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「障害者と健常者といったカテゴリー分けって必要なの?」と聞かれたのでブログで返答致す。

友人から突如のメール。

『いきなり質問タイム。
障がい者と健常者、障がい児と健常児といったカテゴリー分けって必要なの?
最近ずっとモヤモヤしてて、英語では障がい者(disabled people)とは言わず、障がいを持つ人、障がいと共に生きる人(people with disabilities)という言い方をする。子どもの場合は、障がい児(disabled children)とは言わず、特別なニーズのある子ども(children with special needs)と呼ぶのが一般的だという記事を見て、あくまでも「人」に焦点を当て、人間として同じ権利があることを強調する英語での表現に沿うのであれば、そんなカテゴリー分けは要らなくて、デジリハでも、もっとインクルージョン的な場所を作って行くのが大切なのかなって思うわけです。』


まず、大前提として俺は「ごちゃまぜ」という言葉や考え方に巨大な違和感がある。牛丼大盛りをはるかに超えるほどのでっかい違和感だ。


なぜって?

ごちゃまぜにしたら誰が誰で何がなんだかわからねーじゃん!よくわからん他のやつと一緒にしないでくれよ!俺は俺だ!と思うのです。

そんな考え方のルーツは遥か35年前に3歳で移住したアメリカ合衆国から始まっている。当時、僕らアジア人は一言で「CHIN」と呼ばれていた。チン?なんやそれって思うでしょ。チャイニーズの略称です。日本人も韓国人も中国人もみんないっしょくたにチンと呼ばれ馬鹿にされ暴力を受けたり言葉での嫌がらせをされたりしていた。腹たつんすよーまじで。毎回説明すんだよ。「ちげーよ!俺は日本人だ!」って。けどアメリカのガキどもにとってそんなことは関係ない。何年も呼ばれ続けた。小学校4年くらいになって、いい加減にしろ!と放ったワンパンチが見事命中してリーダー的存在だった奴をたまたま倒した。そこから全てが変わった。みんな俺のことを名前で呼ぶようになったんだ。"Hey Yuke"って。

俺はハードコアなギャングスタでもなんでもないし、人と喧嘩なんかもほとんどしたことがないし興味もない。ただ、何かよくわかんないものとゴチャっと一緒にされそうになると敏感に反応する体になってしまった。「ちげーちげー、一緒じゃねー、一緒にすんじゃねー」って。これは中国人や韓国人への差別とかそういう話ではなく、ごちゃまぜ感そのものに対する嫌悪感です。

そんな性格がよく表れたのか、10代の早い段階から音楽にどっぷりハマった俺は音楽を「ジャンル」で掘るようになった。ヒップホップ・ハードコア・テクノ・ハウス・エレクトロニカ・アンビエントから民族音楽までをひたすら掘った。レコードやCDやカセットテープを漁り、ライナーノーツを読み、ネットで調べ、ライブやクラブなどの現場に行くということを繰り返した。ジャンルごとの文化や服装や最新情報を常にアップデートしたいという欲求が強くて常に音楽とそれを取り巻くカルチャーのことしか考えなくなった。

それから何年経ったろう?音楽やアートと医療福祉を融合させたプロジェクトなんていうのをやり始めて起業までして今でも続けている。音楽業界と一緒で、医療とか看護とか介護とか障害とか児童とかってジャンルがあって、それぞれにルーツがあってカルチャーがあってアクティビストたちがいて派閥があって、くだらない権力争いに市民の健康や生活が巻き込まれたりすることも多々ある。

誰かが誰かのことを「このショウガイシャめ邪魔だ」と罵り、「これだからケンジョウシャはダメだ配慮が足りん」となる。そうすると誰かが言い始める。「ショウガイシャとかケンジョウシャとかいう言葉がいけないんだ!」と。「みんな一緒じゃないか、仲良くしようぜ」と。

