サンデーモーニング、関口宏氏の番組MC降板について

 サンデーモーニング(以降サンモニ)の番組MCを努めていた関口宏氏が来年の3月でMCの降板するということが発表されました。
関口宏さんが「サンデーモーニング」降板へ 番組開始から36年司会 (msn.com)
降板理由が世代交代とか奥様の具合とかあるようですが、最大の理由はサンモニに視聴率がいいのに番組提供がつきにくいとうことだと思います。
 
 では、何故番組提供がつきにくいのか?
企業が番組提供を選ぶ根拠は製品なり企業の周知力があるか?ということが一般的な選択根拠になるはずです。なので、基本的には視聴率が高い番組に番組提供がつくのが普通です。ところが、どんなに視聴率が高くても、番組のイメージが悪い、もしくは企業のコンプライアンス等に抵触しかねないとなると番組提供をするわけには行きません。
 サンデーモーニングは放送法第4条違反の番組で(以下省略)ということを株主から指摘された場合、企業としては番組提供を再検討しなくてはいけなくなり、機会があったら番組提供を降りるということになります。
 また、株主総会で何度もその様な話が出ると、株主総会の【想定質問】でサンモニのスポンサーをやっている企業には放送法違反の番組提供を何故続けているのか?という質問が来ますよ?ということが周知されるようになってきてます。
 なので、TBSの営業はサンモニの番組提供をしませんか?視聴率がいいですよ?周知効果がありますよ?と言っても広報の社内会議で【株主想定質問】が回ってますので却下されてしまいます。
 更に、サンモニの番組提供の企業は毎年数社降板してます。取り込んでしまいなさいとネット広告系の株主総会で言われているなどの話もあったりしてますので、もうTBSの営業としてはサンモニの営業は内心やりたくないということになってきます。
株主総会 偏向報道編|UQ0820|note
 こうなってくると会社としてはいくら関口宏氏がTBSの功労者で大株主でTBSとの関係が密接だとしてもサンモニに対してなんらかのメスを入れないといけないということになります。
 それ故に、いくつかある対策として関口宏氏を番組MCから降板させて、番組提供から落とす行為をかわすということを考えついたのだと思います。
 実際、番組MCが交代となると株主総会で指摘するためには、放送法を鑑みての番組の改善がなされていないということを指摘するためには最低でも1年は様子見をせざる得ないし、それを無視してサンモニの降板要請を株主総会で提案しても説得力が薄い。そういう意味では今回の対応は時間稼ぎにはなったとは思います。
 来年番組MCが3月で交代して4月から新しい番組MCになって次の株主総会の5月、6月では特別になにかやらかさない限りは株主総会で番組提供を降板するべきでは?という指摘は難しいと思いますので、多分今年は様子見となると思います。

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