにも注目していただきたいです。

インタビュー・文:土屋恵介


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