この辺から俺は35年前のアメリカを思い出し暴言を吐き始める。

みんな一緒とか、みんな違ってみんないいとか、ごちゃまぜとか、うるせーよ!と。音楽に置き換えたら中途半端なミクスチャーバンド組んで中途半端な音だしてるのと一緒なんですよ。カルチャーとかルーツとかを重んじないまま、ちょっと格好つけてとりあえず混ぜとこうみたいな。そうじゃないんだ。Beastie BoysもRage Against The MachineもCypress HillもEminemもLimp Bizkitもみんなロックやパンクやハードコアやヒップホップを死ぬほど掘って掘って掘りまくってやっと手に入れた唯一無二の表現としてのジャンル横断型の融合状態なんだよ。そこまで行って初めて、「ジャンル関係なく、かっこいいもんはかっこいいな。」となるんだよ。

話がわけわかんない感じになってきたところで最初の質問に戻るね。

「障害者と健常者といったカテゴリー分けって必要なの?」

知らねー!興味ねー!どうでもいい! が俺の答え。


そもそも、「ショウガイシャ」と「ケンジョウシャ」って誰?

知らない奴のために自分の人生の時間を使わないと決めているんです。

車椅子に乗ってるからショウガイシャねー とか

歩けるからケンジョウシャねー みたいな

そんな価値観ないし、その価値観の良し悪しを議論するために脳みそや時間を使いたくない!なぜならば知らない奴のことはどうでもいいから!

ショウガイシャでもケンジョウシャでも、自然と出会って自然と仲良くなって、一緒に何かプロジェクトやろうぜってなるやつと、なるだけで、世界平和のために活動しているわけではない!というか大半の「人」のためにやってない!自分がやりたいことをやりたいやつとやっているだけ!

なんかいきなり目見えなくなっちゃったIsshyとか、事故っちゃって歩けなくなったMiyoとか、なんとかかんとかって難病で人工呼吸器みたいな機械つけてるNoahとかJonahとか、自閉症でパニックばかり起こして孤独すぎる時代を生き抜いたGomessとか。そいつらが面白いって思ったから一緒に何かをやりたいだけで、そいつらとごちゃまぜにして欲しいとは微塵も思わないし、そいつらだって一緒にして欲しいとは思っていない。どんな状況でも環境でも「自分は自分だ」という表現をしているやつをカッケーなーって思うだけなんだよな、俺は。

もしどうしてもショウガイシャとかケンジョウシャとかのジャンル分けについて考えたり語りたいのであれば、そのルーツやカルチャーをマジで死ぬほど掘るべき!だって2019年の日本でさえクソみたいな差別があって、じゃー終戦後に社会福祉法ができたばっかりの頃とかその前とかどうだったん?って想像もつかないよ。その頃からズーーッと活動をし続けている人や団体もいて。逆にそこまでやっている人たちのことはリスペクトしているよ。

しつこいけど繰り返し言うね。音楽を語るならジャンルや成り立ちや取り巻くカルチャーへの知識と経験に基づいた感覚みたいなのが絶対大事だと思う。福祉も一緒で、もしそれを語るなら、「ネットにこう書いてあった」とか「英語ではこう言うらしい」とかそんな中途半端な知識とか経験じゃなくて、本当に本当に違和感を感じていて、取り組みたいと思うならその現場に行ってみないと!people with disabilitiesとかchildren with special needsとかって確かに言うよ英語で。一部の人はね。けどね、いくらでもあるよ、言葉の差別や障害を理由としてイジメなんて、いくらでもある。日本でも、国を超えても、どこに行ったってある。そういうものがあるんだってことを自分の目で確かめて、それが問題だと思うなら、その状況を変えたいなら、あとはもう行動を起こすしかない。呼称や名称への中途半端なこだわりではなく、人の命にフォーカスして、その人と共に、己が行動を起こすしかない。

Ubdobeデジリハが目指すのは、インクルージョンでもごちゃまぜでもない。

UNIVERSAL CHAOSです。普遍的混沌。

ただ混沌として自由気ままで身勝手極まりない本能的な状態が拡張し続ける世界。

誰かのためじゃない。自分のため、そして本当に大切だと思う目の前のそいつのために行動を起こし続けるのだ。


ここで最後にヤバいの貼っとくね。

うちのSOCiAL FUNK!でのご縁で繋がったらしいDJ BAKUとGOMESSの曲。

下に歌詞を貼り付けたから読んでみて。

俺が今日言いたかったことが、全部書いてあるから。。。↓


【光芒】

やっと夜を越えても 朝が待っているなら
俺は時計の針を曲げてタイムトリップを仕掛けるんだ
未だ成功の兆しは見えないが
少なくとも何もしなかった頃よりはマシだ
良い加減なんて解ってやるつもりもないんだ
俺を全うできるのは俺くらいだからな
お前のことはお前に任せるよ いいか
こんな世界は変えちまえばいい お前が

狂っているのは確かに俺の方かもしれない
それでも俺だけは俺を見捨てちゃいけない
十人十色なんて口では言うくせに
常色で塗られたエイジアに紛れた俺はエイリアン
あいにく普通の定義ならとっくに知ってる
だからこそ言ってやる 俺は普通じゃない
脳に顔 手足 気持ち 命 全て
コンプレックスじゃない イルスキル

当たり前のことできない 粗悪品
だから狂ってる それか もしくはクレイジー
見る目を変えればクズだってスターだろ?
言葉の意味なんてこれから変わる
俺とお前の境界に引く線
孤独だとは思わないさ 例え
お前がどんなに頑張ったとしても
俺は俺 お前じゃない それが誇りだ

その「普通」って要はみんなと同じってことだぜ?
お前も俺もそうじゃない 奇跡を茶化すなよ
これは欲しくて手に入れたわけじゃないが
どうせなら大切な一つにしたいからな
ハンディキャップくらい分かるよ馬鹿野郎
落ちるとこまで落ちたら登るしかねえ I Know
生き抜く果て 死ぬことをゴールにはしない
だから俺にはマイナスもプラスもない

“こんなもの”だって宝物になる
お前にとってのヤバイは 俺にとってはヤバイだ
意味がわかるか? 言葉に騙されるな
広辞苑には載っていない意味を創り出すんだ
当たり前のことができない俺たちなら
当たり前じゃないもの凄いこともできそうだ
最悪の日々に学ぶ最高の生き方は
奴らの既知外にある

当たり前のことできない 粗悪品
だから狂ってる それか もしくはクレイジー
見る目を変えればクズだってスターだろ?
言葉の意味なんてこれから変わる
俺とお前の境界に引く線
孤独だとは思わないさ 例え
お前がどんなに頑張ったとしても
俺は俺 お前じゃない それが誇りだ

この世界に答えなんか求めてどうする
歳を重ねるほど正解はわからなくなる
それでも正しくあろうとするんだったら
きっとそれが正しいと信じる以外ない

No Way この世界に道なんてないが
俺の歩いた後に轍は残るんだ
迷うことはない どうせノーウェイ
前例も前提もいらない ただの一歩目だ


どう?痺れたでしょ?

痺れた奴は全員、必ず、来てくれい。↓


UNIVERSAL CHAOS #3 @Circus Tokyo
出演:Gomess・FFYRTP・SHHHHH他

詳細はこちら↓



いつの間にか宣伝になっとるやん!!

ちゃお。


NPO法人Ubdobe 代表理事 岡勇樹

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Yuki Oka / 岡勇樹

ヘルスケア、エンターテインメント、テクノロジー、医療福祉、地域共創などを軸にNPO法人Ubdobe, ONE ON ONE, I.W.Aの代表を兼務/DJ, Didgeridoo, HipHop, HardCore, Techno/Tokyo×SanFrancisco

UQ(ゆーく)が行く。

医療福祉・音楽・アートについて気まぐれに語ります。
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